ソング・トゥ・ソングのレビュー・感想・評価
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これが人生そのものではないかと思った
テレンス・マリックが今年2月に公開された「名もなき生涯」の一つ前に撮った作品がようやく公開された。
序盤のルーニー・マーラ、ライアン・ゴズリング、マイケル・ファスベンダーの三角関係。「ツリー・オブ・ライフ」以降の感情を挟む隙を与えないハイブローなテイストを感じたが、それも束の間。ナタリー・ボートマンの登場で空気が変わった。
そう、壮絶とも言える映像美に彼彼女たちの感情がシンクロした。こうなるともう無敵‼︎
真実の愛、幸福を模索して迷う。言葉にするとこっ恥ずかしいが、これが人生そのものではないかと思った。映画を作る意味、映画を観続ける意味がそこに在るのではないかと思った。
これは文句なしの傑作。
今年のベストの一本だろう。
お前らのラブストーリー、まじ、どうでもいい
恋愛映画は嫌いではないが、途中から本当に興味を失って見続けるのが厳しかった。最後の方は「俳優さんも大変だな」といらぬ心配までしてしまった。
それとルーニー・マーラがミュージシャンに見えなさすぎる。
面白いか否かではない
さすが、映像の神様と言われるだけあって
、人物には全く関心を持たず、誰にも感情を委ねない演出。
物語を進行させる気があるとは思えず、たた淡々と思い付いたままに映像を重ねていく。
この作風を受け入れられる者だけが、救われるそんな作品だった。
苦手
186本目。
あれ、テレンス・マリック?
始まってすぐに思った。
集中力ないから、この人の作品は苦手。
あとはいつ寝てしまうかと、時間との戦い。
よく調べなかった俺が悪い。
まあでもキャストが、豪華だったから。
最高!これぞ映画!
全てを台詞で語らせてしまうチープな邦画が多い中
本作は全てを映像で想像させ語る映画ならではの作品
目が肥えた映画ファンであれば間違いなく楽しめるであろう
個人的にはこのオールスターキャストの共演を
溜息がでるほど美しい映像でスクリーンで観れただけでも大満足
観た後も頭から離れない、中毒性のある傑作です
タイトルと結びつかない
テレンス・マリックにしては、とてもわかりやすい映画「名もなき生涯」の2年前に作られた今作品。はっきりいって、この映画は内容が全くわかりません。ストーリーもあってない様な物。いや、ほとんどないでしょ。(最後、愛し合う2人が結ばれたのはわかった!)
色々、登場人物が入れ代わり立ち代わり(特に女性)登場して、こんがらがることこの上ない。テレンス・マリックワールド全開の映画です。でも途中で帰ろうとは思わなかったのが不思議。これぞまさにテレンス・マリックマジックか?
考えるな!感じろ!的な作品でした。
船酔いで気持ち悪い…。
冒頭から詩的な感覚で始まるが、終始ストーリーの軸もなく、緩慢に時間は進んでいく。
ハンディカメラの映像が常にグラグラと揺れ続け、三半規管はほぼ、やられてしまう。
洋画では今年一番の駄作。最後まで観ることができるかといったレベル。
背景もなく、内容もないものを、ただ、ただ、カメラで撮り続ける。
イメージ映像を2時間観れるか!
映画は2時間の中に、様々なドラマがあり、そのドラマに人が感動するものです。
まあ、Netflixの配信程度にしておいてほしいですね。だったら、間違って観ませんから。
しょうもない音楽と、上っ面な映像ど、船酔いで、あぁ、気持ち悪い…。
た・い・く・つ
シネコンで観れると思っていたのに、突如やんなくなった?
そうね~ シネコンも
キャストとテレンス・マリック監督作品に引っ張られたけど、思いとどまったってところでしょうか。
特別なファンでも首を傾げるかも。
音楽映画では全然ありません。
パティ・スミスの話しも、同じ事何回も聞かされて耳タコ。
映像はキレイでした。主に綺麗な自然の風景です。動きがないので、ほぼ写真です。
せっかく、テキサス州オースチンらしいけど、南部らしさもあまりなし。都会。
ブルースロックも皆無でした。
恋愛上級者のスターたちのドキュメンタリー調(フリ)?のワリで、退屈なことこの上なしでした。
なんかバチが当たったのか?撃沈。
セリフも響くものなかったな~
ルーニーも露出度最小限。
皆さん、どうぞ、ご勝手に。
吉祥寺の居酒屋直行です。
一定の経済効果はあったということでしょうか。
アート映画って、つくづく便利なジャンルだということを痛感させられる!!
