「エピローグも中々でした。」ミリオンダラー・スティーラー よしさんの映画レビュー(感想・評価)
エピローグも中々でした。
雨水下水道からの銀行強盗を思い立った素人強盗団を描いた物語。
多分初めて鑑賞したアルゼンチン映画だと思いますが、良く出来た作品だったと思います。
ハリウッドのような派手さはありませんが、それだけに史実に基づいたストーリーのリアルを感じさせます。
クライムサスペンスとしてのスリル、少しウィットを利かせた演出や音楽。
爽快感と哀愁を感じさせる展開は、秀逸だったと思います。
出来れば、特に主人公が犯罪に至る動機を描ければ、もっと物語に奥行きが出たのかもしれません。
アルゼンチンは絶えず政情不安定で、経済も疲弊している国です。もしかしたら、動機の提示がなくても、アルゼンチンの国民には十分なのかもしれませんが・・・
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