天外者(てんがらもん)のレビュー・感想・評価
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見所満載の2時間
何度でも観たい
金曜土曜と2回観ました。
春馬さんの気迫ある素晴らしい演技に圧巻で、共演者の方々もどなたも素晴らしかったです!
また、初日は駆け足だなぁと思い、大河で観たかったと、俳優陣の演技が素晴らしいだけに思いました。でも、2回観て印象が変わりました。2時間の中で、これまでクローズアップされなかった、あれだけの事を成し遂げた五代友厚の人と成りを、空想の人物はるさんも入れながら、わかりやすくまとめていたと思いました。
あの時代からSDG'sの理念に近い社会を目指していた、まさに100年先が見えていた人、そんな五代を春馬さんが集大成かのように、魂込めて演じていたと思います。
作り手の気持ちがとても伝わってきました。
また、五代と春馬くんの生き様が重なります。
最後になってしまったこの作品、一方で最後に相応しいものだったと思う。
春馬くんは、この作品を世に残して、天空に駆け上がってしまいました。
残された私達は、今この時代に於いて、まさに国力を高めるべく、襟を正す時なのではないでしょうか。
三浦春馬と五代友厚の魅力を知る
幾つかの観点に分けて評価してみました。
三浦春馬さんの魅力を堪能できる、という点で☆4.5
五代友厚という人物に興味を持った、という点で☆3.5
歴史ものとしてはとっつきやすい映画である点で☆3.5(それがいいかどうかは人それぞれ)
話の面白さは☆3.0 これ以上は付けられないです。
三浦春馬という人は、端正な顔立ちですらりと長身ですが、顔写真だけだと大人し目でやや地味な印象です。でも本作での迫真の演技、殺陣の静と動の鮮やかな切り替わり、品のある佇まい、豊かな表情など、この人はスクリーンの中で生き生きと動いている姿が一番輝く人なんだなあと思いました。
五代友厚は、朝ドラで人気のキャラクター(観てないです)という知識しか無かったのですが、魅力的な人物ですね。本作では、明治になってからの五代をあまり詳しく描かないので、「天外者」と呼ばれた五代が具体的にどんなことをやったのかがわかりません。子供の頃、地球儀を作った才能(アイディア力、発想の転換など)はどう生かされたのか、後半は正義の熱血漢みたいになってました。商法会議所での熱弁は見どころの一つなのでしょうが、そこに至るまでが省略されているので何を訴えているのか分からず、でした。
三浦翔平さんと森川葵さんの演技は良かったですが、あまり必要の無いエピソードのせいで重要な部分が欠けてしまったという感じです。
以上、これからご覧になる方の参考になれば、と思います。
何度見ても涙
天外者は三浦春馬さんの最後の主演作ということを抜きにしても、本当に多くの人に見てほしい映画でした。
今から150年ほど前の若者が未来に夢を持ち、自分の進むべき道を突き進んでいく様子を見て、今のこの世を彼らが見たらどう思うだろうか・・そんなことを感じてしまいました。
約2時間弱ですが、不思議ととても長く観ている感じがしました。きっとそれほどこの世界に引き込まれたのでしょう・・
三浦春馬さんの薩摩言葉、剣の扱い方、本当に心から感じて涙を流すシーン等、本当に見入ってしまいました。どれほどの努力をしたのか・・きっと五代友厚という人はこういう人だったんだろうな・・と思えてくる所作でした。
主演を支える3人の友もそれぞれ素晴らしく、翔平さんも今までたくさんの人が竜馬を演じてきましたが、五代さんとの関係でみるときっとこういう感じだったんだろうな・・と思うし、西川さんも最後の大阪商人相手に五代さんが演説するシーンでは友厚を後押ししていて素敵だし、森永くんの伊藤博文も今までとは違う伊藤博文像で、だけど4人といると「あーこんな感じかも・・」と思えました。
また、女性陣も素敵でした。
3回見ましたが毎回感情移入ポイントが変わり、昨日は髷を切る姿を見つめる母の姿に涙し、最後の豊子さんの表情にグッときました。
「俺にまかせろ! 俺についてこい !!」
今の日本にこんなリーダーが欲しいですね
まだまだこれからも見に行きたいです
魂が宿っていたなぁ。
参りました。もう一度じっくり観たい。
今観るべき映画
日本のトップに立つ方々へ!
