シャン・チー テン・リングスの伝説のレビュー・感想・評価
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低速発進
すっかりMCU戦略に乗せらている私は、クライマックスの大団円を楽しむ為にはとりあえず全部観ておきたいという誘惑から中々逃れらません(苦笑) まあ、MCU作品フェーズ1~3から観てきて大きく外す作品も無く、出来自体も殆どアベレージを超えた作品なので、今や娯楽映画としても個人的嗜好の作品としても安心印の商標となっていますので、恐らくこれからも興味が失せるまで観続けるのでしょうね(笑) で、MCUの新たなフェーズ4の第二弾に当たる本作ですが、今までの世界観とはちょっと毛色の違う作品で新鮮でしたが、内容はテンプレートでした。 でも、ハリウッドと中国とは相性が良いのもよく分かりました。(イデオロギーよりも大陸的な特性の近似の方が強く、本質的に似ている人種の様な気がする) あと「クレイジー・リッチ!」「フェアウェル」などで最近やたらに目にするのですが、作品的にはオークワフィナが一番役得していた様な気がします。私には椿鬼奴にしか見えないのですが(爆)、間違いなく達者な役者さんですね。本作でも今のところただの人間の様ですが、今後の活躍も期待したいです。 とりあえず、新たなアベンジャーズの仲間入りした感じで終わっていますが、今後『エターナルズ』とどう絡んで行くのか楽しみです。
アイアンマンとドクターストレンジ
マーベルシリーズ初めての人はアイアンマン1とアイアンマン3とドクター・ストレンジ観てから観ると更に内容がよく分かります エンドロール後にも映像あるので最後まで見てください
Crazy Kamehameha fireball! 終わりの始まり?
これから大丈夫かな、MCU...
MCUの第25作目にして、フェーズ4の映画としては第二弾。アジア人としては初のヒーロー「シャン・チー」となります。んー、中国市場忖度?ダイバーシティ?ポリコレ?何にせよ内容が面白ければ文句はないのですが・・・個人的には微妙でした。
ちょこちょことアメコミ(邦訳)を読む人間なのですが、シャン・チーってあまり見た覚えないんですよね。どなたか何に出てたか知ってますか?今回の映画があるから邦訳されたコミック「シャン・チー ブラザーズ&シスターズ」は読んで好きだったんですけどね。コミックにある解説だとシャン・チーは元々が1970年代のブルース・リーからなるカンフーブームに乗っかって作られたキャラクターだそうです。でもカンフーキャラならアイアン・フィストの方が有名ではなかろうかと。アイアン・フィストはNetflixに使わせちゃったし、中国市場向けに何かいいキャラいないかな~っと無理やり探して発掘されて映画化されたような気がします。
まぁ、それでも(何度も言うようですが)映画が面白ければ何も文句はないのです。同じMCUで言えば「ガーディアンズ・オブ・ザ・ギャラクシー」のように。「アイアンマン」だって映画化された当初は誰も知らなかったっていいますし。せっかく無名で色んな可能性があったはずのキャラクターなのに、何でこんなに無難に仕上げちゃったかなぁ。
冒頭で昔話から始まるのもテンプレ過ぎですし、途中途中やたら回想シーンが入ってたり、全体的に間延びしてテンポが悪い感じでした。もはやディズニーに「MCU映画の作り方」マニュアルがあって、単純にそれをなぞって作ってませんでしょうか?それに内容がカットできる所も多いと思うんですよね。例えば飛行機の中の「野菜がいい?ビーフがいい?野菜?あ、野菜もなかったわ~」のシーンって必要ですか?何であんなシーンをわざわざ入れるのか意味不明です。あんなシーン入ってると「これは作った監督下手くそなのではなかろうか?」っと全てをナナメに観るようになっちゃって。楽しめなかったなぁ。
マンダリンのベン・キングスレーが「アイアンマン3」ぶりに出てきたり、不思議な生物モリスとか、何故かウォンがアボミネーションと闘ってたりとかの小ネタは面白かったんですけどねー。1つの作品としてはとっても微妙でした。
うーん、フェーズ4のドラマは力作揃いなのに肝心の映画の方がクオリティも挑戦する気概も落ちて来てる気がします。本作がMCUにとって「終わりの始まり」にならない事を願うばかりです。何だかんだ言って今後も追っかけるんですけどね。
さぁ、お次は「エターナルズ」だ‼️
ディズニー×マーベル
MCU劇場鑑賞2作品目!アメリカでの評価の高さから期待大にして劇場に突撃!
