劇場公開日 2021年1月15日

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パリの調香師 しあわせの香りを探してのレビュー・感想・評価

全53件中、1~20件目を表示

3.5しあわせの香りとは

2024年5月30日
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鑑賞方法:VOD

幸せ

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SpicaM

4.5遠くを見るんだ。すぐそばを見るんじゃないぞ。

2024年4月15日
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鑑賞方法:VOD

トータルで見ると王道のストーリーとも言えるかもしれないが、自分は、ろくでなしの中年男性と人間関係不得意な中年女性のダメダメなところを双方キチンと描きつつ、それでも互いにほんの僅かずつ、プラスの影響を与え合っていくささやかなエピソードの積み重ねに好感を持った。

人が1人生きていくには、常に公明正大になんて言ってられない時もある。元を正せば、確かに因果応報かもしれない。けど、どんなにダメダメな人でも、これだけは譲りたくないもの、すがり続けたいものはあるし、それを大切にしてもらえなければ生きてはいけない。その部分の圧倒的な肯定が、フランスっぽいなぁと感じたし、この映画の大好きな部分。

「遠くを見るんだ。すぐそばを見るんじゃないぞ。」
さりげないセリフだが、何て含蓄のある言葉だろうか。

とにかく、展開がとても自然なので、2人の不器用さや、ちょっとしたツイてなさにクスッとしつつ、観ているうちに、主人公たちの行く末を案じたくなってくる。

ラストに向けての後半の畳みかけが、自分は特に気に入った。
そんなに香りには詳しくない自分にも、教室の場面は、まさに画面から香りが漂ってくるようでワクワクした。

観た後に爽やかな気持ちになれる良作。

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sow_miya

4.0鼻炎の多い日本人

2023年4月30日
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アロマ関係の資格を持つ私としては、憧れの仕事調香師。

そのほかにも、絶対音感や唎酒師のような才能に恵まれた人は素敵だと思う。その反面ストレスや体調管理に大きく影響されることを考えると、苦労や不安は並ではないだろう。

4人に1人はアレルギー性鼻炎の日本人(私もその1人)には、なかなか調香師や唎酒師になるのは難しいと思うからこそ、より、憧れてしまう。

才能があればある程、その人自身をお金に換算して考える人は周りに多くなるだろう。だから、彼女の悩みは深まり、女王様気質で気難しくなってしまう。そんな彼女にギヨームは彼女自身の問題点に目を向けてくる辺りに彼の人柄や優しさをほのかに感じる。

Dior協力の元に創られたこの静かな温かみのある作品の品の良さをジャドールの香りを嗅ぎながら味わいたい作品。

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大粒 まろん

4.5飾らず 気取らず

2023年3月22日
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のギョームが素敵だった。
そういう性格が、何かと人間関係に壁を作ってきた、天才調香師の心を開いた…
授業参観の、父親の仕事
運転手じゃなくて…憎いラスト
父親の仕事にうっとりする娘の姿に、ほろっときた。

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トッキー

4.0キャラの調合もお見事

2023年3月10日
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odeonza

4.0足して広がる可能性

2023年2月25日
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1+1が如何様にも変化するのは、
香りだけじゃなく、
人間同士でも同じ。
協力し合えば無限の可能性。

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上みちる

4.0まったく違う人生の二人が出会い…影響され合っていく物語

2023年2月5日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

一度挫折を味わった調香師と不器用に生きている運転手。
その二人の出会いが、お互いに良い影響を与え合っていく。
静かだけど良い映画観たなぁ~って感じ。
フランス映画の良さがある。

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キブン

4.0やさしすぎる運転手

2023年2月4日
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鑑賞方法:VOD

笑える

楽しい

愛想のない女性の調香師
イヤと断れない優しい運転手
まあ
出来ないと言っても最後は
やるはめになるけど
そういうやり取りがオモシロイ
彼女は人と話すのは得意じゃないから
彼に本音をぶつける

