サマーフィルムにのってのレビュー・感想・評価
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桐島に匹敵する青春映画!夏にこそ!!
「桐島、部活やめるってよ」にも匹敵する、負け犬たちのワンスアゲイン青春映画。
時代劇✕SF✕青春キラキラ映画という射程の広さ。どの映画のジャンルも否定しない作りになっているのが良い。強いて言えばファスト映画は否定してたな。
とんでもねえ壁ドンがある。とんでもねえところでラストカット。この余韻の残し方、主題歌をかけるまでの数秒が美しい。
伊藤万理華は、主演女優顔。映える映える。これからもどんどん活躍の場を広げていくでしょう。そして金子大地の名演に昨年から何度も食らっている…青春映画に欠かせない存在になってる。
桐島を超えるではなく匹敵すると書いたのは、重要なシーンで現実の世界をストップさせて虚構の世界にドラマを持ち込んだから。周りにいるキャラクターは虚構だと分かって第三者的に入り込んでくる。桐島は屋上のシーンで周りにいるキャラクターも現実の中で起こるからこそ虚構を超えて現実が食い込んでくることでカタルシスが増す(上手く言えない)。この点で桐島の方が好み。
音楽の使い方だけやや仰々しかったかなあ。
夏映画として傑作と言える。何度でも見たい。
俳優 伊藤万理華
あれっ?この映画って確か、主演がアイドルだった筈よね??
と確認する程、伊藤万理華ちゃんの陰キャがハマりすぎ!!
乃木坂ファンに怒られそうですが、不満を抱いている死んだ目、フツフツと煮えたぎる敵意、イケテない微妙な表情が最高!
しょっぱなから心を鷲掴みにされました。
不貞腐れた顔がキュートなんて、逆に最強かよ!
でも、メインストリームではないものの、自分の好きな世界を持っていて、理解してくれる友達もいる。
アンチ「キラキラ青春ラブコメムービー」のはずが…マイナーながらも一生懸命何かに打ち込む姿はキラキラしている。
そんな“映画を作る青春映画”に、時代劇要素とタイムトラベルまで!
ちょっといろいろブチ込み過ぎなのでは?と勝手に心配していましたが、更にもっともっとブチ込まれてました〜!笑
それぞれのキャラクターも魅力的で、友情、愛情、“ライバル”や“仇”との深い関係。
時代を越える熱い映画愛が炸裂します。
だから時代劇、だからSF。
あと、映画の中の映画も含めて、タイトルが入るタイミングのカッコ良さ!!
痺れます。
しかし、伊藤万理華さんってすごい役者さんですね。
ダンスで培った身体能力の高さを存分に活かした殺陣がカッコいい!
クライマックスの高揚感は彼女でないと。
今後も楽しみです!
伊藤万理華が良い
あー、戻ってこい!青春の夏!
昨年のTIFF2020で観たかったけど叶わなかった作品。ようやく鑑賞できました。感無量です。
待った甲斐がありました。後味さっぱり。すっきりでキラリーン⭐︎な、エピソードごった煮青春ムービー。汗や涙はないけれど、ドンと上がりパッと開いて散る花火のような物語。あー!久々に青春だったなー。
僕はあの頃の思い出をフィルムに焼き付けていたのだろうか?
どーも、昨今の青春映画はムムムな変則恋愛系ばかり(悪意の先入観かな?)で、なんだかなーって思ってましたが、来ましたど真ん中!
物語は入り乱れますです。
え?それ入れます?え?それも?
えー、それもですかー?
ダイジョブですかー?
でも、様々な要素が涼しい顔して目の前を通り、気がついたら輪になってキャンプファイヤーしてました。
エピソード自体は変化球たくさんです。でも、ダルビッシュ並みにキレありますから、ビシビシ私の琴線ストライクを貫いていくんです。
このとっちらかっているような話をこの時間におさめましたよね。すげーな。そして面白いのです。ダラダラせずに進むテンポの勝利かも?なんだろ、贅肉がないイメージ。必要な栄養や旨みだけをしっかりしみこませてるんですね。
そして愛すべきキャラだらけ。僕はブルーハワイ好きだなー。(ネーミングまで夏してます!)とにかく、みんな好きになっちゃう。終始ニタニタしながら鑑賞しちゃいました。
ラッキーにも公開前の上映でさらに脚本家さんの舞台挨拶付き。嬉しすぎ。なるほどー、な話たくさん聞けてまた観たくなりました。
上映開始されたらまた観よっと。
あの頃の夏思い出したい方、ぜひ!
オススメのエンタメ夏映画です。
主題歌もピッタリ!
令和に新たな青春の一本、溢れる映画愛と友情に痺れる
青春モノとしての新たな傑作が、令和に産声を上げた。映画に対しての危機が訪れたこの時代だからこそ感じるメッセージも強く感じ、青春モノが好きな私にとってはとてもハマった。
ハダシは、映画部の落ちこぼれ。ラブコメに時代劇が太刀打ちできるはずもなく、腐っていた。ブルーハワイとビート板とボツになった映画を語らう日々。そんな時、ハダシファンを名乗るイケメンが現れ…。そうして動き出す映画制作は、ハダシの熱量とともにグルグルと歯車が回り出す。その眼差しから感じる、映画に対する熱量。仲間それぞれの想いとともに加速する夏休みの青春。その道程と、秘密。ハダシは悩み、葛藤し、最高の一本を作るために奔走する。いつしか私も、共に撮っているように熱くなり、心がグッと掴まれる。他にも、個性的なキャラが織り成すアナザーでのストーリーも面白く、青春×SF×時代劇の要素を見事に昇華し、まとめあげている。そして、ラスト…手に汗を握り、心からしびれてしまった。
まだまだ公開は先だが、自信を持って薦めたい。新たな青春モノとしての輝きを放つ、珠玉の一本。コロナ禍でふつふつと沸いた、映画を観ることへの渇望。それがリンクする。幾重にも味を感じられる、一夏の物語に仕上がっていた。
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