ミリオンダラー・スティーラーのレビュー・感想・評価
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WOWOWに感謝。
これが実話とはさすがアルゼンチン。最後は(なんとなく想定していたが)ラテン人らしい結末。日本の映画館では上映されなかったらしいのでWOWOWに感謝しなくてはいけない。金ばかりかかっている大半のハリウッド作品よりもはるかに面白く、リアリティーがある。マリオ役の初老の俳優(Guillermo Francella)が実にかっこいい。
優良作
南米映画で面白かった作品というと、記憶に新しいトコでは、同じ実話ベースの『シティ・オブ・ゴッド』が浮かぶけど、この『ミリオンダラー・スティーラー』も面白かった。やはり、ハリウッド以外で、世界的な規模での配給になると、ヒットの見込みはない駄作は淘汰されて、本当に面白い作品しか配給されへんのかな感。
まあ、実際のトコ、その辺は不明やけど、ともかくこの作品も楽しめた。泥棒て、実際いろいろ面白い話があるんやろうけど、「普通に生きてる分には、その辺の裏事情について知る機会は無いし、また覗いてみたい世界ではあるんやけど」と、まあ、その辺の欲求に応えてくれる映画。
同じテーマで、ハリウッドのフィクションやと、「気取ってて、緊迫感&リアリティ0のクサいだけの映画」になるけど、これは、筋が実話ベースなんで、ストーリーに必然性と緊張感が有った。諸々含め、最後まで画面に引き付けられた優良作。
エピローグも中々でした。
雨水下水道からの銀行強盗を思い立った素人強盗団を描いた物語。
多分初めて鑑賞したアルゼンチン映画だと思いますが、良く出来た作品だったと思います。
ハリウッドのような派手さはありませんが、それだけに史実に基づいたストーリーのリアルを感じさせます。
クライムサスペンスとしてのスリル、少しウィットを利かせた演出や音楽。
爽快感と哀愁を感じさせる展開は、秀逸だったと思います。
出来れば、特に主人公が犯罪に至る動機を描ければ、もっと物語に奥行きが出たのかもしれません。
アルゼンチンは絶えず政情不安定で、経済も疲弊している国です。もしかしたら、動機の提示がなくても、アルゼンチンの国民には十分なのかもしれませんが・・・
アルゼンチン版オーシャンズ!?
最初から最後までテンポがよく、犯人のおっさんたちも粋だし、おしゃれ。捕まってほしくないと思ってしまったけど、やはり悪事はバレてしまったか。人質を誰も傷付けない、武器も持たないというスマートさ。綿密な計画力、大胆な演技力、行動力、そして組織力。だけど、やっぱり仲間の一人から綻びが出ちゃった。実話ベースと言うのが、凄い!
地下から銀行に忍び込むルートがある場合、通常なら深夜決行が定石だと...
地下から銀行に忍び込むルートがある場合、通常なら深夜決行が定石だと思うが、本作品は営業時間中に堂々と強盗として入り、警官隊を正面玄関前に引き付けておいて、逃走する時のみ地下を使用するという何とも大胆な手口。
しかも実話だというからすごい。
全員がその後逮捕され、相応の裁きを受けたということで警察の威信も保たれた。
後味も良い作品だったと思う。
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