ネクスト・ドリーム ふたりで叶える夢のレビュー・感想・評価
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プラダを引き合いに出さなければ…
公式が「プラダを着た悪魔」を引き合いに出しているので、比較するのは本意ではないが個人的感想を述べておくと、物語のスタート地点以外「プラダ」とは似ても似つかない作品であるように感じた。
楽曲はどれもかっこいいし、音楽の蘊蓄も散りばめられているし、業界のセレブの華やかな日常描写がたくさん出てくるので、音楽フリークの人がミュージックビデオとして見る分にはとても楽しいのではないかと思う。ダイアナ・ロスの娘でコメディ女優のトレイシー・エリス・ロスの存在感と歌声が素晴らしい。ダコタ・ジョンソンがキュートだ。
ただ、私は「プラダ」の振りに流されてヒロインの成長物語を見るつもりで映画館にやってきたので色々とがっかりした。以下、満足した方には申し訳ないが率直な感想ということで許してください。
ヒロインであるマギーの行動原理がはったりと嘘上等であり、そしてそれだけなら物語に綺麗事を押し付ける気はないのでまだ許容出来たが、そのはったりと嘘に知恵がなく、到底社会人とは思えないほどつたなくて仕事をなめているようにしか見えなかった。はったりの維持と現実を両立出来ず遅刻したり仕事の現場で泣き出したりしたところで、序盤で前向きに応援したいと思っていた心が冷えてしまった。マギーの成長が見えなかった。作品に規範精神など求めていないつもりだが、描写の仕方がどこか自分の好みに合わなかったのだと思う。
とどめに最後でちょっと呆然とするようなどんでん返しがあった。あ、やっぱりこれご都合主義の映画なんですね…はい…
「プラダ」も華やかな夢物語ではあるが、野暮ったかったアンドレアがミランダのしごきに誠実に向き合って外見も心もあか抜けた結果、自分を見つめ精神的に自立するストーリーであり、華やかさの演出と地に足の着いた成長譚の描写のバランスが秀逸で、縁のない世界の話だが共感出来た。これと本作はヒロイン像の方向性が全く違うようにしか見えなかった。
出ている俳優は皆キャスティングも演技もいい感じなので、最初からストーリーはあくまでおまけの音楽映画という認識で鑑賞すれば勝手に失望することもなかったかも知れない。
ダイアナ・ロスの娘が大物歌手を演じる
音楽プロデューサーを目指す若い女性と大物シンガーの、年の離れたシスターフッド的な物語。大物歌手のグレースは黒人女性シンガーとして一世風靡したが、近年はライブ中心で新曲を出していない。今後はショー中心で行こうというマネージャーの提案にものれずにいる。そんなグレースの付き人をやる主人公のマギーは、憧れの歌手の近くで仕事ができることを喜びつつ、付き人のままではプロデューサーの夢を叶えられないと焦っている。そんな二人がぶつかりつつ、自分らしく生きるために歩んでいく。
グレースはダイアナ・ロスがモデルだろう。そしてその役を演じるのがダイアナ・ロスの娘のトレイシー・エリス・ロスだ。本業は役者だが、見事な歌唱を披露している。彼女の歌声だけでもこの映画を観る価値がある。若い男性シンガー役のケルビン・ハリソン・Jr.の歌声も美しい。
シンプルに夢を追う人のキラキラした姿を描いた作品。爽快感がって観ていて気持ちよかった。
久しぶりに見られたハリウッド映画の佳作。「プラダを着た悪魔」のように王道的で心地良い。
本作は新作ながら、見るまでは存在を知らずにいました。それは、まさにアメリカで公開直後に新型コロナ騒動に巻き込まれて、ニュースにもならず世界で埋もれていた作品だったからでした。
それを知らずにいたので「どうせ大したことない作品だろう」と油断をしていましたが、なかなかの良作でした。
主役は「フィフティ・シェイズ・オブ」シリーズなどで有名なダコタ・ジョンソンで、音楽業界の裏方で活躍する夢を持つ「マギー」を演じています。ダコタ・ジョンソンは、そろそろブレイクしてもいいんじゃないか、と思うくらい自然で上手かったです。
そして、「マギー」は、(「リトルフット」のテーマ曲で日本も含め世界中で大ヒットした「If We Hold on Together」などで有名なダイアナ・ロスの実の娘の)トレイシー・エリス・ロスが演じる「歌姫グレース」の下っ端アシスタントを務めています。
ただ、「歌姫のグレース」は年齢を重ねピークを過ぎ、輝きを放ちつつも過去の栄光の中で活躍している現実もありました。
そんな、「近くにいるのに遠くにいる2人」を核に、物語は意外な方向に進んでいきます。
決して単調な物語ではなく、オリジナルの楽曲と共にセンス良くまとまっていると思います。
人の縁は不思議なもの
ダコタジョンソン扮するマギーシャーウッドは、トレーシーエリスロス扮するスターグレースディヴィスの付き人をやっていたが夢は音楽プロデューサーになることだった。
単なる付き人と言うグレースの言葉にマギーはショックを受けたが、厳しい音楽の世界。でもなかなか勇気あるよね。グレースの前座に仕込みするなんてさ。かなり危険だし、当然の結果だ。思い上がるにもほどがある。でも一生懸命仕事していたから良い事もあるね。人の縁は不思議なものだね。ちょっと出来すぎだけどね。
友情
有名歌手と付き人の友情話っぽく見えました。
事前のストーリー確認では、もっと夢に向かってまんしんするイメージだったので少し印象が違ったかな。
前半は、なんか振り回されるだけなので、いまいちでした。
後半は、うまくストーリー展開があって良かった。
少しこじつけた感じがありましたが、娯楽映画なのでOKです。
歌の場面がかなりありますが、それも楽しめました。
THE MOVIEって感じでいい💗
歌手をプロデューサーを夢見た女性が
大物歌手のマネージャーとして彼女を支える話。
そこに思わぬ出会いあり、別れあり、再会あり。
予想外の展開だけど、とてもHAPPYな気持ちになれた。
主演のダコタ・ジョンソンが綺麗で憧れる💗
開胸手術の写真なの
ストーリーの展開は途中で予測出来、あーやっぱりね、だったけど全体の流れは全て爽やかで健康的。出て来る主要人物もいい人ばかり、流れる楽曲は少し懐かしさも感じる安定の心地よさ。あー良かったねー
マギーの実家のロケ地に行きたい!
