あの夏のルカのレビュー・感想・評価
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港町“ポルト・ロッソ”のネーミングは「ねむれナイト“コルポ・グロッソ”」が由来かと思ってたよ、モッツァレラ。
イタリアの美しい風景にうっとり。調べると、コルポ・グロッソが由来ではなく、宮崎駿監督の『紅の豚』の主人公名ポルコ・ロッソかららしい。どうもジブリ作品が好きみたいですね。そう考えると、あれこれ似ている描写もあったような気がしてくる。 「ピアツェーレ、ジローラモ、トロンベッタ」の意味はあとから調べることにして、日本語版においてもイタリア語が随所に使われてました。それよりもベスパやジェラート、そして『ローマの休日』ですね。それっぽいポスターもあったけど、ちょっと違ってた気もします。 映像において、基本は3DCDなのに、列車や海の波の描写が日本っぽい雰囲気。壁の貼り紙なんてのは2D感満載でした。人間の捕獲対象となっていて嫌われ者のシーモンスター、ルカとアルベルトがそのまま人間の世界でひと夏を過ごす。ジュブナイル的要素の他に、人間の排他的な醜い面とすべての人種の寛容といったテーマにつながっていく。予想はできるのに、なぜかウルっときてしまう作品でした。 そーいや、ジュリアの父親は片腕だけど筋肉もりもりで魚料理、パスタ料理が得意。好感持てる存在だったけど、「コルポ・グロッソ」の司会者にも見えてくる(こだわるなぁ)。子どもと老人ばかりが目立っていたけど、やっぱりここでチンチン娘を登場してくれれば、おっさんでも楽しめるのにな・・・
少年時代
ディズニー+にて初鑑賞。 主人公は少年のルカ。 海の中に住む「シーモンスター」という種族。 海の中で人間の道具を見つけ同じ種族で地上に住む少年アルベルトに出会った事から地上の世界に憧れていく。 人間はシーモンスターを恐れている。 水に濡れると元の姿に戻ってしまうけど、 好奇心が勝り二人で人間の世界に飛び出していく… といった内容で進んでいく。 多様性社会をピクサーのファンタジーな世界観でストレートに伝えてくれた作品だと思う。 出会っていく人もいい人達。 敵役のエルコレも分かりやすい憎たらしいやつ。 知らないことを知っていく楽しさは本当に素晴らしい。 友情や嫉妬心からの喧嘩も子どもならではの展開。 主人公が純粋でまだ知識も少ない想像力豊かな少年で、 懐かしい気持ちにさせてくれる。 終わり方も綺麗。 エンディングの少年時代も作品に合っていて良かった。 コロナ禍でなかなか外出しにくい今、 家族で鑑賞するにはピッタリの作品だと思った。
エモい
あえて若者言葉で言わせてください。 エモい映画でした。 少年達が抱く素敵な夢。 彼らの無限の想像力。 何も考えず走り抜けられる行動力。 利益など考えず友の為だけに尽くせる純粋な気持ち。 大人になった私には、持っていないものが詰まっていました。 映像もキレイで、魅力的でした。 このファンタジー映画を観て、 「これは現実的に考えると、、」なんて考えてしまう自分がいて、ファンタジーを楽しめなくなりつつある自分がなにより悲しいです、、、 彼らのような純粋な気持ちが無くなることが大人なのかもしれないけれども、、、 今は感じることのできない、子供の時の気持ちを体験できたようで、色々な気持ちが込み上げてきて、、、 やはり一言でまとめるとするなら、 「エモい」映画でした。
登場人物と一緒にイタリアの街を駆け抜けた気分!
