「This is the story of the most excellent dads. 人生の主人公」ビルとテッドの時空旅行 音楽で世界を救え! アキ爺さんの映画レビュー(感想・評価)
This is the story of the most excellent dads. 人生の主人公
世の中には万人にオススメできる名作と、人にはあまりオススメしないけど個人的に大好きな作品があります。「ビルとテッド」は確実に後者です。
知ってる人は知っている「ビルとテッドの大冒険」。キアヌ・リーブスが好きなので観ていた・・・っと言っても観たのは、この「3」の製作が決まってからなのでけっこう最近の事だったりするのですが、前作から29年経っても変わらないユルユルクオリティです。でも、過去へ行って音楽の偉人を集めたり、地獄へ行ったり、死神が再登場したりと過去作へのリスペクトが溢れています。作った人達が好きだったとしか思えない❗
29年経ってもビルとテッドは仲良しです。「地獄旅行」の時には二人揃ってプロポーズしていたのが、今回は二人揃って夫婦カウンセリングって‼️ビルの娘の名前がティア、テッドの娘の名前がビリーって、もうどんだけ仲良しやねん‼️っと言ってもこの二人が仲良しなのがビルとテッドの醍醐味でもあるんですけどね。
ずっと変わらなかったビルとテッドでも未来に行ったら変わる変わる。5年後でテッドがお腹が出てたと思いきや、それより未来では刑務所の中ではザンギエフになってるし!いくらなんでも変わり過ぎでしょう。でも、どんな未来になっても二人一緒なのは変わらない要素ですね。
で、この二人の娘達も良かったんですよね。テッドの娘ビリーを演じたブリジット・ランディ=ペインは動きがテッドそのもの‼️過去作をよく研究してます。そして、ビルの娘のサマラ・ウィーヴィングはあのヒューゴ・ウィーヴィングの姪っ子さん‼️俳優の家系なんですね。ちょっとだけですが、フー・ファイターズのデイヴ・グロールも出てきたり・・・ってデイヴあんなに大きい家に住んでんだ⁉️
ビルとテッドは最終的に娘達が世界を救う音楽を作る事に気が付き、自分達の使命と思っていた事を娘達に任せます。これってずっと自分達が人生の主人公だったのが娘達に主人公を引き継いだ瞬間なんですよね。おバカおバカと言われ続けていた二人でも、世代交代することで成長して自分を受け入れて大人になったんですね。うんうん😢
・・・と思いきや最後の最後でまだまだギターをかき鳴らすお爺ちゃんだった二人。ビルとテッドは永遠でした✨