「なぜかtohoシネマズ系で放映されていたので視聴。」天外者(てんがらもん) yukispicaさんの映画レビュー(感想・評価)
なぜかtohoシネマズ系で放映されていたので視聴。
今年415本目(合計1,065本目/今月(2023年12月度)16本目)。
(参考)前期214本目(合計865本目/今月(2023年6月度まで))
この映画、映画作成委員会?か何かのご意向で1年ごとに復刻上映があるのか、なぜか「1日だけ」設定されていたので、見ていなかった私は見に行きました。
日本の史実上は江戸時代の終わり~明治維新にかかる話でこれ自体は小学社会の範囲ですが、この主人公を知っているという方はかなり少ないのでは…と思います。ただ、簡潔ではありますが簡単な自己紹介パート等はちゃんとあるので大丈夫です。
どうしても映画の趣旨上、史実に従う必要があり、主人公の商都である大阪(当時、現在も大阪は商都と言えうる)での活躍を描く映画なので、ある程度の商法会社法(便宜上現在での記述)に関する知識がないとわかりにくい発言や描写があるのは確かです。この点はどうしても仕方がないかなといったところです。こういった知識が「若干ながら」求められてしまうので(高校社会の政治経済でもギリギリ?)「理解できない」ことはないでしょうが「理解しにくい」点があるのはどうしても確かです。
ただこれらの点まで考えても、当時の商都である明治時代以降の大阪でどのように商業が発達していったのかを主人公を通して描く映画は少なく良かったな(正規の公開日にみにいけばよかったな)といったところです(固定ファンがいらっしゃるのか、3年ごしの復刻上映なのに7割埋まりという状況でした)。
採点上、「やや当時の商都大阪に関する知識や、明治時代の商法会社法等の考えがわからないと理解しづらい点がある」点はありますが、それをあげても0.2にしかならず、映画の趣旨上そうならざるを得ないので(これらを全部説明すると3時間コースになる)、便宜上のフルスコアにしています。