83歳のやさしいスパイのレビュー・感想・評価
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スパイといっても 身の危険は無し カメラ内蔵のメガネやペンなどの ...
スパイといっても
身の危険は無し
カメラ内蔵のメガネやペンなどの
小道具も使えてワクワクする
オーバー80じゃないけど
私もやってみたい
老人ホームでは
同年代で一緒に生活していても
家族と離れていると
寂しくなってしまうんですね
主人公のセルヒオさんは
とっても優しいので
ほどなくホームで人気者になる
おばあちゃん達の表情が
見るからに生き生きしてくるから
不思議
セルヒオさんのような
誰にでも優しくできる紳士が
ホームに時々短期泊付きで
訪問する機会があると
入居者達の刺激になってよいかも
老いと死と家族と孤独の、薄口で深い話。
大阪市では公開が遅くなったけど、高評価。
今年95本目(合計159本目)。
さて、こちらの作品。マイナーな作品扱いなのか、扱っている映画館が非常に少ない状態でした。
多くの方、また、公式ツイッターアカウントで書かれている通り、ストーリー自体は架空なように見えますが、大半~ほとんどにおいてドキュメンタリーであるという点に驚きました。とはいっても、(広い意味での)スパイ活動である点は間違いはないので、肖像権の問題などから考えると、何らかの意味で事前の許可を取っているんでしょうね。
結局のところ、老人ホームというのは、息子・娘さんがいらっしゃる場合、「お金をかけてでも自分たちでみたい」と考えるか、「お金はかけるから自分はフリーにしたい」と考えるかに帰着されますが、そこに当然欠かせないのは、当該当事者の方の意思尊重です(意思尊重もできないほどの状態では無理)。これを無視して「自分の勝手で適当に突っ込んどきゃいいでしょ」というのは違うわけで(個人の決定権というものは、日本に限らずどこの国でも基本的に尊重されるべきもの)、その点では1月だったか2月だったか、同趣旨の映画(諸般の事情で老人ホームに紛れ込んで求愛するという映画。タイトル忘れた…)に似たストーリーです。ただ、こちらは完全(ほぼ?)ドキュメンタリーという点ですね。
公式アカウントでも書かれていましたが、「観たら親に会いたくなる」というのはまんざら嘘でもないと思いました。もっともこのご時世なので無理ですが…(まぁ、オンラインお盆とかよくわからないことを言われてもそれも困るけど…。うちの実家に限らず、そんなにPCをバリバリ使って設定してオンラインお盆なりオンラインクリスマスとかできる方、決して多くはないかな…と思います)。
ただ、その精神、すなわち、「親を大切に思うことの(当然当たり前な)ことを再認識させる」という点では、タイトルが一見ネタ的に見えるのですがそんなことはなく、こういう映画こそ多くの映画館で放映されれば…と思いました。
特に採点にあたって減点要素とするべき点はないので、5.0としました。
スパイ???かな
妻を亡くして新たな生きがいを探していた83歳の男性セルヒオは、80~90歳の男性が条件という探偵事務所の求人に応募し、採用された。その業務内容は、老人ホームに入居してる依頼人の母が虐待されているのではないかという疑念のため、その調査をするというもの。セルヒオはスパイとして老人ホームに入居し、ホームでの生活の様子を毎日報告することなるが、誰からも好かれる心優しい彼は、調査を行いながら入居者たちの良き相談相手となり悩みを聞いていたという話。
ドキュメンタリーらしいが、あまり面白いものではなかった。
入居者はみんな孤独、って事が言いたかったのかな?
入居施設に了解をとったドキュメンタリーなら施設に不都合な真実が有っても無い事になるよな、って下衆の勘繰りをしてしまった。
これがドキュメンタリーとは!
最初セルヒオがターゲットに似た人物が3人いて特定てきないで苦労するけど、確かに老人てシワシワで皆同じに見えるよね~とくすりとしてしまう
でもセルヒオの紳士な接し方を通してホームに暮らすおばあちゃんたちを見ているうちに誰もがすごく個性豊かだと気づく
ホーム自体もかなり“当たり”て感じの所でお庭にはたくさんの植物が咲いていて、施設もキレイで年取ってホーム入るならこんな所がいいな、と思ったりもする
しかし映画が進むにつれ、どんなに手厚く介護されていても、ここに住むのは基本的には家族に捨てられ、忘れられた人たちで、その心には深い孤独があるということが分かってくる
セルヒオの最後の調査報告は親子と離れて暮らす私たち全員に向けたメッセージだろう
愛と笑いと 考えさせられる、親子で見たい疑似体験の傑作!