序盤のフルCGの美しさが際立つ鮮やかな男女の戦闘シーン、主役というわけでもないのに見入ってしまうしなやかさに終始惚れ惚れしてしまいました。
そこから現代のシーンへ。ホテルマンのショーンとケイティの仲の良さが伝わる車庫へと持っていく車での暴走や、ケイティ宅での食事シーン。親友以上恋人未満という感じですが、全編通して恋愛的な場面はあまり映らないので、物語の本筋に集中することができるのも見事な塩梅だと思います。ショーンの優しい雰囲気が表情からも仕草からもじわじわ伝わってくるのも良いです。
しかし通勤途中のバスで、いきなり敵が強襲してきますが、ショーンからシャン・チーに一気に覚醒してバス内を駆け回り、手が剣先になってる敵の攻撃をスレスレでかわしまくり、ケイティは制御の効かなくなったバスを乗りこなし、パソコンを盾代わりに使い、ジャッキーばりのバスの屋上やドアにへばりつきながらまたバス内に戻ってきて、連結部分での攻防を制し、敵をぶっ倒すという脳汁ドバドバのアクションが最高すぎました。力封印とかもうそんなのどうでも良いくらいの暴れっぷりに大興奮でした。
そこから妹の元へと向かい、賭けに勝手に賭けられ、そこで妹シャーリンと戦うという高速展開ですが、ここでも力強い戦闘シーンが短時間で繰り広げられます。女性のしなやかさではなく圧倒的パワーで勝利するのも最高です。脳汁ビッシャビシャ。
そしてテンリングスがやって来るという、もう連続でビンタを受けているような感覚ですが、そのテンリングスとの戦闘も最高です。竹で作られたビルの足場で繰り広げられる戦闘で、常にいつ壊れるか分からない、いつ落ちるか分からない状態での殴り合い、蹴り合い、蹴落とし合い、もう脳汁がドバーしてます。ドバー。
父親が仕向けたものと分かり、父親のアジトへと向かいますが、方向性の違いにより父親と対立します。完全なる毒親ということもあり、父親を共通の敵として認知することができます。ここでシャン・チーの過去が明かされます。母親の死後、特訓という名の虐待に近しいものを受けており、それはシャン・チーを最強へと導いてはいましたが、それと同時に孤独にもなってしまうという重いストーリーを見事な尺で描ききっていました。脳汁タップタプ。
ここまでは良かったんです。ここからなんです。急にファンタジーになってしまったんです。そういえば舞台アジアだったなーというのを思い出させるような九尾狐や渾沌が出てきます。世界観が一気にディズニーに寄ってきたなと思いました。もちろんCGのクオリティは素晴らしいのですが、観たかったものとは少しズレてきてしまいました。
村VSテンリングスの展開は最終決戦の導入としてとても良かったと思います。ただ、この戦闘が何か活きたのかと聞かれるとイマイチです。割とパパっと戦闘は終わり、シャン・チーVSウェンウーの親子バトルになるのですが、シャン・チーが武器を持って戦うのでコレジャナイ感が出てしまいました(まぁ持たないと不利ではあるので仕方ないのですが)。ウェンウーの10個の輪の圧倒的強さの前に湖に沈んでしまいます。ただ10個の輪がただ強いってだけだったので、1つ1つの輪の力についての描き込みが欲しかったです(原作準拠だったら申し訳ありません)。
そこからシャン・チーが母親の声を聞くと同時に龍を従わせるというまさかの神話系に突入。いよいよカンフーどこいった感が出てしまいます。でっかい龍の迫力は凄まじいんですが、うーんやっぱりコレジャナイ。アジアってまだこういう感じの描かれ方なんですかね。ケイティの援護もまさかのヒットというケイティを活かすには不十分な場面だと思います。
最終的にもっとでっかい龍が出てきますが、新たな10個の輪を龍に纏わせ、ライダーキックをするのかと思いきや、ハッ!で龍が粉砕されます。割と肉片が飛び散る感じで笑
終盤は納得のいかないストーリーでした。こればかりは期待していたもの違いだったので、自分の問題でもあります。
