DIVOC-12のレビュー・感想・評価
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#80 どの部屋もみんな同じ
COVIDを反転させたのが映画のタイトルだったことに冒頭で気づく。
後半に進むほど面白いストーリーが多かった。
中でも1番のお気に入りは石橋静香主演の『流民』。
どんな金持ちの国でも貧しくて戦争しているような国でも、平等にCOVIDに感染しちゃうんだよ。そしてみんな感染を恐れているんだよ、というメッセージだと私はとらえた。
もっと別の意味で、人間どこにいても幸不幸、運不運は生涯平均すると一律だということなのかもしれないけど。
どの部屋に入っても結局その人にふさわしい部屋になるということか。
後は中華料理屋に勤めるお兄さんの話が面白かったかな。何故に広東語なの?カンフー映画好きな人が撮ったのか?
清野菜名ちゃん、最近強い格闘家の役多くない?
創造力
COVID-19禍、クリエイターやスタッフや俳優達の創作支援企画としてつくられた、特に繋がりのない12本、計129分のオムニバス。
睡眠倶楽部のすすめ
壊れる前に…ということだと思ったけれども
違う方向に壊れてしまう可能性も?
☆2.0
YEN
THE女子高生のすれ違いとい本人達にしたら痛いけれどたわいもない感じが良き。
☆2.5
海にそらごと
短い尺の中で一転二転、これはこれで良かったけれど、この先をメチャクチャ観たい!
☆2.5
よろこびのうたOde to you
一見コミカルだけど社会問題を背景にしつつ倫理的な問題にも問いかけていて良かったけれど最後はちょっと??
☆2.0
あこがれマガジン
憧れと妄想と勘違い、みにくくないけど、みにくいアヒルの子か白鳥の水かき的な?
☆2.5
魔女のニーナ
アニメ!?ミュージカル!?背伸びにもならない意地のはり方は可愛らしいけど、オッサンにはちょっと。
☆2.0
死霊軍団 怒りのDIY
この尺でこれだけ詰め込んでくるとかマジかっ!!怖くはないけどナイスアクションホラーコメディでめちゃくちゃ面白いっての。
☆4.0
ユメミの半生
夢見ユメミですかw映画って本当に良いものですよね、と夢は果てません。シネマ・ロサかな?
☆3.0
流民
DQのクリア後ダンジョンみたいなそれぞれちょっと混沌とした異世界感は良かったけれど、結局何だった?
☆1.5
タイクーン
酔いどれ中国人の龍宮城物語ですか?自分には何を伝えたいのか良くわからなかったし、その音は巻時計だからですね。
☆1.0
ココ
何をカッコつけてんだ?と思ったけれど、落として上げて?上がってはいないけどね。字幕に救われ字幕でやっぱり…ですよね。
☆2.5
名もなき一篇・アンナ
記憶?妄想?夢?と頭のほんの少しだけ??だったけど、あーそーね。話自体は嫌いじゃないけど、この尺じゃ溜めとか波とか描けませんでしたかね。
☆1.5
十二人十二色
正直この星の付け方は難しいですが、全体をごちゃ混ぜにした感じ平均値くらいに落ち着きました。作品順に簡単に評価していきます。
①睡眠倶楽部のすすめ
・いい作品なんだろうなとは思いつつ、結局最後まで分からなかった。
②YEN
・1番意味の分からない作品だった。そりゃ自分の父親に1円の価値をつけたら誰だってブチギレるし、その後のストーカー的行動や、子供の有無など、回収するべきところを回収していなくて面白くなかったDIVOC-12の中ではワースト1位。
③海のそらごと
・生き別れの母子の話。ちゃんと物語自体に芯はあったけれど、口数が多くなくて感情がわかりづらかったり、血の繋がらない親子なのかも?と言われても10分程度では回収できていなくて心残りが。もう少し尺があったら…
④よろこびのうた Ode to Joy
・物語自体はなんのこっちゃだったけれど、「ハーゲンダッツを自分の金で買えるって幸せ」みたいなフレーズにはとっても共感できた。
⑤あこがれマガジン
・鏡写りというのをうまく表しているなーと思った。でもそれだけ。
⑥魔女のニーナ
・しっかりしたミュージカル、魔法で日本語を喋るようにするというちょっとした工夫が好き。
⑦死霊軍団 怒りのDIY
・ぶっちぎりで面白かった。雑にゾンビを舞台装置に使い、ホームセンターならではのスコップや鎌でゾンビを薙ぎ倒していくのが最高。ゾンビの目ん玉が口の中に入るという非常に悪趣味な感じも良い。清野菜名さんの身のこなしや、アチョーというセリフの愛らしさがベストマッチで、役者の特性を活かして作った作品でとても良かった。ゾンビ集合体も呆気なく倒すのも良い。その後ゾンビがうろつく街でのうのうとご飯を食べる呑気さも最高。ぜひ単独作品として見てみたい。DIVOC-12の中ではナンバーワン。
⑧ユメミの半生
・上田監督の安定感。様々な時代を行き来する映画背景、特に最初の無声映画での濱津さんのコミカルな動きが見事すぎた。松本穂香さんの語りもヒートアップしたいき、テンションもずっと昂っている状態で、現代のこれからの映画を担う少年にバトンを渡すという形式が映画への愛を凝縮させていてとても良かった。ナンバーツー。
⑨流民
・見終わって特に何の感想も無いけれど、馬をぶち殺すと言ったので嫌いな作品。
⑩タイクーン
・雰囲気はとても好き。まろやか〜な作品。
11 ココ