未公開となっていた2017年の映画が日本上陸。日本では『名もなき生涯』の方が先に公開されてしまったテレンス・マリック作品。
イギー・ポップやレッド・ホット・チリ・ペッパーズなど実際のアーティストが本人役で登場することで、ドキュメンタリーのようなシーンも多く、夢の世界と思われている音楽業界で働く者たちのリアルライフを見せられているような感覚にさせられる。
ただ、ただ淡々と物語が進んでいくだけで、ストーリーは、なかなか薄っぺらいが、映像体験というかたちでも楽しめる。
ただ…2時間超えというのは難点。なかなか耐え難いものがある。ショップのディスプレイとして観るならいいかもしれないが、椅子に座って直視させられるのは耐え難いものがある。
ソング・トゥ・ソングといっているだけに、音楽にのせて物語が進んでいくわけではあるが、選曲が上手く機能していないように思える。ミュージックビデオというよりは、ブランドものや化粧品のCMプロモーション映像を長々と観ているような感覚にしかならない。
なんだか、スタイリッシュだったり、おしゃれな映像で構成されていることが、一周回って、そうしておけばアート映画として評価されるだろうという思惑が渦巻いているように感じられてしまう。
どう観ても、俳優たちが何となくフラフラしているだけにしか思えない。
今作がそうとは限らないが、アート映画というのは、実は才能がない人が作ることが多かったりもするという事実がある。絵でもそうだが、抽象画というのは、人によって、勝手な肉付けをしてしまうため、実は正当な評価はできない、存在しない。
それ風に見せておけば、観た人が勝手に自分の中の構想と物語があたかも一致したかのように想像し、「私はこの世界観を理解できる」という勘違いの余韻から、勝手な物語を作りあげてしまうものが、いわゆる「アート系」でもあり、ある意味、なかなか便利なジャンルだ。
例えば、映像の中に、何の関係もない木が何度も映し出されたとすると、制作している側は何も考えていなかったとしても、観ている人が勝手に「あれはメタファー」だとか言い出したりする。
テレンス・マリックは、映像や音楽を散りばめて、ひとつにすることで、それをアート映画と感じさせるが、この監督自体があまり表舞台に出てこないため、聞かれても実際のところ自分自身がわかっていない可能性だってある。
ただ、テレンス・マリックはペテン師ではなく、アーティストだと多くの人に感じさせる。アートだと言い張ったとしても、それなりの説得力、「騙す力」があるということは間違いなく才能のひとつであるのだ。
かなり特殊な監督のひとりではあるが、今作の内容をどうこう語ることは、答えの出ない渦に引き込まれるような気がしてならない。
コンテンポラリーダンスを見ているかのよう。
途中退場者がポロポロ出ていた。
脚本重視の人には辛いかもしれない。
モダンダンスのように、どの瞬間もどの角度も美しく、丁寧に言葉が紡がれる。
人生の豊かさや幸福感を、何からどのように感じとるのかを問われる映画。
でもやっぱり、もう少しだけストーリーが欲しくなり、後半は「長いな…」と感じてしまった。
テレンスマリック=女性誌=相田みつを の法則
サブタイトルを考えました。
「間違ってもいいじゃないか…だって人間だもの」
作:相田みつを
いつもマリックさんは「人間賛歌」です。
うんうんうん…と観ていたのですが、現在ではちょっとチープにも感じました。
現在残っている数少ない巨匠のひとりですが、時代が変われば微妙なのかもしれません。
◆似ているもの
・長谷川〇恵さんのフォトエッセイというチープなものを見る感じに似ている。
・女性誌「oggi」「very」「story」の連載コラムを映画にまとめた感じです。
女性誌2大特集!
①ルーニーマラーに学ぶ、21世紀のライフスタイル
②あなたにもできる!ナタリーポートマンの着こなし15選
③貪欲につかみ取れ!あなた自身の幸せ!
◆その他
ナタリーポートマンのウエイトレス姿……ズルい。
あんなん卑怯やわ。
マリックとルベツキの作品に慣れたのかな?
そんなに、長くは感じなかった。
ワイドレンズの歪んだ絵は嫌いだ。
ライアンとルーニーの話と思って、体感すると良いかも。中途半端なSEXシーンをなんとかして欲しい。
ルーニー・マーラ、細い!
