「作品に身を委ねてみる」ポゼッサー トラヴィスさんの映画レビュー(感想・評価)
作品に身を委ねてみる
学生時代好きだった鬼才デビッド・クローネンバーグ。その息子ブランドン・クローネンバーグ監督の新作。
職人気質の映像表現にクローネンバーグらしさ。拘りを感じる執拗で丁寧な殺傷シーンは帰宅した今も脳裏にべっとり。本作ではCGを一切使用していないとか。
主人公に致命的な欠点があったり脚本には疑問を抱く点が幾つかありましたが、この作品は監督の産み出す世界に能動的に身を委ねた方が気持ちいいと感じました。
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