シャン・チー テン・リングスの伝説のレビュー・感想・評価
全110件中、81~100件目を表示
テンリングス
1000年も前からテンリングスの力を身に付けた犯罪組織のリーダーを父に持つシャンチー。
現代では組織から逃れてホテルマンとして働いていたけど父の陰謀に巻き込まれ…
といった具合で展開していく。
簡単に言うと、
前半 ゴリゴリのカンフーアクション満載
後半 まさかの怪獣映画
正直な感想は思ってたんと違うw
でも見所はたくさんあって最後まで飽きなかった。
完全に新規キャラなのでブラックウィドウよりもフェーズ4感があった。
冒頭からアクションがすごい。
主人公のオリジンもしっかり描いている
ヴィランである父親も妻を亡くす悲しい出来ごとが…
それが組織を動かす原動力になっている。
劇中のクロスオーバーとしては
ハルクのヴィランであるアボミネーションとストレンジの相棒ウォンが登場。
そしてアイアンマン3で出た偽マンダリンも登場。
今回もいいキャラだったw
細かいところではホームカミングで
「スパイダーマン宙返りして」といってたヒゲの人も出ているw
今作ではシャンチーを動画配信で世に広めたw
しかしアクションもっと見たかったなぁ。
テンリングスを使ったアクションは伸び代しかない。
今後の活躍に期待。
エンドクレジット後
ウォンがテンリングスを調べている。
ホログラムで会話しているのはキャプテンマーベルとブルース・バナー。
テンリングスから信号を発信している。
(エターナルズに繋がる?)
ウォンがシャンチーにこれから長い旅が始まると語りかける。
シャンチーの妹がテンリングスのリーダーになる。
ウィドウズも修行に参加している。
「テンリングスは帰ってくる!」
長い旅が始まった
満を辞して登場した、新ヒーロー。
とりあえずパパの話が切なかった。
あの立場になったら、まぁそういう選択してしまうよなって思う。
途中からジブリかな?ってなった。
アメリカが思い描く中華ファンタジー感がとても出てる作品だった。
途中やたらと水がモチーフになっていたのは、龍=水っていう世界的な共通認識なのかな
マンダリンっていうチョイ役をここで引っ張り出して、きちんと息抜き要員として活きてるのがまた堪らないね。
あと、村の生き物たちみんな可愛い。
ラストに出てきた面々にときめいた。
あと妹、、、いい性格してるね。
とても好きなキャラクターだわ。
組織を解体してるのもめちゃ笑えた。
近代化の仕方よ。ジョンジョンよ、、、、
いやぁ、次誰とどう絡んでいくのか楽しみ!!
82/100
MARVEL!カンフー!ファンタジー!
ストーリー展開が早いのは否めませんが、
カンフーアクション、ファンタジーが個人的には迫力があって面白かったです!!
ドラゴンとか悪魔とかは、まぁそんな設定なんだなと、問題なく受け入れました。
「別世界と現実世界の間の世界」が出てきて、これからどう他のヒーロー達と絡んでいくのか気になります。
その世界はめちゃめちゃ広いと言ってた気がしますし。
あと、特殊な武器を使う物が沢山いたという設定があって、もしかして、アジア版アベンジャーズを作るのか??と期待。(アジア版かは分かりませんが)
この映画を見て、MARVEL作品を見返したくなりました。
やっぱりカンフーは最高!
