劇場公開日 2021年8月20日

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ドライブ・マイ・カーのレビュー・感想・評価

全786件中、401~420件目を表示

5.0アカデミー賞が楽しみ

2022年2月16日
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4.0「わたし」という閉鎖空間

2022年2月16日
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鑑賞方法:映画館

原作未読。

村上春樹の作品は「ねじまき鳥クロニクル」と「1Q84」が好きだ。
まずは、そこから感じ取れる村上節が、映画にもにじみ出ていたように感じる。
それだけでも映画化は成功しているのではないかと思った。

ゆえに物語は一筋縄ではゆかない点が大衆向けといい辛く、
ここをどうとるかで評価、好き嫌いが分かれるに違いないと考える。

さて、他者を理解するためには、自身の中に深く潜らねばならない。
なぜなら理解を試みる自身を理解することが、前提だからだ。
その「自身」を「愛車」「演劇」という閉じた空間に投影させた主人公は
そこにあらゆる人を出し入れし、自らもまたさらけ出してゆく。
だが最後、閉じられていた自身を理解した主人公は、それらから開放される。
そうなるまでの葛藤の物語と観た。
はたして、いかに。

村上春樹の物語にちょくちょくあらわれる、
どこか知れない深い深い穴の中へ孤独と共に潜りゆき、
突き抜けたところに現れる原風景は象徴的で、
ふまえて、たどり着いたラストシーンにうまく再現されているのでは、と思った。
あの摩訶不思議、抽象的な文章を、と思えばやはり力作と讃えずにおられない。
また岡田さんの危うげな演技にも引き込まれた。

グッドラック! オスカー!!

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N.river

4.0話題の映画なので

2022年2月16日
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物語は大きな変化がなく、どこかの誰でもありそうな日常生活が淡々と進んでいく。
3時間ありましたが、飽きさせることなく鑑賞できました。
何人かの方の感想を見て、なるほどなるほどと映画のシーンを思い出させてくれました。
西島さんはアクションものより今回のようなおとなしい男が似合う。
平日昼からの上映でしたが、120人定員の一席開けた状態で満席でした。
アカデミー賞とったらまた盛り上がりますね。

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リックマクギャレット

4.5元々はこの手の映画は苦手ですが

2022年2月16日
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Min.

4.5ただ走り続ければいい

2022年2月16日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

知的

難しい

久々に映画の世界に没入するという感覚を味わった。
気づけばわたしも赤いサーブに乗り込んでいた。

とても繊細な映画だった。役者さんたちの声のトーンが心地良かった。そして所作。中でも手話の動作は本当に美しかった。

「静と動」がテーマのような気がする。
緩急の付け方が素晴らしかった。

物語の重さが静的なら、走る車は動。
走り続けるからこそ、見えてくる景色がある。
だから生きていこう、と背中を押された気がした。

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Ao

5.0「言葉が通じないってわたしには当たり前の事ですから」

2022年2月16日
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鑑賞方法:映画館

·

①「言葉が通じないってわたしには当たり前の事ですから」

「あなたはいま幸せなの?」

ドキッとする決め台詞をろうあ者のユナに言わせて、僕に揺さぶりをかけてくる映画でした。

オスカーノミネートで、急遽、当地でもリバイバル上映しています。

“観せる側と観る側、半々で一方通行の言葉を受け取って完成をさせる”
―そんな作品だったと思います。

日本語
韓国語
英語
北京語
タガログ語
韓国手話
インナーチャイルドの多重人格の幻聴の声
そして字幕。

通じることの起こらないたくさんの一方通行の台詞が、この「実際の舞台化には(あまりにも実験的すぎて)現実的ではない原作」を、映画の形に止揚していく有り様が実に見ものなのです。

そしてもうひとつ、
通奏低音として流れるのが死んだ妻のカセットテープの声でした。
空白・無録音の《pause》部分に西島が声を入れても、それは相手は既に存在しておらず それは虚空に向かって放つ言葉。返事をもらうことはもう出来ない
=「舞台」としても「男女の会話」としても、意志の疎通も感情の交流も成立が果たせない、
人間関係の断絶がそこに。

