スモーキー・アンド・ビターのレビュー・感想・評価
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作家性は技術に勝る。
「HERO」にも出ていた俳優・神威杏次の監督作。
このタイプの日本映画をほかで見ない。「独特の世界観」とか「唯一無二」の謳い文句に納得。60年代から70年代のフィルムノワール、ヌーヴェルバーグの匂いがあり、そこに90年代タランティーノの遊び心が加わっている感じ。
低予算映画らしく、荒いカメラワークや造り的に安っぽい部分は多々あるのだけど、不思議に気にならず、独特の世界観に引き込まれる。技術的なクオリティより、監督の作家性が勝っている。
いろんな意味で不思議な映画(良い意味で)。
数多くの国際映画祭に入選したというのも納得できる傑作。
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FPIって何の略?
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