劇場公開日 2020年12月11日

「日本映画界は三浦春馬という偉大な俳優を失った」天外者(てんがらもん) 映画野郎officialさんの映画レビュー(感想・評価)

3.0日本映画界は三浦春馬という偉大な俳優を失った

2020年12月24日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

最後の遺作という贔屓目なしでも魂のこもった素晴らしい演技だった。
心よりご冥福をお祈りいたします。

良くも悪くもそれに尽きる映画という印象。作品の高評価は多少そのバイアスがあると思う。
敢えて忌憚なきレビューをさせてもらうと、ストーリーとしてはひとりの歴史上の偉人の生涯を描ききるには2時間では足りなかったか。

タイトルにもつながる、異端児であった苦悩からの夢を持ち信念を貫き通した物語をもっと中心に持ってきてほしかったし、仲間たちとの友情なのか、遊女との恋愛なのか、もう少しどこかにフォーカスした方が良かった気がした。

こういう作品を観ると、つくづく恵まれた時代に生きていられることが尊く感じ、先人の努力に感謝の念が募る。

もの語りたがり屋