ただそんな大きな戦闘を終えた後に、その話を土産話にしたりする感じはとても好きです。この優しく狂った感じはほっこりしました。そして「ドクター・ストレンジ」からウォンが新たなサーカスへと導き、シャン・チーもアベンジャーズの世界へ。でもやっぱりカラオケへ!っていう明るい感じで物語は幕を閉じます。まずは顔見せということで、多少なり粗がある作品ではありましたが、次回作やアベンジャーズとしての活躍に期待大です。
鑑賞日 9/3
鑑賞時間 15:30〜17:55
座席 Q-26
イメージを世界観で破壊してる
10個の輪っかでやりたい放題してた男の 息子がさすがに居ても立っても居られなくなった話。 んー、想像どおり!って感想です。 カンフー系をご期待されてる方、ダメです。 これはマーベルなんです。 なんでもありのマーベルなんです。 なのでカンフー以外のあれやこれやと出てくるので そこを期待されてる方にはおすすめできません! 正直迫力不足、技不足、音楽不足が否めません。 でも家族がテーマなとこもあり、 家族物の映画に弱い私は ちょいちょいグッときました。笑 MCUの中では比較的ぽっと出てきたキャラなので 他との絡みは果たしてあるのだろうか、、、 と心配していましたが、 安心してください、絡んでますよ!!!
ブラックウィドウがすごく良かっただけに
ストーリーにはウトウト感ありました。起伏は少なかったように感じます。 ただ、アクションは本当にキレッキレだし、映像綺麗でした。 トニーレオンが格好良すぎて、全てたいらげてしまいました。 トニーレオンがシャンチーでいいやんと思えるくらい格好いい。 自分にはよくわかってないですが、詳しい知人曰く、伏線多々あるようですね。 ネバーエンディングストーリーちっくな白様が大暴れしてて、ジブリ感あって目が覚めました。 キャスティングパッとしない感は感じてしまいます。 賛否両論なのかもしれません。
血には血で贖うべし‼️❓
カンフーとマーベルのコラボは意外とイケる。 最初のアクションから、後半までは少しもたもたするけど、キャストが活き活きしてるので許す。 お母さんが余りにも魅力的なので、主役と妹の容姿がトホホなのはご愛嬌です。 最後に出てくる化け物と龍はいらんかな、ゴジラ映画と勘違いしそうだから。 吹き替えで観たから、映像に集中できた。 展開的に復讐で殺すことには、最近は共感しつつあります。 渋谷のプリウス轢き逃げ院長と京アニガソリン男は即、リンチ死刑が良いと思います。 ストレス人間は、精神衛生の回復に是非。
カンフー映画は好きな自分にはたまらないジャッキーチェンリスペクトだ...
カンフー映画は好きな自分にはたまらないジャッキーチェンリスペクトだった。
オークワフィナの主人公との距離感がいい感じ。恋人未満友人以上?
トニーレオンが悪役と親父役のかなりいい感じの表情を見せる。
最後のほうはもう悪魔に魂を抜かれる前から魂はもう売り渡しているような表情が素晴らしかった。
輪っかがどこに信号を送っているのか、妹と今後どう絡むのか楽しみ。
デジャブばかりな映画も結構楽しい❗️
同じMCUなのに、なんで『ブラックウィドウ』はTOHOシネマズでやらなくて、『シャン・チー』はやってるんだろう? なにしろ私の居住エリアではTOHOシネマズでやってくれると利便性が格段に上がるのでよかったです。 コロナ感染の状況とか、それに伴う配信方針などの違いなのか、菅総理の突然の辞意表明なんかもそうですが、真相はともかく、俺は知ってるぜ、という事情通・情報通の人にとっては、活躍の場が増えるようなことだらけですね。その分、ネット情報の信憑性についてはますます気を付けなければ!と気が引き締まります。 それにしてもこの映画、既視感のあるシーンの連続ですが、これでもか、というくらいてんこ盛りに畳み掛けてくるのでまったく飽きないし、楽しくて仕方がない。 極めて個人的で偏屈な感性かも知れませんが、下記のような映画を思い浮かべたりしてました。 ドラゴンボール スピード ネバーエンディングストーリー ロード・オブ・ザ・リング ワンダーウーマン(アマゾネス?) グレートウォール キングダム ハリー・ポッター(ファンタスティック・ビースト寄り?) エンドロール中、エンドロール後のおまけ映像は計2回ありますので、ひとつ目を見終わって安心して退場なされませぬよう(そういう人が10人くらいいました❗️)、くれぐれもご用心‼️
