ドライブ・マイ・カーのレビュー・感想・評価
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アカデミー賞が楽しみ
俳優陣が国際色豊かで、舞台劇にロードムービー
小説通りか良く知らないですが、欧米ウケする土台があるなーと思いました。
序盤はド庶民には理解できない夫婦のルーティン?があって先が不安になりましたが...笑笑
中盤から内容についていけるようになりました。
演出家が突然の妻の死に納得できない上に後悔や怒りなどの納めきれない感情を紐解いて自分なりの納め方を見つけるんですよね、ラストの演劇がさらに被せてきて...「そやなーそやなー私も頑張って生きるわー」みたいになりました笑笑
そしてアシストする女性ドライバーが最高にカッコいいです!朝ドラに出てる女優さんですよね、ラストの走行はドクターXの大門未知子かっていうぐらいのプロ根性でした笑笑
「わたし」という閉鎖空間
原作未読。
村上春樹の作品は「ねじまき鳥クロニクル」と「1Q84」が好きだ。
まずは、そこから感じ取れる村上節が、映画にもにじみ出ていたように感じる。
それだけでも映画化は成功しているのではないかと思った。
ゆえに物語は一筋縄ではゆかない点が大衆向けといい辛く、
ここをどうとるかで評価、好き嫌いが分かれるに違いないと考える。
さて、他者を理解するためには、自身の中に深く潜らねばならない。
なぜなら理解を試みる自身を理解することが、前提だからだ。
その「自身」を「愛車」「演劇」という閉じた空間に投影させた主人公は
そこにあらゆる人を出し入れし、自らもまたさらけ出してゆく。
だが最後、閉じられていた自身を理解した主人公は、それらから開放される。
そうなるまでの葛藤の物語と観た。
はたして、いかに。
村上春樹の物語にちょくちょくあらわれる、
どこか知れない深い深い穴の中へ孤独と共に潜りゆき、
突き抜けたところに現れる原風景は象徴的で、
ふまえて、たどり着いたラストシーンにうまく再現されているのでは、と思った。
あの摩訶不思議、抽象的な文章を、と思えばやはり力作と讃えずにおられない。
また岡田さんの危うげな演技にも引き込まれた。
グッドラック! オスカー!!
元々はこの手の映画は苦手ですが
元々はこの手の映画は苦手で、眠たくなってしまうのですが、ドライブマイカーはすごく良かったです…(語彙力)
アカデミー賞作品賞に初めて日本の作品がノミネートされたのが嬉しすぎた勢いで見に行きました
最後の今まで感情を押し殺してた気持ちが溢れかえって涙を流す家福とみさきのシーンやその後の演劇での手話のセリフがとても印象的で美しくて、涙を流してしまいました
所々「???」と思うシーンがあったのですが、後に綺麗に回収されてて良かったなぁ
冒頭からセクシーなシーンが多くてちょっとアレでしたが笑
西島さん、すごくいい俳優だ…
最後の韓国にいるみさきのシーンは一体…?
気になる!考察とか色々ありますが、結局正解はないんですか!?笑
ただ走り続ければいい
久々に映画の世界に没入するという感覚を味わった。
気づけばわたしも赤いサーブに乗り込んでいた。
とても繊細な映画だった。役者さんたちの声のトーンが心地良かった。そして所作。中でも手話の動作は本当に美しかった。
「静と動」がテーマのような気がする。
緩急の付け方が素晴らしかった。
物語の重さが静的なら、走る車は動。
走り続けるからこそ、見えてくる景色がある。
だから生きていこう、と背中を押された気がした。
「言葉が通じないってわたしには当たり前の事ですから」
·
①「言葉が通じないってわたしには当たり前の事ですから」
「あなたはいま幸せなの?」
ドキッとする決め台詞をろうあ者のユナに言わせて、僕に揺さぶりをかけてくる映画でした。
オスカーノミネートで、急遽、当地でもリバイバル上映しています。
“観せる側と観る側、半々で一方通行の言葉を受け取って完成をさせる”
―そんな作品だったと思います。
日本語
韓国語
英語
北京語
タガログ語
韓国手話
インナーチャイルドの多重人格の幻聴の声
そして字幕。
通じることの起こらないたくさんの一方通行の台詞が、この「実際の舞台化には(あまりにも実験的すぎて)現実的ではない原作」を、映画の形に止揚していく有り様が実に見ものなのです。
そしてもうひとつ、
