劇場公開日 1977年3月5日

「白眉だったのはやはりキャリー役のシシー・スペイセク。」キャリー(1976) 矢萩久登さんの映画レビュー(感想・評価)

5.0白眉だったのはやはりキャリー役のシシー・スペイセク。

2024年8月11日
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鑑賞方法:映画館

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目黒シネマさんにて「~ブライアン・デ・パルマ 傑作選~」にて『キャリー』『殺しのドレス』『ミッドナイトクロス』の初期傑作3作品上映(2024年8月11日(日)~17日(土))

『スカーフェイス』(1983)『アンタッチャブル』(1987)『カリートの道』(1993)『ミッション:インポッシブル』(1996)と傑作・名作豊富ですが今回は初期~中期の傑作3本立て。

『キャリー』(1976)
スティーヴン・キングのデビュー小説の映画化。
久々の鑑賞でしたが上映時間98分と比較的短く改めてストーリー展開のテンポの良さを再確認しましたね。

母親の素性など説明的なセリフはほとんどなく画面に映る小道具などで観客に想像と解釈を喚起させる「余白」を与えているところが巧み、クライマックスのプロムパーティも分割画面(スプリットスクリーン)を活用してダラダラとせずスピーディでした。

白眉だったのはやはりキャリー役のシシー・スペイセク。
純真無垢な容姿、佇まいからのプロムでの豹変は何度観てもお見事です。

矢萩久登