劇場公開日 2022年3月4日

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「趣旨を理解して見に行く限り、そこまで低評価にはならないかな」ポゼッサー yukispicaさんの映画レビュー(感想・評価)

4.5趣旨を理解して見に行く限り、そこまで低評価にはならないかな

2022年3月11日
PCから投稿

今年66本目(合計339本目/今月(2022年3月度)8本目)。

大阪市では1週間遅れのこの作品。R18扱い(残酷な表現6割、大人の営み4割くらい?ただ、大人の営みのシーン「だけ」ならR15程度でしかかない)ので注意です。そこそこグロい表現も出ます。

内容的に本格的なホラー映画に仕上げてきたなと思う一方、他の方も書かれている通り、「体の乗っ取り」ということを扱う映画で、さらに脳科学やITの話も出てくるので(ホラー映画といっても、これらが核を占めるので、無視はできない)、どちらかというと理系ネタに分類できるのかな…と思います。
また、メタファー的表現やオマージュ的表現も多いです。1度で全てを理解するのはなかなか難しいとは思う一方、2回3回見るか…となると、そもそも論でやっている映画館が少ないのでそこは考え方次第かなと思います。

「(ごまかしのない本格ホラー映画+理系ネタ映画)÷2」というようなタイプで、まぁ今は3月ですが、怖いもの見たい方にはお勧めです。といっても、やはりR18なので、今は飲食物など基本的にフリーな映画館も多いですが、食べるものには注意したほうが良いかもしれません。

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(減点0.3) この映画、そうはいっても、やはりメタファー的な表現もそこそこあります。物語中盤、モノクロテレビで闘牛か何かを見ているシーンも何らかの意味はあると思うのですが、字幕だけ出て日本語の訳がなかったりします(英検2級程度あればOKです)。
趣旨的にも1分あるかないかのところで、そこの翻訳がないのはちょっと惜しい(かつ、メタファー的な要素も結構あるので、この闘牛のシーンの趣旨も理解するのも難しい)というところです(一般的には「翻訳抜け」は0.2程度ですが、「趣旨が理解できなくなる」という意味です)。
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yukispica