テレンス・マリックの映画はこんなもんと言うか、やっぱりねという感じ。抽象的ではないんだけど説明がなくてハッキリ分からないという。
要するに、音楽業界に憧れ成功を目指すが、華美で享楽的、刹那的な生活に、ようやく虚無を感じて本質を見いだすという感じで、言っていることは突飛ではない。
しかしなんか長く感じた。
主演はルーニー・マーラだと思うんだけどクレジットでは俳優2人の方が順序が先って何故。
我慢できずに1時間で退場
ライアン・ゴズリングが好きで、また予告編が結構よかったので観に行ったが、正直後悔。
ぼやーっとした物語で、何が言いたいのかわからない。
後から解説を見て理解はできたものの、好き嫌いが分かれ、一般受けは良くないのではないでしょうか。
上映中、まだ終わらないのかと、時計を見てゲンナリ。
結果、上映開始から1時間で劇場を出た。お金と時間を天秤にかけて時間を取りました。
他のレビューにも書かれていたが、予告編とキャストに騙されないで欲しい。
申し訳ないが、ルーニーマーラー演じるフェイには共感できない。ナタリーポートマンとルーニーがよく似てるから区別しにくいし、何が『傑作、人生を変える一本だ』だ?
唯一よかったのはカメラワークと美しい自然の描写くらい。
日常大陸
テキサス州オースティンで暮らす4人の男女+αの恋愛と日常と人生の群像劇。
音楽に関連する描写は多々あるけれど、ストーリーにそれが作用するところはなく、LIVEステージの裏だったり、家に公園に海辺に街中等々で、人と人が織りなす日常をカメラで撮ったかの様な映像で、数分、数十秒毎にシーンやカットと主題の人物を変えながら、行動と会話と心の内の吐露を淡々とみせて行く。
1つ1つのシーンにストーリー性はあまりなく、繋げてみたら誰と誰が別れて、誰と誰がくっついてと、結果としてドラマがあるというような感じかな。
自分には、登場人物達に共感するところはないし、感情移入もできないし、最初から最後までとにかく冗長だった。
〝守ってあげたい〟ルーニー・マーラだけでも…
一般大衆からの〝受け〟とか分かりやすさを求める観客は相手にしない、というタイプの映画(と監督本人が思っているのかどうかは知りません)には、もう着いていけない自分。あ〜あ。
ということで途中からはルーニー・マーラの美しさを堪能することに切り替えました。
華奢で羽毛のように軽そうな透明感。
ママにはできないので、パパとしての沽券を保つことができた、両足で子どもを支えてあげる飛行機ごっこ。仰向けになって嬉しそうにはしゃぐ子どもの顔を見るのは子育て中のささやかな喜びでしたが、ルーニーの軽さなら、大人になってもできるのですね。私にとっては、ルーニーの彼氏となることの幸運の象徴のようにさえ感じられたのでした。
【SONG to ALL】
セリフが詩のような作品だ。
舞台となったオースティンや、ソング・トゥ・ソングというタイトルから考えると、歌の歌詞を意識したこともあるのだろうか。
不思議な感覚を覚える。
脚本も詩集のような構成になっているのだろうか。
場面ごとの設定は、チャプターのようで、そして、全体としては、物語になっている。
この独特のアプローチは、静かな演出で観る側のイマジネーションを要求する手法とともに、テレンス・マリックならではのものだと強く思う。
音楽の街を舞台にしてるが、これは僕達全ての人に向けた賛歌だ。
夢、希望、努力、愛、欺瞞、裏切り、怒り、確執、快楽、喪失、失望、挫折、
そして、再生。
僕達が経験するものたち。
やはり、この作品は皆に向けた賛歌だ。
独特のアプローチで、好き嫌いはあると思うが、僕は好きな作品だった。
幸せとは何か?自分はいったい何者か?を描いた秀作
幸せを模索する4人の男女の物語。
彼らの人生は見ていて痛い。
観終わった直後はかなりしんどかった。
でも、ずっとぐるぐると様々なシーンが頭に浮かんでくる。
だから、きっと自分にとってはいい映画だったんだと思った。
贅沢な羽毛
個人評価:3.3
さすがの巨匠。予告編ではいつもとは違うテレンス・マリックを見れると思いきや、まったくブレる事はない内容とエマニュエル・ルベツキの映像美。
過去作同様に内容を理解するのではなく、体感する様な世界観。その映像美と、子守唄のごとく囁くようなナレーションの中に身を委ね、まどろみ漂う様に作品を体感する。素敵な俳優陣に囲まれたその空間は、この監督しか作り出せない贅沢な羽毛布団の様だ。
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