海と空の間の私達。手紙や電話で繋がれる時代。 喧嘩した事もあるけど大切な友達に「元気?」と連絡したくなるような作品でした。 恋愛や恋人要素が全くないので自分も登場人物の友達の気持ちになれました。 CMが青春感満載で私の好きなピクサー映画の作風では無いかな?と思ってましたが、そんな事なかったです! 夏の海と太陽の眩しさなのか青春の眩しさなのか分からなかなるくらい素敵な作品で、一緒に自転車レースを走った気分。 ピクサー映画は当初大人向けの映画を目指したかったと言うように、今回もリアルな感情や裏切りや嫉妬が鋭かったです。 これといった大きな見せ場山場はありませんが、終始ハラハラドキドキさせるポイントがあります。 観ている私たちもハッと息を呑んだり、危ない!見つかる!と声が出てしまいました。 もし映画館での上映も有れば映画館で観ていたと思いますが、映画館でも同じように声を出す人続出だったのではないでしょうか?
良かった、んですけどね
爽やかな夏の映画で、水の表現と色彩に魅せられる。 ストーリーの前半はワクワクしたけど... 泣いた赤鬼感がすごい。 観て損することはないし、 嫌われる作品でもないと思う。 ただ、他のディズニー作品と比べると ギリギリの4点かなぁ 作品としての完成度は高いと思うのに、 何度も観たい!とはならなかった。 誰かにオススメするにも弱い。 すべてはディズニー作品が好きすぎる故の期待値の所為 でも、もう少し子どもが大きくなったら一緒に観ます。
かつて少年だった大人達へ。
ビジュアルに騙される事なかれ。 「あの夏のルカ」、こう見えて大人の鑑賞にしっかり耐える名作でした。 ヨーロッパの美しい街並み。 半魚人の少年と現地の少女との青春。 心に染み入るビターなドラマ。 どれも本当に素晴らしかった。 これほどのクオリティ、スクリーンで見れなかったのが残念だ。 外観や人種を超えて心を通わせるストーリーは、ノスタルジックなファンタジーとして魅力的だ。 更に、これらの隔たりが現実の人種問題に対するアンチテーゼとして上手く機能しているのが見事。 90分という尺も的確で、長すぎず短すぎず、ダレることなく展開が続き最後まで心地よく鑑賞することができた。 ソウルフルワールドといい本作といい、近年のピクサー映画は大人に向けて本気で作っているのが好印象。 ピクサー作品を子供向けだと思っている人にこそ、ぜひ見てほしい。
謝罪レビュー
ディズニーファンの方、申し訳ありません。 私のレビューは無視して下さい。しかしながら世の中、皆が皆、ディズニー映画を好きではありません。私の場合、リメンバーにしろ、この映画にしろキャラクターが好きではありません。背景のクオリティー、特に水の表情など半端ないです。 でもキャラクターが嫌いなのでどうしても評価をつけれません。ディズニーを好きな人に悪者はいないと思います。もっとも悪者はディズニーを見ないと思いますけど、そう思うと全世界の人がディズニーを好きになると戦争もなくなるのでは・・・・是非、子供にはスプラッター映画ではなくディズニー映画を推薦します。私も早くディズニー映画を楽しめる人間になれる様に日々精進いたしますので今回の評価1はお許し下さい。変なキャラクター、物語が台無しです。
男の子は夏に成長する
素晴らしい物語を素晴らしいキャラクターたちが 素晴らしいスピード感で駆け抜けた。 舞台はイタリアだけどどこか懐かしく、 自分の小学生時代なんかを思い出したりしました。 男の子は夏にグッと成長するものだと思う。 それは親ではなく友だちによって経験して成長するんだと 思う。 それはどこの国でも一緒なんだな。 友だちと出会って、一緒に何かを経験して、 ケンカして仲直りして友情を深める。 単純な物語だけど、王道が一番グッと来ます。 脇を固める親やおばあちゃん、片腕のおじさんそして敵役 みんなキャラクターがあってとても良かった。 女の子を入れて最強の3人組だけど、 男の子2人組はやっぱり最高! 居なくなったお父さんの話を続編で是非やってほしい。 季節はまた夏でお願いします。
最近のピクサー作品はジブリに匹敵!?
