「五代友厚の生涯を三浦春馬さんが、爽やかに!!」天外者(てんがらもん) 琥珀糖さんの映画レビュー(感想・評価)
五代友厚の生涯を三浦春馬さんが、爽やかに!!
天外者(天才)と呼ばれた五代友厚の生涯を描いた映画です。
三浦春馬さんが亡くなってもう2年以上経つのですね。
今はもう2度と彼の元気な姿を見る事はかないません。
この映画の中で、春馬さんの闊達な姿を見れたのは何よりの喜びです。
三浦春馬(1990~2020年7月18日)享年30歳。最後の主演映画です。
公開が春馬さん急逝の後だったことから、彼のファンたちが、劇場に足を運んで
皆さん名残りを惜しまれたようです。
映画はロングランヒットしました。
天外者(並外れた天才)と呼ばれた五代友厚は、
東の渋沢栄一、
西の五代友厚、
と並び称された近代日本の基礎を作った偉人。
この映画はダイジェスト版と言ってもいいほど、枝葉の少ない映画です。
たとえば友厚が思いを寄せた遊女はる(森川葵)。
はるはイギリス人に見受けされ渡英します。
後を追いイギリス中を探しまわったという友厚。
次のシーンでは日本に戻っている。
当時、イギリスへは船で1ヶ月、往復2ヶ月位はかかったと思いますが、
まるで昨日行って、今日で帰ったような展開で、いささか漫画。
勝海舟(三浦翔平)の暗殺も、障子に刀の影そして一筋の血飛沫。
岩崎弥太郎(西川貴教)と友厚の悔し泣きで、それと知る。
まぁ、分かるから良いのですが、これほど軽い内容も貴重ですね(笑)
妻豊子(蓮佛美沙子)もビンタを張った時に、友厚は、
「この女性は見所あり」とビビーっと来たのでしょうね。
次の展開では妻となり子供が3人居たりする。
説明描写、一切ありません。
ここまで来ると潔いです。
NHKの大河ドラマ1年分の内容を127分ですから、
こんなものでしょう。
キャストも若手中心で、軽量級。
春馬さんを明るく見送るには、相応しいのかも知れません。
五代友厚の功績。
《世界を股にかけた人》でした。
イギリス、オランダ、フランス、プロシアへ渡った。
☆初代・大阪税関長。
☆大阪造幣局の設置を提案。
☆大阪株式取引所を設立。
☆大阪商工会議所を設立
☆大阪市立大学、住友金属工業、商船三井、などの設立
明治18年(1885年)49歳で亡くなりました。
(お名前ははじめて知りました)
(もっと讃えられてもいい方のようですね)
過去鑑賞(2022年/04/19)
コメント、有り難うございました。
またネーム、お褒め頂き有り難うございます。
以前飼っていたネコの名前なのですが、10年経ってもロスのままです。
そのせいか、いまだに動物モノの作品は見られません。