・コロナ禍をがっつり描いた作品。ただ、登場人物の過ごし方に違和感を感じたり、オチが文字だけで終わったりしたので不完全燃焼。
12 名もなき一篇・アンナ
・藤井道人監督×横浜流星さんという中々に豪華な作品。でも中身はMVにはぴったりだなっていう感じ。映画的な背景の美しさは綺麗だけれど、映画じゃなくてもいいなってのがある。起承・・みたいな。
半分くらいは何だこれ?感が否めない作品ばかりだったけれど、その中でも光る作品、「死霊軍団」「ユメミの半生」が見れたのは良かったです。中元雄監督は追っかけていきたいです。yamaの「希望論」がとても良かったです。
鑑賞日 10/3
鑑賞時間 15:10〜17:30
座席 E-7
作りたい作品を作った12人
コロナ禍で苦境に喘ぐ業界を支援しようと始まったプロジェクトだそうです。
コロナ禍で苦境に喘ぐ業界を支援しようとはじまったプロジェクトだそうで、心意気は良しです。
中身については、12の作品がありますから好き・嫌いがあると思います。
(一応、3グループ、各グループ4つずつに分けたそうです)
業界支援が目的ということで、12の物語に一貫性があるわけでなく観客から見ると満足度はどうしても低くなると思います。
個人的には、
映画愛ということで、上田慎一郎監督の「ユメミの半生」
映像の美しさということで、「名もなき一遍・アンナ」
良い意味でくだらないということで、「死霊軍団・怒りのDIY」
が好みです。
緊急事態宣言が解除されましたが、以前のようなにぎやかな生活が早く戻るといいのですが。
変わる世界
まず最初の四本は、“共有”をテーマにした作品だったんですけど、私はこのブロックを感触がテーマの作品だと勘違いして観ていました。
誰かに手を握ってもらった時、誰かに抱き締めてもらえた時の感覚を大切にしている作品に思えたから。
それで、次が“感触”がテーマの四本だったんだけど、ここが成長がテーマの作品だと思い込んでたの。
そしたら、最後の四本が“成長への気づき”がテーマだったんです。
この四本は、コロナ禍を経験した事で感想が変わってきそうな作品だと思いました。
ここからは、作品ごとの感想を少しずつ。
『睡眠倶楽部のすすめ』
この作品、素敵だなと思いました。
まず、人物を撮る角度とか映像が好きな感じだったんです。
それで、映画は静寂な雰囲気の落ち着いたテンポで始まって、主人公は段々と喧騒の中に戻って行くのだけど、ゆっくりとした空気感だけは流れ続けるの。
それが、自分のペースで良いんだと語りかけている感じで良かったです。
『YEN』
これ、ちょっとドキドキした。悪い方に話が進むかもと思って。
ちゃんと、落ち着く所に落ち着いて良かったです。
『海にそらごと』
人と人の絆って、どこか依存している部分も有ると思うの。
それで、良いんじゃないかと思える作品。
『よろこびのうた Ode to Joy』
これ、コロナ禍でなくても日本の問題になっている部分を取り扱った作品かな。
内容が有る分、この長さだと物足りない感じも有ったかな。
『あこがれマガジン』
オシャレな感じが良かった。
それが有って、現実との差がはっきり出てましたね。
『魔女のニーナ』
これもオシャレな作品。
しかも全体的に温かい空気が流れている感じがするの。
この作品、好き。
『死霊軍団 怒りのDIY』
振り切った笑えるタイプのゾンビアクションなんだけど、自分を見つめ直す様子も上手に入ってました。
最期のワンシーンも面白かった。
『ユメミの半生』
上田監督の映画愛を感じる作品。
映画の世界は現実の世界より自由で、現実の世界と違ってどこまでも広がる物なんですよね。
『流民』
これ、私にはちょっと難しい作品でした。
『タイクーン』
前半の忙しなさ、後半の緩やかさの緩急と、時を刻む時計が巧く嵌まってた。
時の流れって同じはずなのに、同じじゃない。不思議な物ですね。
『ココ』
これが一番重いかな。
コロナ禍で人生が変わってしまった人がいると思います。
ただ、コロナ禍のせいで人生が変わってしまったのかは、誰にも分からないのかも。
『名もなき一篇・アンナ』
もっと観ていたいと思わせるくらい、情景とその中で微笑むロン・モンロウさんが美しかったです。
コロナ禍で世界は変わってしまったかも知れない。
そして、自分一人では世界は変えられない。
結局、変える事が出来るのは自分で、自分が変わらない様にする事が出来るのも自分なんでしょうね。
起承転結が揃ってない作品多め
キャストがけっこう豪華
ソーシャルディスタンス
公開初日に
映画のこれからに希望を持つ作品群。
12本別々の作品を観るのは大変かなと思ったが、チーム分けをされているからか、とても見やすかった。
ミュージカルあり、ゾンビものあり、映画ならではの世界観ありで、映画好きなら、きっとどの作品か好みが見つかるのでは。
これからの映画を背負って立つ才能がキラキラしてました。
青田買いしたくなる監督さんや俳優さんがいらっしゃいますよ。
個人的には富司純子さんと藤原季節さんの、後半のシーンにやられました。
映画としての満足感は無い
久々のオムニバス
監督さんによって差が激しいな...というのが第一印象。もちろん好み...
短編集の評価は難しい
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