アジア人をメインにするのは興収的に割と挑戦的だったと思いますがかなりよくまとめられていたと思います。プロットとしては輪をテーマに、家族の輪、人の一生で成し遂げること、輪廻(おそらく母が龍)、精神の輪などが描かれてました。
中国と言ったらやはりジャンル映画としてはカンフー!なのでカンフーアクションがほとんどです。ベテランのトニーレオンがリードしながら若手にバトンタッチして行く感じです。このカンフーアクションが今までのマーベル作品の中でも群を抜いて素晴らしい。とにかくスピーディでパワフル、そして偽りなくリアル。
ノーランも言ってましたがリアルってのは大事ですよね。
割と映画観てる人はこれCGだなってのが分かるようになってきてると思うのですが、カンフーアクションはまやかしが効かないのでかなり大変だと思います。
まあとはいえCGも割とあるのですが神話のクリーチャー達を出すのはちょっとやりすぎかなと思ってました(龍を出すためには仕方ないですが…)。
ストーリーを追った感想です。
バークレー卒なのにサンフランシスコで駐車係をやらされてる描写が良いですね。アメリカだけでなく世界的に、良い大学を出ても低所得の仕事しかない事がよく描かれます。高級車を運転しようとするオークワフィナがNASCARの運転手並よと言いますがNASCARとはアメリカで人気の自動車レースの事です。
バスのシーン。サンフランシスコは坂が多くて有名ですが上手く戦闘シーンにいかせてると思いました。長いバスをぶった切って乗客を助けるのはMIBの電車のシーンに似てましたね。腕先が鋭利な敵のキャラは燃えよドラゴンのラスボスを彷彿とさせました。
飛行機のシーン。シリアスな過去の話をしてる時にビーフか野菜か聞かれます。ここは少し冗長な気はしました。
マカオのシーン。違法闘技場のアイディアはとても良かったですね。ドクター・ストレンジの仲間ワンが登場したのも同じアジア勢として良かった。飛行機内でシャンチーがアメリカネームをショーンにしていたことが安直だという会話の後、闘技場の司会者がジョンジョンという自己紹介をしますがあれは笑うところです。ビル側面の戦いもスリリングで良い。香港は竹で足場を組むことが基本なのでよく活用できてました。電光掲示板を背に自分を殺人マシーンにしたトレーナー(最後までこれが誰なのかは特に描かれませんでした)と戦うシーンは007のスペクターっぽかったですね。
トニーレオンに家に連れて行かれてから母が生きてる説の説明、からの過去のシャンチーの記憶。この辺りまで少し個人的にはだれてしまった印象です。
マンダリンが再び出てきます。アイアンマン2以来です。マンダリンチキンとトニーレオンが言いますがアメリカンチャイニーズで有名なファーストフード店パンダエクスプレスで売っているチキンの事です。オレンジチキンともいいます。
マンダリンが演じて好評だというマクベス、リア王はいずれも説明不要なシェイクスピア作の悲劇です。いずれも君主の話です。首がないモフモフの生き物が出てきます。おそらくグッズ用でしょう。
ターローの村へ行きます。竹林が押し寄せなんとか間一髪で到達します。オークワフィナの運転スキルが活かされます。
ターローの村に受け入れられます。オークワフィナは特に人生でやりたい事がありませんでしたが(フェアウェルに似てましたね)狙いを定めてやったことはないだろうという事で弓矢を始めます。一方シャンチーは父を殺す事を誓います。
トニーレオンが村を攻めてきます。トニーレオンがテンリングスを使って魔界の門を叩きます。クトゥルフ神話の化け物みたいなコウモリとタコが混ざったような生き物が新たな敵になります。ただの武器では倒せないという点でこれは欲望を表しているのかなと思いました(引っ付いて離れない、何度も魂を吸いにくる)。一方で龍は中国では神聖な生き物ですから、涅槃、悟りを開いた境地を表しているのでしょう。
海に沈んだシャンチーを龍が救います。これはおそらく母でしょう。
トニーレオンが化け物に魂を抜かれます。シャンチーの今から過去までがフラッシュバックし、あとは任せた的な微笑みを残して死にます。テンリングスがシャンチーに委ねられます。ここは鳥肌シーンでした。