ピクサーといえばトイストーリー、ニモ、カーズなど素晴らしいシリーズがある一方、ちょっと前までの単体作品はイマイチなものが多い印象でした。 ところが最近はソウルフルワールド、2分の1の魔法、そしてこのあの夏のルカと素晴らしい作品を生み出しています。 ジブリってほとんどが名作で一つ一つは単体なんだけど何回も観たくなるような素晴らしい映画が多いですが、ピクサーもその域に達してきていると感じました。
配信向き、家族みんなで
夏のさわやか系ファミリー向け作品で、よくできていた。 ピクサーっぽくなくて、動き自体を楽しんで描いていたり、瞳や手足・水なんか動きが日本のアニメぽっかったり……特に宮崎アニメに似ていたような。 坂を駆け降りる自転車が途中で壊れて、自分の足で走るところなんか、まんま『未来少年コナン』や『カリオストロの城』でしょ、と突っ込みたくなったし。 物語を広げるだけ広げて、唐突感満載でいきなりまとめちゃったところも『魔女宅』や『紅の豚』などのジブリ作品っぽい。 怪物(シーモンスター)と人間というのはおそらく、難民・移民だらけの今の世界を反映させて、「人種や宗教の違いをいかに超えて理解し合えるか」「友達・隣人になれるか」みたいなことの代替表現なのかなと。 でかい画面で動きは見たいものの、内容的には家族で家でわいわい言いながら観るにはぴったりで、案外配信に適しているなという印象を受けました。
本当の自分自身で日々を過ごせる美しさ
主人公のルカはシーモンスター。普段は海の底で暮らし人間との接触を禁じられている。
海の底には人間世界で使われてる物が沈んでいる事もあってそれらに興味を持ったルカは地上世界へ強く興味を持つ。
そんな中同じ年代のシーモンスターアルベルトと出会う。彼と出会う事で、地上に出て体に水が触れていない時は人間の姿になる事ができる事を初めて知る。彼は地上世界と海中を行き来した生活を送っており、彼に色んな事を習うように共に生活を送る。
そんな時両親に地上世界を行ってる事がバレ、海中に閉じ込められそうになった時にアルベルト共に人間世界へ家出する。
水に触れるとシーモンスターに戻ってしまう不安、シーモンスターは人間にとっては危険な存在とされ懸賞金をかけられてる状況をはじめとした最初は不安だらけの日々を送るが、地上世界では人間のジュリアと友達となり彼の父とも友となる。
この町で毎年夏に子供達に向けて行われるトライアスロンの様な大会に向けて、ルカ、アルベルトそしてジュリアが協力して優勝を目指す事となるがその過程でルカとアルベルトが各々違う目標や夢を抱くようになりぶつかってしまう。
アルベルトはシーモンスターである事が町のもにバレ大会に出る事を諦めるが最後は大会出場中のルカを助け、そして共にシーモンスター化となるが大会に一生懸命取り組む姿、二人が助け合う姿、そしてこれまで町で過ごしてきた姿を住民達が認めシーモンスターである彼らを受け入れて作品は終わる。
昨今の多様性社会をピクサーの世界観で表現した作品でありそして子供が見ても分かりやすくストレートに描かれた作品であった。そのストレートさがまっすぐ過ぎて心に直で響き後半はとても多くの涙を流してしまった。
この作品の好きなところは非常に少年時代を思い出させてくれたり、大人になっても心の奥にある純心さを非常に擽ってくれる。
それはルカの言葉一つ一つがとても純粋だからであろう。シーモンスターで海の底にずっと暮らしていた彼が何も知らない人間世界を送り目に映る事全てが新しい発見ばかりの状況と彼の純粋さが非常に上手く描かれている。
人間世界は危険でありルカを過保護に接していた両親の考えも行動ももちろん理解でき、ルカ達でなければ早々に人間に殺められていたかもしれない。
外の世界は沢山危険な事も待ってるし、傷つく出来事も沢山ある。ただそれら以上に世界は自分が思ってる以上に大切な事や美しい事が待っている。
その大切な事や美しい事に出会えるために時には辛い事も我慢して乗り越えていく事もある事を改めて実感させられる。
この作品で一番好きなシーンは最後のシーン。ルカ達がシーモンスターである事を住民に認められた際、住民の一部が自分たちもシーモンスターである事を明かす。