通奏低音として流れるのが死んだ妻のカセットテープの声でした。
空白・無録音の《pause》部分に西島が声を入れても、それは相手は既に存在しておらず それは虚空に向かって放つ言葉。返事をもらうことはもう出来ない
=「舞台」としても「男女の会話」としても、意志の疎通も感情の交流も成立が果たせない、
人間関係の断絶がそこに。
結婚は稽古。
結婚は舞台。
言葉の通じない赤の他人と暮らすためには、練習と、通訳の助けと、字幕の補完によって、通じ合えない共演者を知ろうとする稽古が不可欠なのだと言っているようで。
これは象徴的ですね。
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②「対話が足りなかった」と
北海道でめそめそしていた西島のくだりは陳腐で浮いていたが、読者サービスだろう。
自分事としては、
妻との離婚は、あれはどうだったのかと、いまだに頭に浮かぶこともある。
でも舞台ごと(結婚ごと)に、オーディションは行われるのだ。役者の人選の当落は演出家がその都度決める。
力のない俳優ならば次の仕事はないし、岡田将生のように自分から転落もしていくことだろう。
お互いに一公演を終え、お互いにダメ出しを出して“共演”をやめたのだから、僕たちの終演・解散・契約解除は、それで良かったのではないかと思っている。
西島は自分の車を自分で運転している。
みさきも自分の車を自分で運転する。
そして
家福音も、彼女は自分の人生という車を彼女自身の意志で運転し、彼女が若い男をその助手席に呼んだのだ。
急死した妻のこと、心残りはあるのだろうが夫西島が妻の生き方について何か自分の責任であるかのように思うのであれば、それは違う。
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③ラスト、
不思議な展開を見せてエンディングへ、
喋らなかった運転手が韓国語を学んで話すようになっていましたよね !
(コロナのマスクをしていたので後日談として数年後のシーンだな)。
生まれと育ちの桎梏を突破して、ついに外国に飛び出し、外国語を話している運転手の彼女=みさきへの驚き。
言葉が通じたときに人間の心身に起こる奇跡の出来事を、あれは表していたのだろうなあ。
恐らくは西島が仕事をする韓国へ、オブザーバーの韓国人夫妻と犬も連れて、心通じた者たちを詰め込んで、ちょっと狭めだけど、赤いSAABは世界を走り始めたのだと思う。
🚗
さて、
オスカーのゆくえはどうなるだろうか、
あるいはもしかしてこれは「脚色賞」とか行くのではないかと考えながら映画館をあとにした。
開演1時間後にタイトルが出てくるところとか、濱口監督、やるね。
もう一回観たくなった。
やはりラストが
他言語の演劇要素など、私には高尚に感じることもあり、全て理解はできていないのですが、
ただ、本来は打ち解けるわけもない2人が、驚くほど似た心の傷を抱えていて、互いの痛みを打ち明けあい、衝動のままにあり得ない距離をドライブし、雷に打たれるように許しを得る…この一連の出来事の描写にはしびれました。
そして最後に主人公は、代役で出演した自分の作品の舞台上で、口が聞けない役者の手話とハグで、深い癒しを得るのですが、その時の西島秀俊さんの表情が素晴らしかったです。
岡田将生さんの役が、秒で人を殺していた設定も衝撃でした。人ってなんでもありだなと思いました。
言語化できない焦燥感
短くまとめると舞台脚本家の主人公は交通事故で片目が緑内障を患ってしまい、さらに奥さんが他の男と肉体関係を持ってしまい、その後くも膜下出血で亡くなってしまった。そんな不幸な連続の中、広島で舞台を講演することが決定し、さらに、プロデューサーの計らいで劇場から宿までの運転を20代の女性に運転を任せることになった。不愛想な女性であったが運転を任せるたびに彼女の過去が明らかになってゆく。
この映画を観たのは一か月前くらいでした。この作品は映画といえば映画なんですけどドキュメンタリーのような雰囲気で「ノマドランド」のような主人公が愛する車がキーアイテムで、車を通じてお互いを知るヒューマンドラマだと捉えました。
ドラマティックの要素はないように思えますが、難しいセリフはないし、不思議と退屈しなかったです。
西島秀俊は映画でこそ輝く。映画館で観てよかった!