音楽業界のことは詳しくないけど、マギーのように若くても、幅広い層とジャンルをカバーするプロデュース力のある才能ある人がいたら凄いなーと。ストーリーもさる事ながら、純粋にそこに注目してしまった。
また音楽もしっかり聴かせてくれるので、そこも楽しめる。歌姫グレースは、ダイアナロスの娘というトレイシー・エリス・ロスが演じておりその歌声は素晴らしいです!またマギーの初クライアントを演じるケルビン・ハリソン・Jrも、いつまでも聴いていたくなる心地よい歌声で、ああ、映画館の最高の音響で観たらもっと良かっただろうなと、、
そして!私がとっても気になったのはマギーの実家の場所!あの美しいロケ地はいったいどこ??地中海のような美しい海沿いの小さな街。コロナが落ち着いたら行ってみたいと思いました!
プラダを着た悪魔 +恋愛
『プラダを着た悪魔』のアンハサウェイに、この映画のダコタジョンソンが似ていたことで思い出したのかも知れないが、プラダ〜に良く似ていた。好きな系統の映画だ。ダコタの優しい声と美しい顔にも癒され、最後はビックリしたがこれは観てのお楽しみ♪
この邦題、グッジョブ!!
音楽プロデューサーになりたい主人公・マギー
今はグラミー賞11冠の「かつての」大御所歌姫・グレイスの付き人、
この二人が上下関係の中にも、少しずつお互いを吸収しあっていく。
そんな話かと思ったんです。
そこにスーパーの前で路上ライブをする男の歌に、マギーは惹かれて。
彼の才能を導きたいと、プロデュースを申し出る。
マギーの付き人と、男の音作り。
掛け持ちしちゃうって、ええ?。「ふたりで叶える」ってことはどっちか選ぶ?。
二兎追う物は一途も得ず。ああ、やっちまったな・・・。
故郷へ帰るマギー、これからどうするのか。
尺2時間の残り30分が、ぎゅっと凝縮されてました。
そうきたか!って、涙ポロポロ。
人間って意外なところで、案外狭い範囲で繋がっているんだよね。
心が温かくなりました。
原題は「THE HIGH NOTE」。上げあがるためのノートって感じ?。
邦題の「ふたり」って言うのがずっと頭にあったので、余計ノックダウンでした。
ここ数年見てきた中で、最高の邦題でした。
そうきたか!
まさかの最後のオチ、まるで韓国ドラマのよう。ただ、もっと感動する話かと思ったら予想に反した感動でちょっと拍子抜け。
音楽業界のちょっとした裏話も盛り込みながら、やってくれたなあ。アメリカ映画ってもっとわかりやすかったと思ったけれど、予想していた展開が外れて悔しいと思ったのは私だけだろうか?
二人でかなえるのは一組だけでなく3人3組の二人が物語ということか。
とりあえず最後はみんなが幸せになれるハッピーエンドでめでたしということか。
音楽業界で成功するには
人気の歌姫(トレイシー・エリス・ロス)も10年も新曲は出しておらず、ラスベガスの公演に誘われている。
付き人(ダコタ・ジョンソン)は大ファンで自身も、音楽プロデューサーとして一旗揚げたいと思っている。
ダイアナ・ロスとメラニー・グリフィスも娘の成功を喜んでいるのでは。
真摯に生きる姿は魂を震わせる‼️❓
前半は退屈で、何回か寝落ちしました。
ヒロインは、前半、情熱が空回りして、いろんなものを失うかに見えます。
でも、不器用だけど、真剣で、誠実で、何より前向き。
そんな姿を観て、周りの人達が、どんどん集まり、奇跡が起きます。
それにつれて、月並みな音楽も、輝いてきます。
ああー、想いが、通じる、そんなところを魅せてくれる、素晴らしい映画です。
なによりヒロインの明るくて、それでいて切実で、前向きな演技は、心の底から共感をおぼえるでしょう。
ああー、何て後味のいい映画でしょうか、感激しました、皆さんも是非。
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