「「glee グリー」好きなら絶対!」ザ・プロム ミーノさんの映画レビュー(感想・評価)
「glee グリー」好きなら絶対!
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大コケのレビューで初日で上演終了となってしまったミュージカルの主演二人が、インディアナの高校で同性カップルでのプロム参加は認められないからPTAによって中止されたという記事を読み、ジュリアード卒なのにリアリティーショーの人気司会者に甘んじている俳優と万年コーラスガールの女優の4人で高校に乗り込んで高校生たちを救ってイメージ挽回という売名行為を思いつく。中止の張本人となった女子高生(ドリュー・バリモアそっくり)は「お前のせいでプロムがなくなった」と周囲からイジメられるが、相手は実はPTA会長の娘。また味方である校長先生はミュージカル鑑賞が生きがいで、名女優の登場に感激し4人に感謝するが、売名行為だったと知り…。
メリル・ストリープの歌唱力は有名だが、今回は脇役のニコール・キッドマンも「ムーラン・ルージュ」に出ていたし、ミュージカルもできる人だった。ダンスもできるしスタイル良いし声もかわいい。俳優それぞれに見せ場があり、その辺も「glee」っぽい。
集団でのバッチリきまったダンスの爽快感、俳優たちの多才ぶりにオープニングからエンディングまでワクワクしっぱなし。ミュージカル好きの校長を入れることでミュージカルへの敬愛や、スター街道を歩いている俳優にも悲しい過去があることも描かれていて、エンターテイメントとして十分。
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