結婚は稽古。
結婚は舞台。
言葉の通じない赤の他人と暮らすためには、練習と、通訳の助けと、字幕の補完によって、通じ合えない共演者を知ろうとする稽古が不可欠なのだと言っているようで。
これは象徴的ですね。

・・・・・・・・・・・・

②「対話が足りなかった」と
北海道でめそめそしていた西島のくだりは陳腐で浮いていたが、読者サービスだろう。

自分事としては、
妻との離婚は、あれはどうだったのかと、いまだに頭に浮かぶこともある。
でも舞台ごと(結婚ごと)に、オーディションは行われるのだ。役者の人選の当落は演出家がその都度決める。
力のない俳優ならば次の仕事はないし、岡田将生のように自分から転落もしていくことだろう。
お互いに一公演を終え、お互いにダメ出しを出して“共演”をやめたのだから、僕たちの終演・解散・契約解除は、それで良かったのではないかと思っている。

西島は自分の車を自分で運転している。
みさきも自分の車を自分で運転する。
そして
家福音も、彼女は自分の人生という車を彼女自身の意志で運転し、彼女が若い男をその助手席に呼んだのだ。
急死した妻のこと、心残りはあるのだろうが夫西島が妻の生き方について何か自分の責任であるかのように思うのであれば、それは違う。

・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・

③ラスト、
不思議な展開を見せてエンディングへ、

喋らなかった運転手が韓国語を学んで話すようになっていましたよね !
(コロナのマスクをしていたので後日談として数年後のシーンだな)。
生まれと育ちの桎梏を突破して、ついに外国に飛び出し、外国語を話している運転手の彼女=みさきへの驚き。
言葉が通じたときに人間の心身に起こる奇跡の出来事を、あれは表していたのだろうなあ。
恐らくは西島が仕事をする韓国へ、オブザーバーの韓国人夫妻と犬も連れて、心通じた者たちを詰め込んで、ちょっと狭めだけど、赤いSAABは世界を走り始めたのだと思う。

🚗

さて、
オスカーのゆくえはどうなるだろうか、
あるいはもしかしてこれは「脚色賞」とか行くのではないかと考えながら映画館をあとにした。

開演1時間後にタイトルが出てくるところとか、濱口監督、やるね。
もう一回観たくなった。

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きりん

3.5やはりラストが

2022年2月15日
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泣ける

知的

難しい

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peach072

5.0素晴らしい

2022年2月15日
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久々に始まっても喋る反応するじい様連中が居たんだけど
30分以降くらいからシーンと見入ってた 分かるよ。ただ最初から黙れっての

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G列は貸し切り

3.0言語化できない焦燥感

2022年2月15日
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鑑賞方法:映画館

 短くまとめると舞台脚本家の主人公は交通事故で片目が緑内障を患ってしまい、さらに奥さんが他の男と肉体関係を持ってしまい、その後くも膜下出血で亡くなってしまった。そんな不幸な連続の中、広島で舞台を講演することが決定し、さらに、プロデューサーの計らいで劇場から宿までの運転を20代の女性に運転を任せることになった。不愛想な女性であったが運転を任せるたびに彼女の過去が明らかになってゆく。
 この映画を観たのは一か月前くらいでした。この作品は映画といえば映画なんですけどドキュメンタリーのような雰囲気で「ノマドランド」のような主人公が愛する車がキーアイテムで、車を通じてお互いを知るヒューマンドラマだと捉えました。
 ドラマティックの要素はないように思えますが、難しいセリフはないし、不思議と退屈しなかったです。

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keyton

4.5西島秀俊は映画でこそ輝く。映画館で観てよかった!

2022年2月15日
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あまり小説を読まない私は村上春樹氏はあまり得意ではない。でもこの映画を観た人と感想を言いたいです。余韻が一日以上残る、そんな映画。あとは岡田将生の彼自身が脱皮するような演技に目を見張りました。

ただラストは、要ります?。濱口監督の「スパイの妻」もラストがアレっ?ってなったの思い出しました。

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ハマー

4.5西島さんがいい

2022年2月14日
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ただ西島さんマニアのワシは西島さんのラブシーンはいらない。妻役も好きではないがドライバーの子良かった‼️最近の映画ではないくらい長い、お尻痛い。だが西島さん見たさに見たさ。多国籍会話で賞取れたんかなあ、手話もあったし。でも西島さん最高です

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岐阜じん

3.0村上春樹は好みが分かれますよね。

2022年2月14日
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ななな

5.0どう考えても名作!