龍が彼らを助けますがクトゥルフ神話の化け物に魂を抜かれそうになります。ここでオークワフィナが見事喉を射抜きます。これがないとオークワフィナが来た意味ある?となってしまいますからね。見事戦いに勝ちましたがたくさんの犠牲がありました。これはアジアンヘイトなどで犠牲になった人々の事を表しているかもしれません。考えすぎかもしれません。
冒頭に戻りバーで幼馴染と飲んでいるとワンから呼び出され今後の作品に重要な役割を示す事を示唆されます。そして冒頭同様休まずにカラオケに行き、お馴染みのイーグルスの名曲ホテルカリフォルニアを歌って終わります。締めはとてもよかったですね。
総評として続編や他の作品とのクロスオーバーが非常に楽しみです。マーベル好きでなくても楽しめますので是非ご覧ください。
新しいフェーズにワクワクする
やはり今作の目玉はカンフーアクション
序盤のバスアクションは圧巻。思えばアクション的にはここが一番の見どころだったように思う。
物語的にはシャンチーの父役のトニー・レオンが素晴らしく悲しい。半分以上はこの父の物語だったと思う。
トニー・レオンの演技力が凄く、演技面では圧倒的だった。表情が豊富。
ただ、星1つ分のマイナスとしては
バスアクション、闘技場アクションと、カンフーアクションが素晴らしいぶん
後半ファンタジー的な展開になるにつれアクションが大味で壮大なものになり
序盤カンフーで戦ってたぶん、その振り幅に少し置いていかれるところはあったかな。
父との決着は意外とあっさりめ。これはこれで良し。
思ったより他作品とのが絡みが多く、シャンチーのリング自体が今後サーガでの重要なアイテムになるみたいなので見ておかないと少し厳しいかもしれない。
思ってたよりファンタジー?
ストーリーの大筋は主人公が悪の親玉の父と闘う。とシンプルでしたが主人公の過去が小出しにされた事で主人公の心情など分かりにくい部分がありました。
それと思った以上にファンタジー要素が強くて驚きました。まさか龍や唐獅子や麒麟とか出てきたり終盤に怪獣バトルが行われるとは思いませんでした。それにしても龍が神々しい反面つぶらな瞳で可愛かったです。
カンフーやリングのアクションもカッコ良かったです!リングを集中させて高速回転させるのがNARUTOの螺旋丸みたいでした
映画見終わったらアイアンマン3とドクターストレンジを見返したくなりました。あとアクアマン。
面白かった!!・・・・けど気になった点もあった
公開初日に鑑賞
「自分が良かったと思った点3つ」
1、アクションが高クオリティ!!
ジャッキーアクションを彷彿とさせるアクションが迫力がありユーモラスがありとても良きだった。(特に前半のバスのシーンや窓際での戦いなど)
それもそのはず。
アクション担当した人はブラッド・アランというジャッキーのスタントチームにいた人。
俳優としてはジャッキーチェンの映画「ゴージャス」に出ていて、小柄ながらもものすごいキレのあるアクションを披露していました。(残念なことに2021年8月に他界してしまったので本作が遺作になってしまいました。)
2、ヒロインのケイティが良いキャラ
ケイティは不思議なキャラクターだ。
自分の中で「こんな女友達いたら人生楽しいだろうな」キャラ1位になりましたw
しっかりと作品の中で一種の清涼剤となっていて、いいキャラだった。
3、トニー・レオンの演技
これは多分多くの人が感じたかもしれないがトニー・レオンの演技がやばかった。
父親であり、不幸であり、不器用であり、家族を愛していたり・・・・・終始もの悲しそうな表情の中に魅力的な面影もある見事な演技だと感じた。もちろん腕輪アクションも最高。
以上の点から個人的にかなり評価の高い映画となりましたが、以下気になる部分もありました。
「個人的に微妙だったと思った点2点」
1、前半と後半で色が違いすぎる。
後半は怪獣映画という意見が多くあったが、まさにそれ。
ジブリ+ディズニー+ドラゴンボール+ゴジラ+・・・・・CGも盛大に使われていて迫力や面白さはあるのだけど、「観たかったのはこれじゃない」感を感じてしまった。
印象を料理に例えるなら中華料理店に入って最初は美味しいチャーハンや餃子が出てきたのに、最後に巨大アメリカンステーキが出てきた感じ。いやすごく美味しい。美味しいいけどなんか違うな。みたいな
2、演出に荒や矛盾点が見える
・ケイティがついてきてくれるのは嬉しいし重要キャラなのはわかるけど、どこにでも強引について行き過ぎじゃない??