クライマックスの30分はもはやハチャメチャ
ルッキイズムと言われるかもだけど新ヒーローのルックスが悪い・・・ヒロインも全てそこにまずテンション上がらないとはいえジャッキーチェンを継承する?新カンフーヒーロー登場を期待して鑑賞。前半はその期待に添う内容でスタート、でもクライマックスの30分はもはやハチャメチャ。違和感たっぷりの怪獣大戦やら超人能力発揮やカンフーアクション期待する自分のような人には大いに失望。
マーベル作品じゃなくていい
作品全体を通してアジア市場を意識して媚びすぎていた。俳優の顔のレベルが低すぎて気になってしまう。唯一かっこよかったのは主人公の父親で、それ以外はかっこいい人も可愛い人も出てこなかった。もっとまともな人はいなかったのか?特にヒロインが酷かった。次回作以降も出てくるであろう重要なキャラなのにかなり酷いと思った。
格闘技映画は演出が格闘技だけになるからしょぼくなるため、マーベルの今までのものと比べると演出がしょぼくなるからどうバランス取るのかと思ったら、前半はちまちました格闘技映画、ただの格闘技だけの映画としてしょぼくならないように、高所での戦闘をしていたが、それでも微妙だった。そして、後半はただの怪獣映画になっていた。テンリングスを獲得した後の戦闘には迫力があったのでもう少しどうにかならなかったのか?と思った。
前半はマーベル映画としては格闘技だけでしょぼく感じ、後半はただの怪獣映画でマーベルの世界観に全くあっていなかった。
それから相手の怪獣がモンスターハンターのゴアマガラとネロミェールを足して2で割った感じのモンスターと龍の戦いだった。こんな感じの怪獣映画ならゴジラとかを見るからマーベルじゃなくていいと思った。
総評として、わざわざマーベルの世界観で見るような映画じゃなくて、怪獣映画としてゴジラみたいな映画で十分。
次作に期待です
もの凄く期待して観に行ったので、ちょっと物足りなさを感じました。シャンチーの人柄をもっと見せてほしかったなあ。あの地味なところアントマンと同じように憎めない好きなキャラになりそうで次作に期待です。 ストーリー的には今回はかなりファンタジー寄りで好き嫌いが分かれそうです。私も個人的にはちょっと苦手です。それとトニー レオンが体格的にとても強そうに見えずそこも、ちょっと入って行き辛かった。アクションもワイヤーアクションではなく、バスの中のアクションの方が好みでした。 にしても、これからアベンジャーズとの絡み方も楽しみで、次の登場作に期待します。
テンリングス
1000年も前からテンリングスの力を身に付けた犯罪組織のリーダーを父に持つシャンチー。
現代では組織から逃れてホテルマンとして働いていたけど父の陰謀に巻き込まれ…
といった具合で展開していく。
簡単に言うと、
前半 ゴリゴリのカンフーアクション満載
後半 まさかの怪獣映画
正直な感想は思ってたんと違うw
でも見所はたくさんあって最後まで飽きなかった。
完全に新規キャラなのでブラックウィドウよりもフェーズ4感があった。
冒頭からアクションがすごい。
主人公のオリジンもしっかり描いている
ヴィランである父親も妻を亡くす悲しい出来ごとが…
それが組織を動かす原動力になっている。
劇中のクロスオーバーとしては
ハルクのヴィランであるアボミネーションとストレンジの相棒ウォンが登場。
そしてアイアンマン3で出た偽マンダリンも登場。
今回もいいキャラだったw
細かいところではホームカミングで
「スパイダーマン宙返りして」といってたヒゲの人も出ているw
今作ではシャンチーを動画配信で世に広めたw
しかしアクションもっと見たかったなぁ。
テンリングスを使ったアクションは伸び代しかない。
今後の活躍に期待。
エンドクレジット後
ウォンがテンリングスを調べている。
ホログラムで会話しているのはキャプテンマーベルとブルース・バナー。
テンリングスから信号を発信している。
(エターナルズに繋がる?)