彼の思いやりとやさしさに
拍手~

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しろくろぱんだ

3.5ラスト15分で完結

2023年2月2日
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鑑賞方法:VOD

エマニュエルドゥボス扮する鼻が効かなくなった調合師とグレゴリーモンテル扮する運転手ギョームファーブルが助け合う物語。

そりゃあ香りを仕事にしているのに鼻が効かなくなったら一大事でどうなる?と言う事だが、乱暴に運転手を扱っていたから最初はケンカ別れだったのが何故か馬が合うふたり。せっかく麗しい展開だったのにラスト15分で完結してしまうのは趣に欠ける気がしたな。

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重

3.5香りも人もマリアージュマジック

2023年2月2日
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泣ける

知的

幸せ

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Rei

3.5良いお話。 日常の中で、視覚、聴覚、味覚は、日本ではそこそこ市民権...

2023年1月27日
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良いお話。
日常の中で、視覚、聴覚、味覚は、日本ではそこそこ市民権を得ているが、嗅覚は、まだまだかも・・・。香りは、無意識の内に、人に大きな影響を与えてるんだよね。

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J417

4.0クボタだ

2022年10月14日
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冒頭の親子のシーンで、この父親どうやっても好きになれそうに無い!から始まりやはり段々と応援してしまうのです。洞窟からなかなか鼻が利きそうだど思う所から調香師に、煙草をパコパコ吸いながら。まぁ可愛い10歳の娘の為ならえんやこらで良かったんじゃないでしょうか。予定調和ながらもいい気分で終われました。

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GAB I

4.0天才調香師

2022年8月7日
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鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

有名な香水を作り出したが、ゆえあって第一線から退いた天才女性調香師と、離婚した妻と娘を巡って共同親権を取りたい運転手の物語。
人間関係が苦手な調香師が、派遣された運転手と心を通わせ、人間らしくなっていく。
フランス映画らしいとてもあたたかい映画。

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いやよセブン

3.5誰かと何かを分かち合うこと

2022年8月7日
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鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

『パリの〜』『しあわせの〜』という邦題ダメダメ要素が二つも入っているタイトル、生れながらに嗅覚の鋭さは持っていたにせよまったく素養なしの人間が“匂い”を仕事に出来るだろうかという疑問はあるにせよ、この作品を評価したいのは、この二人の出会いを安易に恋愛に持って行かなかったことにある。
運転手としての能力にも疑いのある(嵩む減点、料金所でのスマートさに欠けるetc.)ギョームではあるが、娘と過ごす時間を大事にしているという一点に関しては間違いないし、どこか人好きのする人柄は、人付き合いが苦手で親しい友人もいないアンナの心を開いていく。
アンナの助言はギョームに自信をもたらし、ギョームの素直な心はアンナに誰かと何かを分かち合うことの心強さ、充実感をもたらす。
男女が(二人の人間が)出会ったからといって、必ずしも恋愛に至るわけでもなし、そうでなくとも充実した人間関係を作ることが出来る、今作はそういうことを改めて教えてくれた。

“香り”、“匂い”に関する仕事がこれほど多岐にわたるというのも興味深かった。

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arakazu

3.5天才的な嗅覚を持った女性調香師とかなりいい加減な性格のドライバーが...

2022年8月7日
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鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

天才的な嗅覚を持った女性調香師とかなりいい加減な性格のドライバーが織りなす人間模様がいい。
女性調香師は鼻は効くが、人付き合いが苦手でぶっきらぼう。
それが男性ドライバーのいい加減な性格で次第に緩和されていく。
男性と10歳の娘との関係も段々良くなっていくのもよかった。

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省二

3.5どんな分野でも究めるとすごいよね

2022年1月14日
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この香りを嗅ぐとあの頃を思い出す。
香りって大事なんだと気付かされる。
どんな仕事や分野にも『世界』があるんだよね。
その世界を深く掘り下げていく。人と比べることじゃない。そんなことを教えてくれた映画でした!
フランス映画、最高!ブラボー!