・シャンチーたちはターロー村に竹やぶに襲われながらあんなに頑張って到着したのに、マンダリングループあっさり到着しすぎじゃない??
・結局あの仮面武道家は何者やねんw
・シャンチー、お母さんからもらった服(コスチューム)をあっさり、さり気なく着てるんじゃないw
などなど結構気になった点が多かった。
最後に嬉しかった小ネタ↓
シャンチーの部屋に「カンフー・ハッスル」のポスターがあってテンション上がってた所に、その映画に出演しているユン・ワーが出てくれていることに感動した(ターロー村にいたおじいさん)
皆さんは他に気がついた小ネタなどありますでしょうか??もしよろしければコメントで教えて下さい^_^
イケメンではないアジア顔の主人公に抵抗感無いアクション好きの方なら楽しめるかも?
マーベルの他シリーズや原作を全く知らない状態で見ましたが楽しめました。
冒頭で主人公の父親の過去話が入り、そこからイケメンとは言い難いアジア人顔の主人公が、アメリカで美人とは言い難い普通の女友達の同僚との駐車場係の仕事をして質素な生活をしてる所からスタート。
父親の刺客とのバトル(アメリカのバスの中)、妹とのバトル、父親の刺客とのバトル(マカオのビル)、最終決戦(母の故郷)と主に3つのアクションシーンを楽しめました。
主人公の彼女みたいな女友達も大活躍で、駐車係の仕事中に客の高級車BMWでドリフト。さらに運転手が気絶して暴走するバスを代わりに運転し駐車中の車をバキバキ破壊しまくり。最後は弓矢で怪物を攻撃。
不細工なアジア顔の二人が大活躍する設定は、斬新でした。
また、最新のトレンドを取り入れたのか?ワイスピ9(ラムジーがトラックで暴走)や映画ファブル(マンションの足場の上で格闘)に類似するアクションシーンがありました。
車ぶっ壊し、足場の上で格闘するのは最新アクション映画のトレンド?
最終決戦は、怪物とテンリングスを継承した主人公が竜に乗りバトル。このシーンは正直、あまり面白くなかった。
最後、ワイスピ9みたいに、続編予告的なシーンが入り、続編はありそうです。
個人的には楽しめましたが、色々な映画を見ている方は、他作品と比べると微妙と思ってしまうかも?と思いました。
MCUの新境地
本場よろしくワイヤーアクションも使ってガチなカンフーアクションをマーベルがぶっ込んできた!
まー、お金掛かってそうな凄いアクションを連打しててそれだけでも観る価値あり。
終盤突然モンスター映画になったり(東西ドラゴン対決はオモロかった)とかタロー村何なの?とか気にしちゃうと色々と気になるけど。
あと最強親父の最後もやたら呆気無かったね。
細かいアラはあるけど俳優陣皆良かったし、良作なのは間違いない。
トニー・レオンとオークワフィナが図抜けて良かった。あとベン・キングスレーにはやられた(笑)
テンリングスは今後のフェイズ4のキーアイテムになる可能性あり?
アボミネーションとバナーの再会とかありそうだしバナーが普通の人の姿に戻ってるのも気になるしとにかくフェイズ4楽しみすぎるのは間違いない。
Not so cool
ブラックパンサーに続いて、アジア系マイノリティヒーローの誕生か。
本当は日本であって欲しかったけど、中国3,000年の歴史には及ぶまい。
仕方ないかと思ったが、これは何?
中国共産党の検閲の入った香港映画?