候補のおじいちゃんが皆、イケメンで面白い。さすが
前の師匠は、76歳で初恋の男性を見つけ出し、結婚した。
80代でも、普通にオシャレや恋する心は、私たちと変わらない。
自分の将来を考えるうえで、子供たちと見ておきたい傑作。
天国のような老人ホーム
眠たい…
優しい涙
セルジオのような人が施設に必要だ!
83歳のセルジオが生きがいをまた見つけたということは大事である。高齢になると新しく仕事を見つけることや時代についていくことも大変だ。アルツハイマーや身体の病がなくて健康寿命の長い人がますます増えてきているようだ。こういう人の中で働きたい人が働ける場があるのは幸せだが。セルジオは現状維持派で頑固な高齢者じゃない。高齢者になると頑なに自分中心な動きをする人が多いが彼は違う。数多くの高齢女性が紳士だというがその通りだと思う。ましてや、刑事コロンボのようだ。
それに、彼は、また訪問しに来ると思う。最後に流れる曲、チリのアリカ出身の マヌエルの歌うTe Quiero ( Manuel Garcia)は 締めくくりに合っている。 セルジオは絶対に訪れてくれるという希望を与えている。
Te quiero, te quiero
Y eres el centro de mi corazón
Te quiero, te quiero
Como la Tierra al sol
Manuel García
サンチアゴのサンフランシスコという老人ホームに入っている人々はそこが姥捨山のようで、家族が訪問しに来ない。なんと! 探偵事務所に頼むなら訪問せよと思ったりもしたが。ソフィアも大家族だったようで、セルジオが写真を見せた時、はじめ子供たちの名前も取り違えているようだった。老人が自分を失ってきている時、写真を見せてあげるといいらしく、それが、記憶を繋げるだけでなく、記憶の奥深くをよみがえさせてくれるようだ。セルジオがそれを時間をかけてソフィアのためにしてあげる。 老人施設が、心の安らぎを与えられる場所になるといいが、職員は誰も忙しいようだ。セルジオのようなボランティアを雇って、一緒に住んでもらわない限り、考えられないことだ。 セルジオのような人が施設に必要だ。
【83歳のスパイは孤独感を抱える特養老人ホーム入居者の心を癒す最良のカウンセラーだった・・。】
- 83歳のスパイ、セルヒオはあるミッションを遂行するために、聖フランシスコ特養老人ホームに潜入する。そこで彼が見たモノは・・-
◼️感想
・セルヒオが、特養老人ホームの女性入居者達の心を掴んで行く姿が、素敵である。優しくて、紳士な彼はアッという間にパーティーでキングに選ばれる。
- それにしても、入居者の内、40人が女性で、男性はたったの4人。女性は長生きだからなあ。けれども、皆が幸せと言う訳ではなかった。-
・ソニアの身辺調査をするためにロムロから依頼されて入居したセルヒオだが、家族が面会に来ないベルタを気づかい、言った言葉、起こした行動。
- "泣いても、良いんだよ・・"-
<入居者の本音や実情に触れたセルヒオがロメロに言った言葉。コロナ禍になってから、両親に会っていないが、現況が落ち着いたら会いに行こう・・。>
いやはや、すごいドキュメントでした
まさか、ドキュメンタリーだったとは・・・。
予告編を見た時からドキュメンタリーだなんて微塵も思ったことはありませんでした。こういう作り方ってあるんですねぇ。よくぞ作品として仕上げましたね。想像し難い準備をした制作陣に敬意を評しますが、囮捜査みたいで、ちょっと引っ掛かるところはありますが。
作品を奇跡的なものにしたのは、セルヒオさんの人間性、人間力でしょうね。コミカルで、温かくて、優しくて、彼が纏っているものが作品の中にふんだんに現れている気がします。そのオーラが在所の高齢の方々の心をちょっとだけかもしれませんが癒したんだろうなぁって思います。
それがそのまま映像になっているような作品です。
そんなセルヒオさんの行動を見ていると「調査」という名目ではありますが、在所の方々に近づき、たくさんお話をしているんですよね。どんな状態の方でも分け隔てなく。きっと楽しかったでしょうね、お話しできた方々は。職員でもないのに、あんなに心に寄り添う会話はなかなかないのではないでしょうか?その中で真実の悲哀と喜びを浮き彫りにできたのは見事ですね。
ただ、セルヒオさんだったからできたんだと思いますから、ラッキー作品な気もします。
けど、セルヒオさん自身が話す自身の結論は胸を打ちます、あれは演者というくくりは関係なく高齢者として当事者としてのリアルな声だと思うからです。
セルヒオさんは素人だったのかなぁ?がまだ疑問です。プログラムに書いてあるのかなぁ?あと、女性ばかりのエピソードでしたが、意図的だったのかなぁ?がちょっとモヤモヤします。
その角度からの視点にグッときた
ドキュメンタリーではないでしょ…
セルヒオさんがチャーミング!