今日本のトップに立って立っている管領の方々にこそ是非観て頂きたいです。
五代さんは三浦春馬さんの中にずっといたんだと感じる作品でした!
魂の叫び、あれは演技であって演技ではない!心の叫びです。一人でも多くの方に観て頂きたい作品です。
三浦春馬さんの想いが全て込められている作品
まさに天外者…志は未来に…
天外者 三浦春馬
三浦春馬よ永遠に輝け!
五代友厚と坂本龍馬と、プラス三浦春馬の命が映画の中で、凄まじい波動を引き起こしていました。明治への変革の時を狙ったように、彼等は生まれてきています。宇宙の采配というか、彼らの魂は願ってこんなを大役を引き受けて出てきたという感がとてもしました。五代は49歳まで憎まれながらも怒涛の生涯をやり遂げます。なんという茨の使命の道でしょう。革命者はボロボロになって戦いますが、死ぬ時にはきっと「楽しい人生だった」と思うに違いありません。何故なら、母親というよき理解者、恋人、五代の思想を受け入れた商人たちが、彼を称賛したからでしょう。三菱財閥を西川、伊藤博文を森永、坂本龍馬を三浦翔平が演じていますが、まさにこの盟友たちも、近代の日本の礎を作ったということに、感慨深いものがあります。まさにこの英雄たちに感謝しかありません。あと、日本の美しい風景が、画面に溢れていて、とても素敵でした。
三浦春馬の最高傑作
初日の午前中の回を観に行って来ましたが
平日の午前中にも関わらず年齢層も幅広く男性もたくさんいて改めて注目度の高い
作品だと思いました。
五代友厚の一生を振り返る内容ですが
出演者も監督もまた映画に携わった人
全ての熱量と愛情を感じる作品で
何よりも三浦春馬の渾身の演技が素晴らしい。
せかほしのMCやドラマで見る彼は
どちらかと言えば細身で繊細な雰囲気で
特にこの前の主演作が普通の青年を演じていたのでそう感じていたのでそのギャップに戸惑った人もいるのではないか
この作品での彼は五代友厚そのものだった
殺陣、所作、薩摩の方言、どれをとっても
完璧に見え、普段は優しい声だと感じる
声も場面に応じて力強く、時に優しく
演じ分けているのだと思った
五代友厚はこんなに嫌われ者だったのだと
改めて知ったが、人にどう思われても
自分の信念を貫くリーダーとしての強さと資質が見事に体現されていて
今の日本に現れてくれないかと思わずに
いられなかった
奇しくも彼の最後の主演作となってしまったが、最高傑作であると思う
彼がこの映画の完成を見ずに亡くなってしまったことが残念でならない
しかし彼は作品を通して私達の心に永遠に生き続ける
松田優作のブラックレインや、
リバーフェニックスのスタンド・バイ・ミーなどのように、彼らが亡くなった後に
映像で三浦春馬を見て、ファンになる人も
これからたくさん出るだろう
そんな人に必ずこの作品を見てほしいと
思う
それは彼の最高傑作だから。
観るほどに良さがわかる!
三浦春馬が眩しかった。
三浦春馬は唯一無二の俳優です。一つ一つの表情、指先まで魂が込められ...
三浦春馬は唯一無二の俳優です。一つ一つの表情、指先まで魂が込められているのがわかります。無色透明色、色のついてない俳優さんです。誠実さ、清廉さを感じます。だからこそどんな役にも染まることができる。そのうえで努力を怠らない。間違いなく日本を代表する俳優になったことでしょう。
天外者は三浦春馬そのものです。今の日本で絶対に見るべき映画です。
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