悪の象徴であるドラゴンが平和な村を侵略し、
善なる平和の象徴である竜がそれを迎え撃つというのは、
共産党のプロパガンダに見えてしまうのは考えすぎか。
また、ヒーロー、ヒロインがすべて美男美女である必要はないが、
アクション系ヒーローの顎がたるんでいるのは勘弁して欲しい。
冒頭の女性が神秘的で優雅だっただけに、落差が大きかった。
少なくとも1人は心ときめくような絵面が個人的には欲しい。
エンドロール後の展開にも少々落胆した。
ソーとロキの二番煎じの観を免れない。
さらには、ブラックパンサーがアフリカの隠れた超最新鋭国家だった意外性に比して、
アジアは使い古された観のある東洋の神秘。
COOLさではブラックパンサーに遠く遠く及ばない。
とは言え、妻は楽しかった~♪と言っていたし、
頭を空っぽにしてみればそれなりに楽しめる。
怪獣CGと融合アクション
世界を手中にしている組織、テンリングスを統率する父に幼いころから厳しく鍛えられ、最強の格闘家に鍛え上げられたシャン・チーだが、戦うことを止め、父の後継者から逃げ出した。サンフランシスコでホテルマンとして暮らしていたシャン・チーだったが父の陰謀に巻き込まれ、封印していた力を発揮し、戦いに巻き込まれるという話。
シャン・チー役のシム・リウの格闘やバスでのアクションが見所で後で怪獣?が出てきて戦ったり、はCGだろうけど迫力あった。特にIMAXでの観賞だったので大画面で音も良く大迫力で良かった。
ただし、ストーリーはイマイチかな。
ヒロイン役のオークワフィナもキャスティングミスだと思う。もっとスタイル良くて美しい人を主役の彼女に選んでほしかった。
続きが有りそうなエンドロール後の追加映像が有った。シリーズ化するのかな?
MARVEL新ヒーロー!?
中華系MARVELヒーロー誕生!!
最初は、あまり期待してなかったのが、充分にMARVELヒーローでした。父の組織テンリングスと闘う図式かと、思いきゃ魔物を封じ込めた門が破られて、父のテンリングスを引き継ぎ、MARVELヒーローとしての役割を発揮したシャン・チー。後半は、怪獣映画の要素も?感情移入しやすく面白かった。次回作に期待!!
主人公が習近平似の中国スポンサー忖度映画
ヒロインがいとうあさこ+椿鬼奴、父がジャッキーチェン。
顔面の美しく魅力的な役者はだしたくないという聞いたことのない意志をかんじるキャスティング。
CGが派手なだけでシナリオが凡庸なので面白くなかったです。
九尾の狐や妖怪がかわいい。
アイアンマン3のマンダリン役者パートが本筋よりも良かった。
コレジャナイ
80年代の中国映画を見せられた感。
基本ブサイクしか出ていないので見ていてツラい。いや、トニー・レオンだけはイケメン。
MCUを群像劇と考えれば、こう云う世界も必要なんだろうなー。
MARVEL製作の“香港映画”。後半にもちゃんと元ネタがある。
MCU作品にはいくつかの方程式がある。その最重要の一つが、作品毎に異なった過去の特定のジャンル映画や名作をベースにした作品造りである。今作では90年代以降の香港娯楽映画の大盤振る舞いだ。どうもわかっていない人が多そうなので、そのへんを簡単に。
オープニングはウォン・カーウァイやチェン・カイコーらの武侠映画風。自然の中でのワイヤーアクション、流れるような攻防といった様式美の再現。戦うのが男女で女の方が上手、というのもお約束。
前半と中盤の見せ場であるバスやビル外壁での格闘は、言うまでもないだろうがジャッキーやジェット・リーらに代表される香港映画の王道、カンフーアクション。少林寺もののようなお約束の修行シーンも忘れない。
そして後半は完全にツイ・ハークやチャウ・シンチーらの豪華絢爛な伝奇ファンタジー映画に変身する。『西遊記』などを題材にしたこのジャンルの作品群は(日本では公開規模が毎回極めて小さいため)おそらく一般の日本人客にはほとんど馴染みが無いだろうが、世界的にはとんでもない興収を叩き出すドル箱路線だ。今や世界一の映画市場である中国でのヒットを狙うためにも欠かせない。龍や巨大なモンスターが出てきて大バトルでなんだこりゃ、というのは引用元がそういう映画なんだもん、しょうがないじゃん(笑)!!
