私のボクサーのレビュー・感想・評価
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ダイエット目的で入会したのにバンデージ巻きばかりのミンジ
ボクサーとしては鼻が高すぎかな~などと見てしまいましたが、打たれ強いのか弱いのか、雑用係のビョングばかりだったので最後の試合でしか判断できませんでした。
天真爛漫なミンジがダイエットのために入会してから、かつて付き合っていた女性ジヨンの夢を見るようになる。韓国の伝統民俗芸能のリズムに合わせてファイティングポーズを取るビョング。独特のリズムには三拍子系のものもあり、予測不可能な動きが敵を惑わすに違いない。しかし、彼にはパンチドランカーの症状があり、認知症をも患っていた。なので、ボクサーの物語というより認知症克服という観点でのめり込んでしまいました。
かつては賑わっていたパク館長のボクシングジム。試合に出たくてうずうずしているギョファンだけが気を吐いていて、ビョングのこともボロクソに扱っていた。館長の二人の息子とミンジが楽しそうに過ごす中、土地を売れと迫ってくる大手ジムの男。やがてビョングの過去が暴かれていく・・・ドーピング疑惑で選手資格剥奪!
かつてジヨンと約束していたパンソリとボクシングの融合。実際に見ると、攻め方に苦しむだけの雰囲気であり、強そうには見えない。輪島功一のカエル跳びパンチの方が強いぞ!そのジヨンとの関係も気づく時には悲しみが訪れる・・・個人的には飼っていた犬フォアマンの死のほうが泣けたけど・・・
ボクシング映画の定番、ラストの試合。かつての仲間だったギョファンが相手だ。ミンジが来てくれないと勝てない・・・パンソリパンチも繰り出せない。と、3R終わった時に鼓とともに現われるミンジ。試合中に太鼓叩いていいのか?と冷めた目で見てしまい、ビョングに肩入れ出来なくなるのが難点か。認知症は新しい記憶が出来ないのが普通だし、夢の中はジヨンであってほしかったかな。
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