「史上最高にユルいキアヌ」ビルとテッドの時空旅行 音楽で世界を救え! Masuzohさんの映画レビュー(感想・評価)
史上最高にユルいキアヌ
30年越しのまさかの続編ということと
まあ洋画は今貴重なんで観賞
ビルとテッドの大冒険は大昔に観たことがあって
突然渡された電話ボックス型タイムマシンで
歴史上の人物に宿題を手伝わせるというしょーもない
作品でしたが案外タイムトリップ設定を生かして
面白い作品だった印象があります
キアヌ・リーブスも出世作として思い入れが
あったんだなと思うばかり
感想としては
・特に毒っ気もなくフツー
・驚くほどヒネりのないシナリオ
・けっこう出てくる過去作設定
・30年前のチープな感じもそのまま
・とにかくユルいキアヌを愛でられるかどうか
・ビミョーな世界を救う音楽
といった感じで
まあ待望の続編…と言うわけでもないので
こんなもんかなーという感じでした
前作までで未来からの予言通りロックスターとして
大成功したビルとテッドの「ワイルド・スタリオンズ」
しかしそれも過去の話で今や鳴かず飛ばず
娘らは応援してくれるが父にはもう働けとなじられ
自分たちももう諦めようかと思っていたところで
700年後の未来から来た使者によって
時空が歪んで滅びるあと77分後(映画の尺か?)までに
世界を音楽で救うようにと唐突に使命を受けます
とはいえ世界を救う音楽なんてノーアイデア状態の
ビルとテッドなので
「世界を救えているなら未来の自分らが作った曲があるはず」
というなんだそりゃそいう予想のもとに電話ボックスから
未来の自分らを訪ねていきます
しかしそんな依頼をした未来人達は二人を信用しておらす
存在を抹消した方が世界が救われるにではという予想を立て
暗殺ロボットをけしかけるむちゃくちゃさ
それに反対だった使者が二人に知らせに現世にやって来た
ところで様子を見ていたビルとテッドの娘達がその音楽を
演奏するためのメンバーを使者のタイムマシンを使い
並行して集めてきますが暗殺ロボが過って
メンバーごとレーザーで殺してしまい地獄に行ってしまいます
ビルとテッドはとりあえず少しずつ未来の自分らを
追いますが離婚していたり投獄されてマッチョになっていたり
散々でちっとも音楽が見つかりませんでしたが
老人になった時代に来るとようやくそれが見つかったところで
暗殺ロボットがやってきて娘らを殺してしまったと
告白を受けると助け出すために自分たちも地獄に行きますが
その際に音楽入りのUSBメモリ(2050年代でまだ使ってたのか)
も壊してしまいます
そして地獄で娘らに再開し地獄の奥底に行くと
前作でバンドを組んだがケンカして別れてしまった死神が
一人でいる所を見つけ禍根を捨て仲直りすると
バンドメンバーらと一緒にアッサリ現世に戻って来ます
しかし音楽入りのUSBメモリは壊してしまったので
どうするかというところでそもそも曲を演奏するのが
自分達じゃなくて娘らなのだと気がつき
見事に演奏は成功され時空が戻りハッピーエンド
というものでした
…とまあ話的にはふーんとしか言えない感じで
ひねりもないものでしたがここまただのユルいおじさん
キャラで通すキアヌも初めてじゃないでしょうか
ルイ・アームストロングやジミヘンもソックリだったし
フー・ファイターズのデイブ・グロールがカメオで
出てきたり画面は色々面白い作品ではありました
最後の曲があんまりしっくりこない感じでしたが
特に歌詞もないので最近では珍しく字幕と吹替どちらも
やってますが吹替観るほうがいいかもしれません
前作が好きだった人には懐かしんで観られる作品だと思いますが
新規にはどうなんでしょうw