劇場公開日 2021年3月12日

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「すくってほしいのはこっちの方」すくってごらん 野川新栄さんの映画レビュー(感想・評価)

2.5すくってほしいのはこっちの方

2021年3月23日
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鑑賞方法:映画館

悲しい

2021年映画館鑑賞28作品目
3月22日(月)TOHOシネマズ仙台
火曜日なら1200円だけど火曜日じゃないので1900円
原作は1話だけ読んだ
講談社BEE LOVE連載
かつて石田ひかり主演でTVドラマ化された『悪女』が連載されていた女性向け漫画誌
講談社も作者もこれで良いのか

東京のエリート銀行員が金魚の町大和郡山の支店に左遷されるもすぐに東京に戻される話

真壁監督作品初鑑賞
大胆なアレンジ
出演者がいきなり歌い出す
ミュージカル映画
ときにはラップ
歌は歌詞付き
どの歌の歌詞も感動はしなかったし面白くもなんともなかった
オタ恋を思い出したがあれとは違い映画comは絶賛の嵐
読者層の違いかもしれないが
他の観客の反応から感じるに傑作とは到底言えるものではなく他人に薦められる作品ではない
映画comのレビューを参考にしたらがっかりした作品の一つになるだろう
僕はオタ恋の方が好きだ

主人公の心の呟きがウザすぎる
縦書きに大きめの字幕スーパー
心だけにとどまらずはっきりすぎる独り言は精神科医に診てもらわなければいけないレベル
それが原因で左遷させられるんだけど
原作は書類のミス

主演の歌舞伎役者は思ったより歌がうまかった

休憩があるがインターミッションではない
1分あまりではトイレにもいけないし煙草も吸えない

金魚すくい対決の展開は強引だ

言ってること無茶苦茶やでとツッコミがあるが作品全体がそんな感じ

エンドロール直前にもうすぐで終わりと予告してくれる気配り

エキストラの顔を殆ど見せない演出が気になった
せっかく映画に出たんだから顔くらい出してやれよと思ったが隠すところが日本人らしくて逆にいじらしい
無理だろうけどハリウッドは日本の奥ゆかしさを見習うべき

百田夏菜子より石田ニコルの方が女っぷりが良い
40歳50歳になったときの熟成ぶりが楽しみだ

野川新栄