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もふもふ

3.0健康でいること

2021年5月18日
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鑑賞方法:映画館

知的

最高の香りを作るためには心の健康、最高の仕事をするためにも心の健康が必要。
最高のパートナーを見つけられて良かった。

年齢のせいで仕事を失うのはつらい。
いつまでも頑張ってほしい。

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ふわり

3.0フランス語の響きから香りが漂ってくる

2021年5月1日
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マスクをしての鑑賞だったが、ちょっと鼻がすうっと抜けた気がする。
怒った声も独特の声で和らぐ。

終わり方もフランス式でイイね〜。

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Miya-n

5.0J'ADORE ジャドール=大好き。

2021年4月19日
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鑑賞方法:映画館

塩尻市の東座。
久しぶりに近所の小屋へ行きました。

「男」とか「女」だとか言うのはあまり好きじゃないけれど、素敵な女支配人が切り盛りしている、とても小さな映画館です。

彼女がいる日は当たり。
いない日は・・ハズレです。
(おじさんご免なさい)。

雨の夜です、今夜はお目当ての彼女はいるでしょうか?

・・笑笑・・《😉♪》 でした
雨の夜にバイクで行った甲斐があったというものです。

本日の出し物は「パリの調香師」。
受付でその美しい彼女がチケットにディオールの「ジャドール」を吹いてくれます。
そして細い手をスッと伸ばして、白く長いムエット(紙片)にもう一種類の香りを、僕に手渡しながら
「映画の最後にこの香りの答えがわかりますよ」とニッコリ。

たった4人の観客ですが、明かりの落ちた館内には ほのかにジャドールが漂います。

🎵

で、
映画が終わりまして、(えっ!もう終わりかよ)
出口の受付前で、くだんのヴィーナスが微笑みながらお客をひとりひとり見送ってくれます。

とうとう今夜も渡せませんでしたよ、ポケットの中の小さなDiorのイヤリング。
たいして何も語れずじまい。 ― 僕のお気に入りはパルファムDior Hommeだってことも。
もしおしゃべりが弾めば昼間の愛車でのドライブはGUCCIのENVYの香りだってことも ― 。

この映画館は、
町内のレストランとコラボして「映画に登場したお料理を鑑賞後に食べにいける♪」なんていう粋な企画もやるんですよね、
映画って、そうなんですよ、“五感”で楽しみたいし、今回の“香り”ももちろんそう。
映画館の前に立ったときからきょうの物語は始まっています。切符売り場から映画は始まっているんです。

・・・・・・・・・・・・

抱きたる汝が細き手を夏ツバメ
ほどき飛びたちジャドールと叫び

・・・・・・・・・・・・

追記:
おっと!
映画の中身には何も触れていませんでしたねー(笑)

嗅覚を失って入院してからのアンヌの眼差しが、ホント穏やかで良かったなぁ。失意の度合いに反比例して、人間の匂いに目を覚ましていくあたりです。

新型コロナウイルスが収まりません。「嗅覚の危機」です。
僕がワイン工場を辞めたのも、薬石効なく、花粉症のせいでした。年間3ヶ月は鼻がバカになります。それではどうにも仕事にならないのです。

本作品の主人公=香水の調香師や、ワイン、ウイスキーの醸造家たち、そして料理人やソムリエ等。彼ら「鼻」が生命線である練達者にとっては、コロナ・ウイルスはまったく恐怖そのものだと思います。

エール大学の教授がラジオでレポートしていました ―
「味覚や嗅覚の低下、そして引き起こる体のだるさ。これらコロナの典型的な症状を研究して判ったことは、定説に反してこのウイルスは首から上、つまり脳の内部にまで侵入して神経系をおかしている」
と。



夏草の香り
刈り取ったばかりの青草を渡る風
降り始めた夕立の気配
泣きながら顔を埋めたぬいぐるみ
乳臭い生まれたばかりの弟
おばあちゃんの家の夏休みの匂い
中学校の図書館
あと何分で炊き上がる~御飯釜
お線香、蚊取り線香、網戸を抜けてくる夜風
やわらかい晩秋の腐葉土
カビてゆく根雪

そしてもちろんあれね、
お母さんがお布団干しをしてくれた日の幸せ

etc. etc. etc.

「嗅覚を失うこと」がどれほど僕らにとって残念なことか気づけば、コロナの恐ろしさは、それはそれは気を失なうほどです。

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きりん

3.5人間同士の化学反応が生み出すもの

2021年4月17日
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みにこ