天外者(てんがらもん)のレビュー・感想・評価
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三浦春馬の最高傑作
初日の午前中の回を観に行って来ましたが
平日の午前中にも関わらず年齢層も幅広く男性もたくさんいて改めて注目度の高い
作品だと思いました。
五代友厚の一生を振り返る内容ですが
出演者も監督もまた映画に携わった人
全ての熱量と愛情を感じる作品で
何よりも三浦春馬の渾身の演技が素晴らしい。
せかほしのMCやドラマで見る彼は
どちらかと言えば細身で繊細な雰囲気で
特にこの前の主演作が普通の青年を演じていたのでそう感じていたのでそのギャップに戸惑った人もいるのではないか
この作品での彼は五代友厚そのものだった
殺陣、所作、薩摩の方言、どれをとっても
完璧に見え、普段は優しい声だと感じる
声も場面に応じて力強く、時に優しく
演じ分けているのだと思った
五代友厚はこんなに嫌われ者だったのだと
改めて知ったが、人にどう思われても
自分の信念を貫くリーダーとしての強さと資質が見事に体現されていて
今の日本に現れてくれないかと思わずに
いられなかった
奇しくも彼の最後の主演作となってしまったが、最高傑作であると思う
彼がこの映画の完成を見ずに亡くなってしまったことが残念でならない
しかし彼は作品を通して私達の心に永遠に生き続ける
松田優作のブラックレインや、
リバーフェニックスのスタンド・バイ・ミーなどのように、彼らが亡くなった後に
映像で三浦春馬を見て、ファンになる人も
これからたくさん出るだろう
そんな人に必ずこの作品を見てほしいと
思う
それは彼の最高傑作だから。
観るほどに良さがわかる!
あまり知られていない五代友厚
幕末ものは好きだけど、五代友厚の事は朝ドラを見た程度で詳しくは知りませんでした。
凄い人なのに今まであまり知られて無かったのは、武士から疎まれるような邪魔な存在だった事と、新撰組のような武士道精神の侍たちは映画や小説だと非常に美しくて面白く絵描きやすいのかと思います。
生麦事件でのWikipediaを調べると、薩摩藩から2人捕虜がでた。とありましたが実際は2人の内の1人は五代友厚だったとはこの映画で知りました。
元々は私も三浦春馬さんのファンで初日に観に行きましたが、この映画を観ている間は彼が亡くなった事を忘れてしまうくらいイキイキしています。
そういった俳優のバックグラウンドを取り払って映画を観て、ジメジメした気持ちにならずに映画館を後にしました。俳優の力量がそれだけ高い事だったからだ思います。
欲を言えば、墨絵のシーンが良かっただけに、もう少し夫婦愛を感じるシーンが欲しかった。はる が亡くなった後の五代友厚が変わってしまって、豊子さんが健気で現代人の私からすると居た堪れなかった。
本当は優しいのに不器用な所があるのでそれは上手く演じていたと思います。
しかし功績が大きいので五代友厚のことを映画にするには時間が短過ぎじゃないかと思います。
演出等も昭和や平成初期の雰囲気があって、敢えてああいう作風なのかもしれませんが、日本映画の基本のような演出で、これが賛否両論かなと思います。
冒頭の出だしが私は好きで、追われてる若者と万華鏡の繋ぎが良かった。
低予算の作品かと思いますが、VFXも多用し頑張った作品だろうと思いました。
三浦春馬が眩しかった。
三浦春馬は唯一無二の俳優です。一つ一つの表情、指先まで魂が込められ...
三浦春馬は唯一無二の俳優です。一つ一つの表情、指先まで魂が込められているのがわかります。無色透明色、色のついてない俳優さんです。誠実さ、清廉さを感じます。だからこそどんな役にも染まることができる。そのうえで努力を怠らない。間違いなく日本を代表する俳優になったことでしょう。
天外者は三浦春馬そのものです。今の日本で絶対に見るべき映画です。
よかったです
五代友厚 知られざる偉人
歴史好きです。
特に幕末の混乱期の躍動感が好きで、今回五代友厚の映画があるとのこと、大変楽しみにしていました。
元々あまり本は読みませんが、このご時世で時間があり、せっかくなら五代さんの予習をしてからと、一通りどのような人物であったかは頭に入れていきました。
その生き様はまさに天外者。
読みながら、「いやいや、こんなことしちゃうんだ」と何度も感心させられ、確かに思いが強く、周囲に誤解される感じではあったのかな?とは思いました。
映画ではそこも見事に表現してあります。
その誤解は、彼のニッポンを思う、思いの強さからくるもの。こんなにも熱く自国のために命を捧げる人がいたんだと、感動しました。
そして、そんなに思われるこの「ニッポン」という国に今生きる私たちは、もっと自分の国に誇りを持って、自分の国を、文化を、人々の想いを、大切にしなければならないなと思いました。
楽しいコメディ映画も良いけれど、人間の熱い想いを取り上げた映画って、本当に胸に響きます。
人生ってもっと情熱を持って歩むと得られるものがたくさんあるんだと気付かされる。自分ではなかなか体験できない想いを感じることができる。
そんな映画が、これからもたくさん作られると良いと思います。
賛美、批判を両方読んだ後で
客観的なご意見を見聞きした事も含めての
私なりの解釈
CGが残念な事
それは番宣素材で既に分かっている事
駆け足感
あの目まぐるしく変わる時代を
そもそも100分程に収める事自体に無理があるのは観る前から分かっていた
歴史的背景
歴史に強い方は?が飛ぶやもしれない(後述あり)
疎い方は置いてけぼりを喰らうのは必至で
作品に込められたメッセージを深く理解できない事も想像できた
そもそも歴史映画ではなく
五代友厚の生き様を描いた作品なのを
忘れてはいけない
追悼作品
結果として追悼になった感は否めないし、
花道をとファンの方が高評価を付けている感も否定はしません。
ただそれが無くてもファンの方は
過去作含めた評価でも高評価だったのでは?