2022年2月14日
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2222

4.0長いのには訳があるのでしょう

2022年2月14日
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知的

難しい

約三時間、たしかに長いけど退屈はしない映画でした。

そしてその長さを受け止めるだけのラストのモチーフはありました。
また、その長さを受け止めるだけのカタルシスもありましたが、その勢いは弱く描かれているようでした。

映画では悲しみや苦悩に絡め捕られたどん底の精神状態を描いてませんが、低位安定の凪ぎの状態をずっと描いている構成はなかなか緊張感があって良かったです。
というより、彼らは無意識か意識的にかはわかりませんが、直面した不幸から回避し続けることを選んだがために、低位安定の精神状態だったのかもしれません。

その状態を反転(再生)するにはじわじわとした時間が必要であったし、反転(再生)するにしてもじわじわとしたカタルシスになるのでしょう。

あのラストにはあの長さが必要であったのだとおもいます。

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3.0感想の箇条書き

2022年2月14日
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・長さ
時間を感じさせない、なんてことはない。しっかり3時間を感じる。
退屈はしない。

・内容
読んでから時間があいているが、だいたい8割は映画オリジナルという印象。
原作の通りになぞるより、これくらいの方がいい。面白くなるのであれば。
付け加えられた箇所からも村上春樹のにおいを感じた。ような気がする。
雰囲気(便利な言葉)など村上春樹の映像化、にぴったりだった印象
直感ではゴダール映画のよう、という印象(説明はできない。多分違う)。

・演技
西島秀俊は芝居に対する思いも見た目もかなり好き。が、はっきり言ってかなりの大根役者だと思う。今回でもそれは変わらず。
サイコパス感というか、闇が見え隠れする役では、棒読み大根芝居もマッチするような気がする(『クリーピー』でもそう感じた)。
そういう意味では、西島さんでぴったりのような気もする。
でも……「演技が上手い賞」を受賞するには違和感がある。少なくとも主演男優賞は他作品でいいのでは? と。判断基準も良し悪しもわからないが。
岡田将生も同様。すこぶる男前だが演技がちょっと……
演技どうこうは好みの問題なのかもしれない。
二人ともスクリーン映えするのは間違いないし、美しいから不快感は皆無。
西島秀俊の肉体美というサービスも。
女優さんは初見。演技に対する印象はあまりない。

・劇場で観るのが一番だが、ちょうどいい上映時間を見つけるのは難儀だった

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774

2.5退屈はしなかったが面白かったかと言われるとうーむといった感じ。 自...

tさん
2022年2月14日
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退屈はしなかったが面白かったかと言われるとうーむといった感じ。
自分が理解し切れてない部分はあるが、何か上質だなとは思った。
刺さってはいないけど余韻はのこっている。
私にはつかみ所のない風が吹きました。

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t

3.0とある○○○男の……179分……

2022年2月13日
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泣ける

知的

難しい

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BAMBi

5.0タイトルなし

2022年2月13日
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知的

体感30分

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nia

3.0個人的感想

2022年2月13日
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人と人は必ずすれ違うものだ、という諦観と、だけどやっぱり相手に抜き難い愛情を抱いて、どうしても離れたくないという執着。その間で揺れ動く。もうこれは、理屈では説明できないし、当事者以外は理解できない。時に当事者すらも…。
なんか新しい形の愛情、感情を観させてくれるのかな、と途中まで思って観ていたけど…。
映画の表現としては、私はとても好きでした。3時間退屈しなかった。赤い車が走るところを、遠目から追っていく。そこに主人公の感情を感じることも出来た。長すぎるんじゃないか、と思ってたけど、長い理由、表現の積み重ね方も自分なりによくわかった気がする。
だけど、しっくりこなかった。「後悔」を観せられても、そこから「観てよかった」と思える何かを得ることは出来なかったなぁ…。

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哲也

3.5観とかなあかんと思って

2022年2月13日
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大阪ぶたまん