ドキュメンタリーと言うことですが、どこからどこまでなのか。
セルヒオさんは俳優じゃなくて素人のおじいさん?
面接に来た時点で映画の主役になるとは思ってなかったって事?採用されてスパイの仕事したけど、映画の撮影が施設に入ってるのは別件だと思ってたのかな。
ロムロさんに、ソニアの件を依頼した子供は実在してるの?
実在してるなら、セルヒオの言う通り会いに来て欲しい。意味はあるのか?とセルヒオが言うのもっともです。
来れない事情があるのかもしれないけど、依頼するだけのお金はあるのに…?
疑問が残る。パンフ買えばよかった。
ベルタの恋に輝く表情が素敵だった。「年なんか関係ないわ」って仲間の応援も良かった!
このホームは環境が良い方だと思う。時々入る花壇の花の映像にホッと癒された。
優しくしよう‥
離れて暮らす、年老いた母に会いたくなった映画である。
主人公のにわか探偵セルヒオは、83になっても、何とかスマホで報告をし、眼鏡型の隠しカメラを使えるなんてすごいぞー。歳を取るとなかなか新しい事は身に付かないのに、頭が柔軟で、耳もいいし、とってもチャーミング。
日本の老人施設に行くと、中にいる人たちのたいていは、目立たない色の服を着ているが、この施設の人たちは比較的綺麗な色の服装をして、ネックレスまでしていたのが驚き。
この映画の施設建物は、出入り口のすぐ前が大通りになっていたから、簡単に出入り出来ない様に、頑丈そうな鉄の門、そこで「出して〜」と哀願するおばあさんの姿は何故か切なかった。でも中の人たちは、比較的自由に過ごしている感じだった。これは老人ホームだからか?
施設に馴染んだ探偵セルヒオは、中のいる人たちと交わるうちに「施設の粗探しをするよりも、親族自身もっと頻繁に施設の人たちを訪ねるべきだ」と報告する。
この映画は、老人の孤独とあるが、老人でなくても、家族と切り離された場所に自分がいて、その自分に対して、過去自分が関わった人たちの誰からも気にかけてもらえない状況にある‥としたら、誰だってひどく孤独を感じるだろう。歳をとって過去の記憶の中に生きている人だって感情は死んでいないのだから。
誰でも等しく歳をとる。歳を取るということは、老眼鏡が必要になり、耳が遠くなり、ヒトによるが 足腰が衰えてきて、そして何より記憶を溜めておく壺がいっぱいになり溢れて出て、新しい記憶はなかなか留まらず、底に沈んだ澱の記憶つまり昔のことばかり繰り返す。そんな話に付き合うのが面倒くさくなり、つい、年老いた母にぞんざいに接していたワタシ、反省させられた。
脚本のあるドキュメンタリー。
ドキュメンタリーといっても、カメラは固定され、映像はキチンと撮られている。
スパイということは伏せられていたといっても、映画として公開している訳だから、実はスパイだったということで、出演者の許可をもらったということだろうか。
老人ホームという施設は、やはり何かさみしいものがある。
家族のいるセルビオは、そんな孤独な老人ホームの中の人達の心を癒やしていく。
結局、疑われたような虐待などはなかった。任務を終え、老人ホームを去るセルビオ。
彼は自分の幸福に感謝し、老人ホームで生活する人達の幸福を祈ったことだろう。
題名にあるスパイとしてのドキュメンタリーというよりも、セルビオとおばあちゃん達の心の交流を描いたドキュメンタリーだ。
といっても、最初の面接段階から、主役のオーディションになっており、ある程度の脚本があってのドキュメンタリーと言えるかもしれない。
“スパイ”映画かというと、ちょっと違うかなという感じですね。興味のある方は、ぜひ映画館に足を運んでみてください!
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