「コメディ色強め」ゴッドマザー KZKさんの映画レビュー(感想・評価)
コメディ色強め
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フランス映画祭2020横浜にて鑑賞。事前情報があまりなかったこともあってどういう作品かはあまり知らずに鑑賞。
予告で想像してたのと異なり中々コメディ色が強いなというのが率直な感想である。
イザベル演じる主人公の女性は刑事として働く。アラブ系の麻薬罪人の通訳の仕事をしていくがひょんな事から彼らから押収した麻薬を盗みディーラーとして金を稼ぐ事となる。
刑事として働きながら罪を犯すという非常にスリリングなストーリーだがこの作品においては殆どスリルさや緊張感はなく、コメディ色がかなり強めとなっている為コメディ部分が合わないと退屈さは感じてしまう。
個人的にはイザベルを追っかけてきた麻薬売人グループがあっさり殺されるあたりで気持ちは切れてしまった。
ただイザベルの演技には不思議とやはり魅入ってしまう。
上映後の監督とイザベルのインタビューでイザベルが実際にアラビア語を習得し本編では吹き替えることなく演じていたという説明があった。
この辺りはやはり役者としての凄さを感じ魅入ってしまうのも納得いった。
イザベルありきの作品であり彼女のファンならそれなりに楽しめるのかなとも思う。
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