長くなり過ぎるので割愛するが監督の人選やテーマなど、今作もしっかりとMCUの方程式で作られている。「なんかマーベルっぽくない」とかいうのはハッキリ言って物を知らないだけですよ!
ヒーロー映画の主演は無名の若手、というのはこれもスーパーマンから続く一つの方程式だが、シム・リウがモサッとしてどーにも華がないのがちと残念。次回登場するときはもうちょっと垢抜けてることを祈る!
マーベル異色のヒーロー
フェーズ4に突入したMCUの新しいヒーロー作品。
元々1970年代のカンフーブームに乗っかって産まれたヒーローなだけに、他のマーベルヒーローと比べるとかなり異色な感じ。
クライマックスで正装となった時も、特にそこに焦点を当てるわけでもなく、気づいたら着替えてたみたいなw
どうしても地味なイメージは拭えませんね。
でも、アクションシーンはかなり良かったです!久々にカンフーアクションを見たって感じで、スカッとしました。
逆に、王道なカンフー映画なんだろうなと思っていた分、後半は竜に乗ったりとかファンタジー色が濃くなり、若干トーンダウン😅
個人的には、前半のカンフーアクションメインの方が好みかな。
登場する幻獣のデザインは、どれも存在感あってカッコ良かったですけどね。
ちなみに、マーベルのドラゴンといえば、フィン・ファン・フーンが有名だけど、それとは別物なのかな?一瞬、おっ!?って思ったんだけどw
とりあえず、今回の作品は、今後の展開を予測させるような大きな伏線はなく、1つの作品としてまとまっている感じでしたが、過去のMCU作品と結構リンクさせてきたのには驚いた。
で、なんの為に出てきた?って奴もいたけどw
まあ、一見マーベルとは別作品のように見えるけど、世界は繋がってるんだなって思える演出は良かったですね😄
大きな伏線はなくと書きましたが、テン・リングスという腕輪は、今後のキーアイテムになっていきそうですね。
これはビックリマン映画だ!
そうは言っても、MCU過去作は全て観ている(原作はノータッチ・ドラマはエージェントオブシールドのみ)程度にはマーベルファンですが…正直、どんだけ贔屓目にみても今作は残念な仕上がりと言わざるを得ないかなぁと。
新たなフェーズになり、エンドゲーム以降の物語が進むうえに、新たなヒーローと言うことで、マーベル初心者でも楽しめる作品を期待していました。実際、あまり深く考えずに、カンフーアクションやら怪獣大戦やら、可愛いずんぐりむっくりなタスマニアデビル風キャラを楽しむ程度なら充分かもしれません。
ただし、物語の展開やヒーローヒロインやヴィランが動くべき動機や設定が私には消化不良でして…まぁ総じて残念な印象かと。ラスボスが前日練習しただけの弓矢でダメージくらうとか残念極まりないです。ラスボス倒すんなら、シャンチー兄弟の合体技みたいのとか、伯母さんから受け継いだ技とかで倒してもらいたかったなぁ…
逆に、過去作をそこそこ観ている者が楽しめるかと言われたら、そこも…マンダリンのガッツリ再登場やウォンの登場が複数回と、ウォン対アボミネーションとか、バナー博士&キャプテンマーベルの登場で一瞬だけ上がりましたが、それだけと言われればそれだけでしたねぇ。
個人的には、マイティソーの一作目以来眠くなってしまいました。評価の高い方のレビューを拝見して、再度見直してみようかなぁ…
安定のマーベル印にあぐらをかいているわけではないんでしょうが、本作がアジアンキャストってだけで、中国に媚びをうっているかのような印象(私は思わなかったんですが、他のレビューで散見され)を持って見られてしまう(作品自体の評価がない)点で、やはり本作の魅力不足ではないのかと…少なくとも、MCU過去作のみの浅いmarvelファンとしては以上の印象から星は厳し目の3としたいです。
追記
翌日2度目の鑑賞
やはり、初回の印象からは変わらず。
序盤と終盤のカラオケ夜更かしシーンについては、お笑い要素を取り入れたいんでしょうが、アントマンやスパイダーマンのように、劇中にちょいちょいお笑い要素を入れていてならまだしも、本作では、序盤と終盤だけですから…『普段はこんな生活している人達ですよ』を言いたいんでしょうが、カラオケ夜更かしシーンを入れるんなら、中盤にも若干のお笑い要素を入れないと、後付け感がハンパなく感じてしまいました。中盤にお笑い要素が入れられないんなら、序盤終盤のカラオケ夜更かしシーンは不要かと…もっと硬派なカンフーシーンを増し増しにしてくれた方がいいかなぁ…と2回目には感じました。
あとは、ヒーロー感が薄く…なんとなく親父さんの方がヒーロー向きなんじゃないかなぁと感じました。アメリカ人監督や製作陣のアジア人イメージがあんなもんなんでしょうねぇ…って感じる私(日本人)の勝手なヒーロー像ですが、まぁ個人の見解ですので、ご勘弁を。
そう言えば、なんでウォンとアボミネーションが地下格闘場で闘ってたんだろう…サンクタムの経営難から出稼ぎ?