まだまだ時代は間違った事に縛られ、理不尽な差別によって苦しむ人もいる。そういう差別を受けない為、自分達を守る為に本当の自分自身を曝け出す事ができず社会に適応しようと偽る事で日々の生活を送っている人も世界には沢山いる。
このルカの世界の様に1日でも早く皆が皆本当の自分自身で生活が送れる社会にしていく必要、そしてお互いが理解し共存していく社会の美しさを心から感じさせてくれる作品であった。
映像も綺麗でディズニーファンとしては映画館で見れない点は残念であったが、
子供が存分に楽しめそして分かりやすくストレートなメッセージを送ってくれる作品である為家族で見られる環境の人には強く勧めたい作品であると感じた。
もちろん一人で見るのもまた良い。ディズニーファンであればディズニーらしいシンプルかつストレートな美しい表現をこの作品でも楽しめる事は間違いない。
今年も半分が過ぎようとしているが今年見た作品の中では自分にとってベスト級の作品であった。
とにかく映像が綺麗
初めはすごくリトルマーメイドだけど、時代は変わり多様性を認める時代へといった感じでしょうか。 やっぱりピクサーは人間らしくて素敵だ。 悪くないんだけど、リメンバーミーと比べればインパクトが弱い気もした。 セリフはすごくいい。家で眠たい中見たせいかそこそこの星だが、もう一度見直そうと思う。
どこにでも行ける!
世の中には変わった自分のことを受け入れてくれない人もたくさんいるけど、受け入れてくれる人もいる。そんな仲間を大事に思いながらも、また明日へと踏み出すんだ。いついつまでも同じ魚の下、互いにがんばっては、心の中にいるから。ベスパのために海の上へ。何かニオう?モンスターや腕がないという設定描写。周囲になじめない象徴として。本当の多様性って? 最初の方からまっすぐな行動原理で、次第に引き込まれていく自分がいた。知らない世界が広がる。知ってるつもりだったことも新鮮に響く、見えてくる。そう、ディズニーやとりわけピクサー作品なんかは冒頭の方での主人公の望みなんかは本当に大切なもの=作品のテーマに至る前フリ・過程みたいな感じで、見る側としては予期せぬ方向へと転がっていくのに、見終わる頃にはそこに、それしかあり得ないくらいの必然性を感じるからすごい。 だから、今回も無条件におもしろく心温まる。本当に大事なことを教えてくれるみたい。うまく言えないけどやっぱり色々とうまくて子供から大人まで全世代楽しめる、等しく刺さるはず。これだけ美しい映像世界がTVで見られるなんて。と思う一方で、だからこそやっぱり映画館でも見てみたい気もする。ほんとにどうかしてる、マンマミ〜ア。同じ海の下からという意味で『リトル・マーメイド』(←ルッキズム)や『ファインディング・ニモ』なんかを勝手に思い出す瞬間もあった。涙腺崩壊鳥肌?負け犬バンザイ!行けルカ〜がんばれ〜〜 Fine
友情の必要性を改めて問われた作品。
感想 見る前はジブリ映画のポニョのような映画なのかと思っていましたが少し違うと感じました。 予告編通りルカとアルベルトの友情、シーモンスターと港町の人々との異種間交流がテーマになっていました。とにかく爽やかな映画で物語自体も大きく展開することはありませんでした。しかしそれでいいと思いました。観た後の後味が良いもの観たなぁと思えたからです。 無知ゆえに知りたがりのルカと世界の広さを伝え導く相棒のアルベルト、ルカたちが挑む自転車レース仲間のジュリアのトリオが良い味出してます。いがみあいながらも互いを認め合い、そして助け合う。友情だなぁという映画でした。シーモンスター目線の人間世界の見せ方も面白いと思いました。 しかし、所々ご都合主義な展開がある印象も受けて正直これで良かったの?と思う部分もありました。また、物語のラストが意外な形になっていて驚かされました。 総評 ピクサー作品らしからぬ日常系爽やか友情映画。夏が恋しくなる映画でした。
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