とも感じています
作品をご覧になった方の中に
歴史的な話としてアレ?と
なぜ知事や市長が?思われた方もおいでかと
私も一つあり
大久保利通との絡みが少なかったのが
残念でした。
まずはお時間を頂戴し
「監督が語った三浦さんのこと」月刊創編集長篠田博之氏の記事をご覧頂きたい
作品が立ち上がる経緯から記されてます。
史実に忠実にしてはいるが、
空白の6カ月を利用した
フィクションだという事は
きちんと述べています。
商業ベースで作ろうとした作品ではなく
有志が立ち上げた事から始まったのが
根本にあり、予算が限られている事も
ご理解の上ご鑑賞下さい。
それ故にCGの件や時間の短さも
ある意味仕方ないと理解してます。
商工会等々も絡んでいるので
知事や市長が参加されていると
私なりに理解しましたが、
不要だった派です。
ファンの高評価は
作品の様々な角度からではなく
三浦春馬さんの事前準備や演技の凄みが
随所で感じられる作品だからかと思います。
それは殺陣をはじめ、英語、友人へのオファーによる共演(あくまで私の憶測:有志が立ち上げた商業ベースではないという事で真っ向からオファーをしたら断られる可能性があったから根回ししたかも?と感じてます)
共演者への配慮の数々、
次から次と出る春馬さんのエピソードと共に
座組へのリスペクトも含めた評価も相まっての高評価と感じてます
とはいえ
太刀捌き、時代背景を鑑みた英語の使い分け、
目の芝居、泣き芝居の使い分け、女優を輝かせる演技等々お見事でした。
三浦春馬さんの演技を堪能できたのは
間違いなく
プロの俳優魂なるものを観せて貰いました。
しかし
それだけの為に観るのは勿体ない作品
五代氏の生き様を知る作品であり、
語らずして発せられる数々メッセージを
漏れなく受け取るべき作品でもあると思います
その為には歴史背景において
攘夷派開国派はもちろんの事、
諸外国との事件や薩摩藩をはじめとする
各藩の事、グラバーとは如何なる人物かなど
学校で習ったレベルで大丈夫です。
つまり一般常識はお持ちでしょうから
作中は特段説明演出は端折りますよ
とも取れました。
多数の方は私も含め忘れているでしょうから
事前準備は必要ですよね?
これらをご理解頂いた上でのご感想を
是非お聞きしたい
ここからは私の良かったシーン
(ファンとして色眼鏡かな?)
感想です
あらゆるシーンの
春馬さんの語らない無言の演技は
今作限らず
さすがとしか言いようがない
外国人との英語を話しながらの凄み
髷を落とすシーン
表情と太刀捌きは両シーンとも圧巻
豊子の静かな演技の中に
武士の妻としての気高さと
夫を想う優しい眼差しが交差して
控えめな妻で
美しい空気感に包まれた
二人は羨ましかった
龍馬が才助に言い放つシーン
才助ではなく春馬さん本人が
その言葉にハッとしたのではないかと
アレは演技だったのか演技じゃなかったのか
素晴らしい
どんなに時が経っても輝き続ける本質的な作品と感じた。
スピーディーかつ丁寧なカメラワークでグイグイと話がテンポ良く進み作中へ引き込まれます。
実力派俳優達の熱い演技に唸らされました。
特に榎孝明、筒井真理子、かたせ梨乃は佇まいだけでも凄みが段違い!
若手の三浦春馬の美しい剣さばき、祥平さんの力強い龍馬、西川さんの人間味溢れた弥太郎。
森永悠希さんの可愛らしい伊藤博文!
時代物好きでなくても引き込まれる流れるような脚本は秀逸。
日本的でありながら緩急をつけたダイナミックな音楽も良かった。
とにかく映画館でみて監督、演者達の熱量を感じてもらいたい良作だった。
これぞ映画!
田中監督さんのおっしゃるとおり!
とても素敵な映画でした。
三浦春馬くんを観るために行きました。
映画のなかでの春馬くんは本当に五代友厚で、上映している時間は一度も現実に引き戻されることなくものすごい熱量を感じながら観ることができ、素晴らしい演技でした!内容は109分では入りきらない箇所もあったかと思いますがよく出来ている物語だったと思います。
他の俳優さんも色々と勉強されたり、一緒に演じる役者さんとの空気を大切にしながら演じているのが伝わり、心温かくなりました。
ご本人が完成を見届けていないというお話に胸が痛みましたが‥‥三浦春馬くんがやりきった主演作品が多くの人たちの記憶に残りこれからも輝き続けると思うので、無事に観終えた今日の日をわたしも忘れないと思います。
五代友厚を生きる三浦春馬さんに圧倒される!
話の流れがパッチワーク?
五代さんを知ってほしい
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