色々と書き連ねましたが、今後も楽しみなシリーズになりそうです。
総じて、本作はフェーズ4の物語が進むためのオマケ映像を観るためだけに(とは言い過ぎかもしれませんが)本来ならチョコレート菓子(本編)を楽しむハズが、シール(オマケ映像)だけを楽しんだ、そんな印象の類稀なるビックリマン的映画だ!
(もう少し文才があれば、上手く伝えられるのに、本作は色々と考えさせられる、本当の意味での問題作かもしれないし、こう言う問題提起できる本作こそが良作なのでは…と思い悩みに悩んだ末に星0.5加点しました。)
話の展開が残念
映像とアクションはすごくて楽しい。堅物そうな主人公が意外と面白キャラで友達は完全にお笑い担当でコメディ映画要素が結構強い。
主人公も妹も友達もあまりキャラが強くないけどある意味新しいのかもしれないと思った。予告だけじゃ想像つかなかった敵が出てきてなんじゃこりゃとか思ったけどよくあるパターンじゃないから良かったと思う。
でもでも友達がなぜついてきたのかだけが違和感が強い。危ないから連れてきちゃダメでしょ。もう少し説得力あるシーンがあって欲しかったな。あとお父さんとのことも変な感じ。
トニーレオンより息子の方が老けてるよと思ったけど千年生きてる設定なんだね。
相変わらず格好良かったけど英語で話すとおじさんだなと思った。
新たな
マーベルの世界が始まりましたね。カンフー要素が強いので、マーベル作品である事を忘れそうになりますが、各所に繋がりを示す要素が散りばめられているので、今後の展開が楽しみです。エターナルズの宣伝も始まりましたし、期待大です。
血の報い
テン・リングスの力で裏社会の権力者として千年君臨する父親と対峙する息子の話。
母親の死後、7~14歳まで虎の穴で殺し屋として鍛え上げられるも、実戦に際し組織を抜けて10年間アメリカで身分と力を隠していた主人公…という割には結構あっさり闘い始めちゃったけど(´・ω・`)
取り憑かれた父親に対抗すべく、父親より強かった!?母親の龍の力を借りてという展開で、なんだかRPG的というか、ファンタジーアドベンチャー的というか、あまり自分の得意ではないジャンル!?
しかもどうでも良い昔話まで結構丁寧に描いていてテンポもイマイチだし…とノリきれず。
更には人間同士のバトルならまだしも、バハムート vs リヴァイアサン?…FFかよっ!
確かに迫力っぽいものはあるけれど、ファンタジー色が強すぎて、何か興奮しないんだよね。
そういえばMCUの中でもあまり自分の好みではない作品のキャラも顔見せてたし、そういうテイストってことかな。
あまりMCUッぽくないし、アドベンチャー系の作品が好きなら良いのかも知れないけど自分にはハマらなかった。
そしてエンディングの曲、途中で変えなくて良いのにw
オマケは…
元々の発言からしたら、まあそうなるよねw
全110件中、81~100件目を表示