「家福はあざなえる音の如し、なんて…」ドライブ・マイ・カー mochimugiさんの映画レビュー(感想・評価)
家福はあざなえる音の如し、なんて…
長いけど面白かった!
西島さんハマり役過ぎる…
あの顔のセクシーなシワはかなり大切だと思う。
岡田将生さんがあれだけのイケメンでなかったら、この話は成り立たないくらいハマり役。
あんなイケメンで強引な年下男子に迫られたら断る女はいないでしょ!
空っぽを悩む男はエロい、気がする笑
音さん、彼女自身の地獄を持っていたとはいえ、モテモテで才能があって美女で羨ましいしかない…
家福は音さんと結婚生活を続けられて、やはり幸せ者。
不幸な出来事が多すぎると見えなくなってしまうけど、みさきに出会えて本当に良かったね。
やっぱり禍福はあざなえる縄の如し、だよな…
音さんが何を伝えたかったかを知恵袋で見たけど、あれは何でも良くて家福の罪悪感を強めるためだとの回答が面白かった。例えば(うろ覚えだけど)
1 浮気してると白状
2離婚したい
3餃子は王将派
4妊娠3ヶ月
など。
色々妄想出来るのが面白くて、この点でも観終わってからもずっと考えさせられる映画だったなと。
自分も怖くて見て見ぬふりをしたこともあるし、逆に勇気を出して玉砕したこともあるし、どちらがどうとも言えない。
いつか、家福やみさきのように誰かを「殺し」てしまうのかもしれないと思いながら、少し震えながら鑑賞してたけど、救いのあるラストで良かった。
追加
2回目鑑賞してみての感想。
音さん、家福とのセックスは嫌だったのではと…
空き巣に侵されて刺し殺すっていうのは、家福のことではと。
娘の法要の後は家福から始めて音さんは空虚な表情になってて、その後の音さんからの時は記憶を失ってストーカー八目鰻をするというのが気になる。
家福のことを好きだけど彼とのセックスは嫌だったのでは…
家福が間男に自分と音さんとの性生活が素晴らしいものだったと自慢?していたあたりも、男性の思い込み幻想からくる言動みたいだし。
女性が感じてるフリをすることなんて良くあることだし、家福を傷付けたくないからフリをしていた、とかもあったり??