あまり小説を読まない私は村上春樹氏はあまり得意ではない。でもこの映画を観た人と感想を言いたいです。余韻が一日以上残る、そんな映画。あとは岡田将生の彼自身が脱皮するような演技に目を見張りました。
ただラストは、要ります?。濱口監督の「スパイの妻」もラストがアレっ?ってなったの思い出しました。
西島さんがいい
ただ西島さんマニアのワシは西島さんのラブシーンはいらない。妻役も好きではないがドライバーの子良かった‼️最近の映画ではないくらい長い、お尻痛い。だが西島さん見たさに見たさ。多国籍会話で賞取れたんかなあ、手話もあったし。でも西島さん最高です
村上春樹は好みが分かれますよね。
西島さんは好きだけど、村上春樹は好みではないのですが、話題の作品なので見に行ってみました。
うーん。やはり好みじゃないかも。
つまらないわけじゃないけど、全然刺さらない。もうこれは完全に好みの問題ですね。
ラストの意味を考える余韻が醍醐味なのかもしれないけど、わたしはどっちかというとわかりやすい作品が好きだから、どう思うかはアナタ次第!!みたいな結末はあんまり…。
でもせっかくだからその醍醐味を味わうとしたら、みさきが最後に韓国でサーブに乗ってたのは、
家福の緑内障が進んでもう車に乗れないから譲ったんじゃないかなーと思った。
大型犬を車に乗せてたのは、ユン夫妻への憧れからだろうけど、家福とどうこうなったってことじゃない気がする。
うーん、やっぱちゃんと描いてくれる作品の方が好きだな、、、
細部に「実はこんな意味が込められてました!」みたいなネタがちりばめられてるのは好きだけど、大筋にそれやられるのは好みではないです。。ハイ。
とはいえ、テンポとか雰囲気とか演者の演技は良くて、3時間という長丁場を飽きさせない作りだったのはとってもよかった!!
どう考えても名作!
すごかった
もっとわかりにくい、お洒落で眠くなるやつを想像していたけど違った
真面目な映画だった
つかまれすぎて疲れたけど、長くは感じなかった
深すぎて仕掛けがわからなかった部分も沢山ありそうだけど、そこは気にしなくて大丈夫だった
この映画自体、俳優さんから脚本の逆方向へも有機的に作用してそうな印象を受けた
私はどれだけ自分を見つめても自身を空っぽと感じるのではないかと、少し怖くなった
>世界は何も変わってないかのように続いていく
>自分の心と上手に正直に折り合いをつける
>正しく傷つくべきだった
なぜかわかる気がする、、
自分の心に正直でいるのが難しいことがわかってて言ってるのもわかる
不細工な裸の心に正面から向き合うのは恐い
自分の心から離れるスキルは沢山転がってる気がするし、意外と簡単かもしれない
ただ、そこから離れることにより、感触とか、においとか、自分にしかわからない大切なものも滑り落ちていっているのかもしれない、なんてことも考えてしまった
私は、やりすごして時間が忘れさせてくれるのを待つタイプなので、痛いとこつかれた
>ただ単にそういう人だったと思うことは無理ですか?
>その人の中では矛盾していないかもしれない
うまく説明できないけど、支離滅裂側として正当化されたようで感動してしまった
この箱まで回収しにくる真面目さに参った
特にこのセリフに参った
俳優みなさん素っ裸感があってドキドキした
音楽はBGMで感情を誘導するような感じでなく、ミニマムで静けさや間を際立たせていて、ゾクゾクした
BGMと同様に、セックスや人の死も、ストーリー推進力みたいものとして安易につかうのではなく、丁寧に描かれていたと思う
主人公とドライバーが安易に意気投合しない感じもリアルで良かった
映像的に暗いシーンが多いが、触れられたくないとこに触れてくる感じやレイトショーとマッチした
触れられたくないところに触れてきたうえで、しっかりやりきる真摯さに脱帽した
気持ちの良い鑑賞後感だった
ラスト、お化粧した?綺麗になったみさきの生き生きとした表情も良かった
まさにあんな感じの鑑賞後感だった
せっかく忘れてたこと思い出させられちゃって、成仏させられた
おまけで、演劇というものに興味がわいた
これまで俳優さんというものをなめてました
失礼しました!
俳優さん、監督さん、皆さんかっこよすぎ!
どう考えても名作!
