劇場公開日 2021年1月15日

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パリの調香師 しあわせの香りを探してのレビュー・感想・評価

全47件中、41~47件目を表示

3.0普通…

2021年1月17日
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鑑賞方法:映画館

一流有名ブランドが協力、的な謳い文句の予告だったけど、まあ、そんなんほとんど関係なし。展開が淡々としすぎていて調香師の味覚障害や失業して引っ越しできなくなる父親の苦悩があんまり伝わってこない。ちょっと物足りなし。

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peanuts

5.020代~の女性におすすめ、かな?

2021年1月17日
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鑑賞方法:映画館

今年11本目(合計78本目)。
こちら、やっている映画館が大阪市内では1か所しかなく、わざわざそのためにお出かけ。

内容はタイトル通り、調香師を扱うもの。その性質上、ややマニアックな専門用語(私もよくわからなかった…字幕の説明不足もあるけど、まぁ、こういう映画だから見る人がみたらわかるのでしょうね)が出る一方、フランス映画であり、人と人とのコミュニケーション・葛藤を描くドラマで、いわゆる「べったり恋愛ドラマ」にしていない点は、はっきり高評価かと思います(これ「ばかり」90分も見ても正直つまらないので…)。

むしろ、このようなある意味、日本ではもっとマニアックな職業にスポットを当てた映画が公開されたこと「それ自体」に意義が大きいかなと思います。フランス映画自体は数は少ないとはいえ存在し、それは大手(tohoさんなど)でもやっていることは多いですが、ちょっとでもマイナー分野になると採算が取れないのか大手は扱わず、いわゆる小型映画館が扱うことが多いのですが、それはまぁ、映画館の側にも「採算」という観点があるので仕方がないだろうと思います。
大阪市では年に1~2回、フランス映画祭などが開かれますが(2020年はあのご時世なのでどちらも中止になってる)、ただ、配信されれば大阪市のような大きな都市ではどこかでは見る機会があるので、まぁその点では機会損失にはなっていないかと思います。

多くの方が書かれていたように、男性が見ても楽しめる内容ですが、むしろ20代~の女性層がターゲットかな(あるいは、(日本ではおそらくもっと少ないと思いますが)この職業を目指そうと考えている10代の子向けかな)とは思いました。
ただ、別にターゲット層を最初から限定していないし、これだけ情報が公開されているので少しターゲット層が外れていても、それを承知の上で見に行く分には何の問題もないかと思います(映画としても普通ですし、過激な表現なども出てこないので)。

 減点要素はなしで5.0としました。「専門用語が少し多めに出てくる」という点は減点要素になりうるものの、映画の性質上仕方がないですし、私以上に香水などの知識をお持ちの方のほうが(どう考えても)多いかなと思いますので、そこは減点要素としていません。
また、「恋愛映画らしく、最後には(これから、どうするのかを)はっきりさせるべき」という点も、「多少の恋愛要素はあることはあるが、その点をあえて度外視してこうした職業にスポットを当てて、この点はあえて軽く扱って視聴者に任せた」というのであれば、それはそれであり(他に扱う内容がないのに、それ「さえ」ないとさすがに減点対象)、それも減点対象外としました。

 ※ なお、エンディングロールの中に出てくるはずの「無断コピーはダメよ」というたぐいの内容も全部フランス語ですが(その部分は翻訳されていない)、翻訳されていなくても常識的にダメなものはダメなのであり、ここの未翻訳も度外視しました(逆に、「書かないと絶対にわからない注意事項」なら翻訳しないと減点対象ですが、そう思える内容は存在しない)。

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yukispica

3.5大人向けのフランス映画

2021年1月17日
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フランス映画らしい落ち着いた大人向けの人間ドラマです。
調香師という仕事の一部が見れたのも興味深かったです。
娘と暮らしたい粗野な運転手と過去のトラウマを引きずる調香師とのやり取りが
とても面白かったです。
男女の恋愛物にしなかったのも安心感がありました。
ラストのエピソードも笑えます。
中高年の方にお勧めします。

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Yoji

3.5プロフェッショナル

2021年1月17日
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単純

幸せ

元嫁と暮らす10歳の娘を自宅に呼ぶ為に、仕事を選べないハイヤー運転手が、人付き合いの苦手な調香師と出会い巻き起こる話。

引っ越さなければ娘と暮らせないと言われる中で、運転免許の残りも僅かというギリギリな状態の主人公が、頼み込んで貰った仕事は、曰く付きの調香師の運転手という展開。

だらしなく不誠実なところがみられるけれど、客に対しては正直さと不器用さも見える主人公と、自分勝手ではあるけれど、世間や常識を知らないだけなのか?という様にみえる調香師のやり取りは、噛み合っている様なずれている様な…。

出て来る人はみんな良い人で、捻りという程のものはなかったけれど、本音で向き合い互いに変化を与えあう人間ドラマで、最初から最後までベタさがとても良かった。

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Bacchus

3.5調香師すごいですね!

2021年1月16日
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鑑賞方法:映画館

ドライバーとのやりとり面白かったです。
可愛い娘ですね。
ラストの生徒の表情よかったです。

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かん

4.5【コカ・コーラの香り】

2021年1月16日
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コカ・コーラの香りのくだりで、娘の顔が映し出されて、なんか、ちょっと泣けてきた。

この映画で泣ける僕はちょっと変なのだろうか。

この「パリの調香師」は、思いがけずとても素敵な映画に出会った気がする。

再生であり、チャレンジであり、香水に限らず様々な香りを合わせて新たな香りを作り出していくところは、僕達の世界に足りない調和を生み出す作業のようでもあり、上手い表現が見当たらないが、とても和らいだ良い気分になる。

アンヌと、ギョームの感情表現も対照的で、それが少しずつ絡まり合って、調和していく様も、実は調香のようでもある。

人は、異性が、自分より遠い遺伝子を持っていれば、その異性の香りを良い匂いと感じるセンサーを先天的に持っているのだそうだ。
そう、体臭をだ。
強い遺伝子の子孫を残すための能力なのだそうだ。

不思議だ。

それに匂いを感じられなくなると、味覚も感じられなくなったり、嗅覚はとても大切な感覚器官だ。

嗅覚が衰えると認知症になりやすいという話を聞いたこともある。

香りをリセットするとは、自分の体臭を嗅ぐことだったり。

これからは、もっといろいろ香りに、匂いに気をつけて過ごしてみようと思う。

ちなみに、香道の体験コースを受講したことがあるが、あれはお高いし、難しすぎました。

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ワンコ

3.5顔で語る芝居に拍手

2021年1月15日
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鑑賞方法:映画館

鼻の効かなくなった調香師と、うだつの上がらない運転手コンビの復活劇。

コミュニケーション能力が著しく欠落しているアンヌは、悪気はないのに周りを不快な気持ちにさせてしまうタイプ。
序盤のいつも不機嫌そうだった表情が、ギョームとの交流を通して徐々に柔和になり、最後には可愛らしく見えてくるのだから不思議…笑

台詞は相変わらず尊大なんだけど、表情だけでここまで人の印象って変わるものなんだなぁ。
それだけ、アンヌ役のエマニュエル・ドゥボスが素晴らしかったってことだね。

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葵蘭シネマ