ウォンがシャンチーにこれから長い旅が始まると語りかける。
シャンチーの妹がテンリングスのリーダーになる。
ウィドウズも修行に参加している。
「テンリングスは帰ってくる!」
長い旅が始まった
満を辞して登場した、新ヒーロー。
とりあえずパパの話が切なかった。
あの立場になったら、まぁそういう選択してしまうよなって思う。
途中からジブリかな?ってなった。
アメリカが思い描く中華ファンタジー感がとても出てる作品だった。
途中やたらと水がモチーフになっていたのは、龍=水っていう世界的な共通認識なのかな
マンダリンっていうチョイ役をここで引っ張り出して、きちんと息抜き要員として活きてるのがまた堪らないね。
あと、村の生き物たちみんな可愛い。
ラストに出てきた面々にときめいた。
あと妹、、、いい性格してるね。
とても好きなキャラクターだわ。
組織を解体してるのもめちゃ笑えた。
近代化の仕方よ。ジョンジョンよ、、、、
いやぁ、次誰とどう絡んでいくのか楽しみ!!
82/100
MARVEL!カンフー!ファンタジー!
ストーリー展開が早いのは否めませんが、
カンフーアクション、ファンタジーが個人的には迫力があって面白かったです!!
ドラゴンとか悪魔とかは、まぁそんな設定なんだなと、問題なく受け入れました。
「別世界と現実世界の間の世界」が出てきて、これからどう他のヒーロー達と絡んでいくのか気になります。
その世界はめちゃめちゃ広いと言ってた気がしますし。
あと、特殊な武器を使う物が沢山いたという設定があって、もしかして、アジア版アベンジャーズを作るのか??と期待。(アジア版かは分かりませんが)
この映画を見て、MARVEL作品を見返したくなりました。
やっぱりカンフーは最高!
アジア人をメインにするのは興収的に割と挑戦的だったと思いますがかなりよくまとめられていたと思います。プロットとしては輪をテーマに、家族の輪、人の一生で成し遂げること、輪廻(おそらく母が龍)、精神の輪などが描かれてました。
中国と言ったらやはりジャンル映画としてはカンフー!なのでカンフーアクションがほとんどです。ベテランのトニーレオンがリードしながら若手にバトンタッチして行く感じです。このカンフーアクションが今までのマーベル作品の中でも群を抜いて素晴らしい。とにかくスピーディでパワフル、そして偽りなくリアル。
ノーランも言ってましたがリアルってのは大事ですよね。
割と映画観てる人はこれCGだなってのが分かるようになってきてると思うのですが、カンフーアクションはまやかしが効かないのでかなり大変だと思います。
まあとはいえCGも割とあるのですが神話のクリーチャー達を出すのはちょっとやりすぎかなと思ってました(龍を出すためには仕方ないですが…)。
ストーリーを追った感想です。
バークレー卒なのにサンフランシスコで駐車係をやらされてる描写が良いですね。アメリカだけでなく世界的に、良い大学を出ても低所得の仕事しかない事がよく描かれます。高級車を運転しようとするオークワフィナがNASCARの運転手並よと言いますがNASCARとはアメリカで人気の自動車レースの事です。
バスのシーン。サンフランシスコは坂が多くて有名ですが上手く戦闘シーンにいかせてると思いました。長いバスをぶった切って乗客を助けるのはMIBの電車のシーンに似てましたね。腕先が鋭利な敵のキャラは燃えよドラゴンのラスボスを彷彿とさせました。
飛行機のシーン。シリアスな過去の話をしてる時にビーフか野菜か聞かれます。ここは少し冗長な気はしました。
マカオのシーン。違法闘技場のアイディアはとても良かったですね。ドクター・ストレンジの仲間ワンが登場したのも同じアジア勢として良かった。飛行機内でシャンチーがアメリカネームをショーンにしていたことが安直だという会話の後、闘技場の司会者がジョンジョンという自己紹介をしますがあれは笑うところです。ビル側面の戦いもスリリングで良い。香港は竹で足場を組むことが基本なのでよく活用できてました。電光掲示板を背に自分を殺人マシーンにしたトレーナー(最後までこれが誰なのかは特に描かれませんでした)と戦うシーンは007のスペクターっぽかったですね。