長いのには訳があるのでしょう
約三時間、たしかに長いけど退屈はしない映画でした。
そしてその長さを受け止めるだけのラストのモチーフはありました。
また、その長さを受け止めるだけのカタルシスもありましたが、その勢いは弱く描かれているようでした。
映画では悲しみや苦悩に絡め捕られたどん底の精神状態を描いてませんが、低位安定の凪ぎの状態をずっと描いている構成はなかなか緊張感があって良かったです。
というより、彼らは無意識か意識的にかはわかりませんが、直面した不幸から回避し続けることを選んだがために、低位安定の精神状態だったのかもしれません。
その状態を反転(再生)するにはじわじわとした時間が必要であったし、反転(再生)するにしてもじわじわとしたカタルシスになるのでしょう。
あのラストにはあの長さが必要であったのだとおもいます。
感想の箇条書き
・長さ
時間を感じさせない、なんてことはない。しっかり3時間を感じる。
退屈はしない。
・内容
読んでから時間があいているが、だいたい8割は映画オリジナルという印象。
原作の通りになぞるより、これくらいの方がいい。面白くなるのであれば。
付け加えられた箇所からも村上春樹のにおいを感じた。ような気がする。
雰囲気(便利な言葉)など村上春樹の映像化、にぴったりだった印象
直感ではゴダール映画のよう、という印象(説明はできない。多分違う)。
・演技
西島秀俊は芝居に対する思いも見た目もかなり好き。が、はっきり言ってかなりの大根役者だと思う。今回でもそれは変わらず。
サイコパス感というか、闇が見え隠れする役では、棒読み大根芝居もマッチするような気がする(『クリーピー』でもそう感じた)。
そういう意味では、西島さんでぴったりのような気もする。
でも……「演技が上手い賞」を受賞するには違和感がある。少なくとも主演男優賞は他作品でいいのでは? と。判断基準も良し悪しもわからないが。
岡田将生も同様。すこぶる男前だが演技がちょっと……
演技どうこうは好みの問題なのかもしれない。
二人ともスクリーン映えするのは間違いないし、美しいから不快感は皆無。
西島秀俊の肉体美というサービスも。
女優さんは初見。演技に対する印象はあまりない。
・劇場で観るのが一番だが、ちょうどいい上映時間を見つけるのは難儀だった
退屈はしなかったが面白かったかと言われるとうーむといった感じ。 自...
退屈はしなかったが面白かったかと言われるとうーむといった感じ。
自分が理解し切れてない部分はあるが、何か上質だなとは思った。
刺さってはいないけど余韻はのこっている。
私にはつかみ所のない風が吹きました。
とある○○○男の……179分……
こりゃ覚悟しなきゃと思ったけど
案外すんなり見られました
村上春樹の作品は全く読んでいません
回りくどかったり、こねくり回す文章のイメージくらい
(ファンの人すみません)
でも純文学的な世界観は表現されているのかなぁ……
と思いました。
あと、こっからは私の勝手な話ですが……
そもそも、
音の浮気癖は分かっていたけど止めなかったのは
向き合わなかったからじゃなくて
単純に性癖では?
寝取られ属性だったからでは!?
って思う
20年セックスレスにならず
かつ、自身は浮気もせず居られるなんて……
(※あくまで個人の感想です)
個人的感想
人と人は必ずすれ違うものだ、という諦観と、だけどやっぱり相手に抜き難い愛情を抱いて、どうしても離れたくないという執着。その間で揺れ動く。もうこれは、理屈では説明できないし、当事者以外は理解できない。時に当事者すらも…。
なんか新しい形の愛情、感情を観させてくれるのかな、と途中まで思って観ていたけど…。
映画の表現としては、私はとても好きでした。3時間退屈しなかった。赤い車が走るところを、遠目から追っていく。そこに主人公の感情を感じることも出来た。長すぎるんじゃないか、と思ってたけど、長い理由、表現の積み重ね方も自分なりによくわかった気がする。
だけど、しっくりこなかった。「後悔」を観せられても、そこから「観てよかった」と思える何かを得ることは出来なかったなぁ…。
観とかなあかんと思って
日本映画ひさびさのアカデミー賞ノミネート。
179分は、寝るかな?って。大丈夫でした。
最近のヨーロッパ系アメリカ人は好きやろね。
ドンパチ!どどーん!は中国向けにハリウッドはつくるからね。ドライバーは、朝ドラの茶道の跡取りやね。
感じちがう!ラストは少し僕がわかるまで時間くださいね。霧島さん、セクシーですき。セックスシーンは、感じるね。
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