「社会派ゾンビ映画」ブラッド・ブレイド 挙動不審さんの映画レビュー(感想・評価)
社会派ゾンビ映画
原題のblood quantumの意味は血の分量、元々その人物が先住民族か否かを図るために血筋の濃さを測る意味で使われていた言葉のようです。
白人に虐げられてきた先住民族に免疫があり立場は逆転。白人の血が強い人たちは、ゾンビ化の恐れがあるお荷物として邪魔な存在になるんですね。
blood quantumという言葉の意味が重くのしかかります。
そんな白人と先住民族のハーフの子の出産も控えており…。その子はどんな未来を背負うんだろうなぁ。
他の方が仰るとおり、中盤のテンポの悪さや設定の曖昧な部分はあるものの、きちんとしたテーマに考えさせられたし、ゴア表現も十分、なにより日本刀のじいさんがかっこいいので、気になってる人は見ても損はないかと。
絵も綺麗だしまともなゾンビ映画です。
コメントする