ザ・ビートルズ Get Back

配信開始日:

解説

「ロード・オブ・ザ・リング」シリーズのピーター・ジャクソン監督が、世界的ロックバンドの「ザ・ビートルズ」を題材に手がけたドキュメンタリー。特別に撮影許可を得たドキュメンタリークルーが残した57時間以上の未公開映像と150時間以上の未発表音源を、ジャクソン監督が3年の歳月をかけて復元・編集し、それぞれ約2時間の3つのエピソードで構成。ザ・ビートルズにとって最後のライブとなったロンドンの事務所ビル屋上での42分間の「ルーフトップ・コンサート」をノーカット完全版で収録するほか、最後の2枚のアルバム「アビイ・ロード」「レット・イット・ビー」に収録された14曲の制作過程を初公開。メンバー4人の深い絆や、彼らの素晴らしい音楽の全貌をひも解いていく。Disney+で2021年11月25、26、27日に3話連続配信。

2021年製作/イギリス・ニュージーランド・アメリカ合作
原題または英題:The Beatles: Get Back
配信:Disney+
配信開始日:2021年11月25日

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映画レビュー

4.0音と音とがひとつにまとまる奇跡の瞬間

2022年4月30日
PCから投稿
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村山章

4.5客観的には問題点を指摘できるが、ファンにはやはり感慨深い

2021年11月30日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

悲しい

興奮

萌える

これは想像だが、ピーター・ジャクソン監督と製作陣は、映画「レット・イット・ビー」を鑑賞したファンをメインターゲットに想定して、この3部作・計7時間48分に及ぶドキュメンタリー「ザ・ビートルズ Get Back」を構成したのだろう。劇場公開ではなく配信を選択して時間的制約を気にしなくてよくなったおかげで、たとえばポールがバイオリンベースをギター風にコード弾きして「ゲット・バック」のワンフレーズを思いつく場面から、ジョンにアイデアを借りて歌詞を足していき、アレンジを少しずつ改善して仕上げ、さらに納得がいくまで何テイクも録音を繰り返す様子など、楽曲の誕生から完成までの過程をじっくりと再現している。彼らのファンや音楽制作に携わる人にとってはありがたく貴重な映像だが、それ以外の観客なら未完成の状態も含む演奏を延々と聴かされてうんざりしてしまうのではなかろうか。

それに、「レット・イット・ビー」なども曲をインプルーブする過程は丁寧に追っているものの、映画「レット・イット・ビー」に使われたテイクは3部の最後でエンドロールに重なり、一曲通して見せてはくれない。ピージャクはおそらく映画と同じことはやりたくなかったのではないか。屋上コンサートで分割画面を多用したのも、複数台のカメラで撮ったマルチアングルのショットを単純にカットで繋ぐだけでは映画の同シークエンスと差別化しづらかったからだと思われる。

とはいえ、ファンとしてやはり観てよかったと思うのは、たとえば2部の中ほどで、ビリー・プレストンがスタジオを訪れて「アイヴ・ガッタ・フィーリング」の演奏にローズピアノで初めて参加した時の、ポールの「ワオ!」という心の声が聞こえてきそうな驚喜の表情。あるいは、もともと人前でライブ演奏をすることを発案したポールが、屋上コンサートの間際になって決行に反対していたのも意外だった。

万人におすすめできるコンテンツではないが、ビートルズのファンならこの3部作だけでもディズニープラス1カ月分990円の価値を見出せると思う。もちろん、「スター・ウォーズ」シリーズ、マーベルのスーパーヒーローもの、ピクサーアニメなども見放題なので、たとえば年末年始にかかるように1カ月だけ契約して、休みの間に観まくって元を取るという作戦もありだろう。

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高森 郁哉

4.0映画ではなくあくまでファンムービー

2024年9月11日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

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からくりおばけ

4.0約8時間ビートルズのドキュメンタリー映画

2024年6月23日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

約8時間のドキュメンタリー映画、
最初は劇場公開される予定であったが公開中止、ディズニープラス配信かDVD/BD購入しないと観られない状況。
今回、3枚組DVDを購入して、約8時間を朝から晩まで一気に鑑賞🎥

ザ・ビートルズは中学時代3年間に聴きまくって、それ以来大好きなバンドだが、自分がビートルズを知った時には「えっ、解散しちゃってるの!」だった😳

個人的には、スバル座をはじめとした映画館でさんざんリピート鑑賞した『レット・イット・ビー』はポールがジョージ攻撃する場面のためか、一度だけ真夜中に日本語字幕付き放送されたのを録画したVHSを観るしかない状況だった、これも繰り返し観た上で本作を鑑賞。
当然、約8時間もあるので見たことない映像も多かったが、映画『レット・イット・ビー』との被りを避けたような構成になっていて、ルーフトップ場面以外のビートルズ演奏曲がフルで収録されているのが少なくて残念だった。
映画『レット・イット・ビー』でフル収録されていた映像も断片的に使われたりしていて、ポール・マッカートニーが歌った『ベサメムーチョ』やスタジオでの『ワンアフター909』や『アイヴ・ガッタ・フィーリング』などの割愛は時間的制約に寄るのだろうが無くて寂しい。

ただ、即決でルーフトップ・ライヴをするのが決まったわけではないとか、かなり時間的制約のある中での曲作りをする姿などが良く分かって、良かった🙂

2022年に劇場公開された『ザ・ビートルズ:ルーフトップ・コンサート』はTOHOシネマズ日比谷で観たが、【IMAX】上映だったので音も映像もクリア、当時のフィルムサイズも利用したスクリーンを横に2分割・3分割…といった工夫した編集のため、ワンスクリーンに複数映像がパラランされるので眼が忙しかったが、本作でもルーフトップ場面は同様だった😄

ルーフトップ・コンサートは、1969年1月30日、ビートルズ最後のLIVEとなっただけでなく、前代未聞の街中ビルの屋上での大音響の演奏。これは、マイケル・リンゼイ・ホッグ監督の映画『レット・イット・ビー』でもクライマックスと位置付けられていた演奏シーン。
屋上での演奏曲は10曲。
1.Get Back (Take 1)
2.Get Back (Take 2)
3.Don’t Let Me Down (Take 1)
4.I’ve Got a Feeling (Take 1) ……アルバム収録
5.One After 909 ……アルバム収録
6.Dig a Pony ……アルバム収録、ジョン歌詞カード
7.God save the Queen
8.I’ve Got a Feeling (Take 2)……ジョンの歌詞が全く違う。警官が屋上へ上っていく。
9.Don’t Let Me Down (Take 2)……警官が屋上に現れる。
10.Get Back (Take 3)

なお、スタジオでの演奏曲は記載できないほど多数…(笑)

冒頭に「膨大な映像や音声から抽出した」とのテロップ表記あり、たしかに端折った感はあるものの、ビートルズをたっぷりと見られる映画であり、ビートルズからロックに目覚めたファンとしてはアッパレの映画と言えよう🎶🌟

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たいちぃ

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