「ひたすら痺れる」ミッドナイト・スカイ bloodtrailさんの映画レビュー(感想・評価)
ひたすら痺れる
地味。今時のSF作品としては、ひたすら地味。そこがたまらない訳で。
滅び行く人類。恐らくは放射能汚染。北極圏の自然。観測所の殺風景。逃げ出す人々の哀しみ。イオン風を受けるための羽を広げた宇宙船のデザイン。回転する船室、反転する重力。
船外作業の合間に眺める宇宙。宇宙船を襲う粉流体。宇宙服のシールドの中で粒になる血液。放射能に汚れた地球の姿。重力ターンで木星に戻る宇宙船。
娘だと知っても、告げること無く見送る老博士。してあげられる事は、何一つ無い少女と、2人だけになってしまった哀しさ。
静謐な正統派SFは、人類滅亡ものの文法に忠実で、無駄な華飾なしの118分。個人的には全く長さを感じませんでした。この地味さに、ひたすら痺れてしまいました。
良かった。かなり。
SF"小説"好きの方にはお勧めします。
まさにコメント通りの地味で良いSFでしたね。
地球滅亡理由を説明しない潔さとは裏腹に、海中で溺れかかるところと、遭難機と遭遇するシーンが全く無駄だったのが最大の謎でしたが。
今晩は。
”SETIプロジェクトの牽引役をつとめた伝説の研究者フランク・ドレイク博士・・”再び知らないワードが・・。
”百年の孤独”を贅沢にロックで呑みながら、切歯扼腕する(大げさ・・)且つ、丁寧な言葉でレビューを上げてきましたが、昨晩”本性”が露わになった負けず嫌いのNOBUでした。
ワンコさん、どうも有難うございました。(感涙・・)
アーサーcクラーク!! 流石ですね!私は、何度も撃沈しました・・。
そして、未だ浮上せず・・
読書力が、確実に落ち始めてから、私は、映画を観る本数が増えた気がします。
おはようございます。
この映画、静かでしたね。そして、とても良かったですね。
エンタメ要素少なめですが、仰る通り、SF小説が好きな方には
合いそうですね。
(私は合いました。)
では、又。