トニーレオンに家に連れて行かれてから母が生きてる説の説明、からの過去のシャンチーの記憶。この辺りまで少し個人的にはだれてしまった印象です。
マンダリンが再び出てきます。アイアンマン2以来です。マンダリンチキンとトニーレオンが言いますがアメリカンチャイニーズで有名なファーストフード店パンダエクスプレスで売っているチキンの事です。オレンジチキンともいいます。
マンダリンが演じて好評だというマクベス、リア王はいずれも説明不要なシェイクスピア作の悲劇です。いずれも君主の話です。首がないモフモフの生き物が出てきます。おそらくグッズ用でしょう。
ターローの村へ行きます。竹林が押し寄せなんとか間一髪で到達します。オークワフィナの運転スキルが活かされます。
ターローの村に受け入れられます。オークワフィナは特に人生でやりたい事がありませんでしたが(フェアウェルに似てましたね)狙いを定めてやったことはないだろうという事で弓矢を始めます。一方シャンチーは父を殺す事を誓います。
トニーレオンが村を攻めてきます。トニーレオンがテンリングスを使って魔界の門を叩きます。クトゥルフ神話の化け物みたいなコウモリとタコが混ざったような生き物が新たな敵になります。ただの武器では倒せないという点でこれは欲望を表しているのかなと思いました(引っ付いて離れない、何度も魂を吸いにくる)。一方で龍は中国では神聖な生き物ですから、涅槃、悟りを開いた境地を表しているのでしょう。
海に沈んだシャンチーを龍が救います。これはおそらく母でしょう。
トニーレオンが化け物に魂を抜かれます。シャンチーの今から過去までがフラッシュバックし、あとは任せた的な微笑みを残して死にます。テンリングスがシャンチーに委ねられます。ここは鳥肌シーンでした。
龍が彼らを助けますがクトゥルフ神話の化け物に魂を抜かれそうになります。ここでオークワフィナが見事喉を射抜きます。これがないとオークワフィナが来た意味ある?となってしまいますからね。見事戦いに勝ちましたがたくさんの犠牲がありました。これはアジアンヘイトなどで犠牲になった人々の事を表しているかもしれません。考えすぎかもしれません。
冒頭に戻りバーで幼馴染と飲んでいるとワンから呼び出され今後の作品に重要な役割を示す事を示唆されます。そして冒頭同様休まずにカラオケに行き、お馴染みのイーグルスの名曲ホテルカリフォルニアを歌って終わります。締めはとてもよかったですね。
総評として続編や他の作品とのクロスオーバーが非常に楽しみです。マーベル好きでなくても楽しめますので是非ご覧ください。
カンフー版スター・ウォーズ
ストーリーは別としてキャラクターの縮図は、スター・ウォーズそのもの。主人公の父親が悪党のリーダーで、主人公は妹と友達と一緒に父親と戦う話。そして、父親は愛する妻が死んだことで、悪の道に進んでしまった。ね、これだけ見るとスター・ウォーズでしょ?ライトセイバーやフォースの代わりに、カンフーやテンリングスと呼ばれる10個の魔法の腕輪で戦う! とはいっても、MCUという映画シリーズとしては最高の出来だった。時系列もしっかりしていて、世界観を広げさせてくれる。何より、アイアンマンロスからの新たなリーダーになる予感!MCUらしくないという意見もあるが、これがこれからのMCUの形になるのだろう。ブラックパンサーでもやったことだが登場人物のほとんどを白人ではなくすることで多様性を促している。 最後に、ケヴィン・ファイギありがとう。
「ブラックパンサー」をアジアでやってみた。
存在しないはずの土地と住民達。 現代社会との行き来での活躍! 「ブラックパンサー」アジア版みたいだった。 そしてアジアでしか描けない後半の楽しさ。 マーベルは売り先以外も ワールドワイドな攻め方をしてきましたね! 矛盾は多少あれど単純に楽しかった! 一緒に観に行った息子(5年生)は 家に着くまで(着いても)何かと闘ってた(^_^;) いやぁ、MCUでトニー・レオンと ミシェル・ヨーを観る日が来るとは。 感動です(´;ω;`) そーそー! エンドロール後も観てね!
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