劇場公開日 2020年12月11日

「現代の天外者(もの凄い才能の持ち主)三浦春馬‼」天外者(てんがらもん) reiさんの映画レビュー(感想・評価)

5.0現代の天外者(もの凄い才能の持ち主)三浦春馬‼

2020年12月17日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

12月11日、封切り初日に映画館へ足を運んだのは生まれて初めてのことです。
三浦春馬さんの演技を観たくてドキドキしながら行きました。
一つの表情も言葉も所作も見逃すまい、聞き逃すまいと真剣すぎるほど真剣に観ていて、気が付けば終わっていました。あっという間の109分でした。
展開が早く、その流れについていくのが精いっぱいという感じでした。
泣くまい泣くまいと思っていましたが、ラストシーンでは涙が溢れ、エンドロールの最後に春馬さんへのメッセージが流れた時はさらに涙が溢れてしまいました。
エンドロールが終わるまで、誰一人席を離れず、拍手が起こったのも初めての経験でした。
一回の視聴ではよく呑み込めず、翌日も映画館へと足を運びました。
二回目ともなるとストーリーの展開もわかり、じっくりと映画に見入ることができ、春馬さんや役者さんたちの演技の熱気がぐんぐんと迫ってきて、ラストシーン以外でも、何度も涙が出てしまいました。天外者という映画を心底堪能できました。
そして、21日の今日、三度目の鑑賞をしてきました。
一つ一つ丁寧に観ることができ、五代友厚を自分のものとして演じきった春馬さんに、そして、三浦翔平さんら共演者の皆さんの素晴らしい演技にも心から拍手を送りました。
予算も少ない中、色々な困難にもあいながら、この映画を世に出してくださった映画『五代友厚』製作委員会の皆様をはじめ、監督やスタッフの皆様、関係者各位に感謝いたします。
毎回、エンドロールが終わるまで席を立つ人もおらず、拍手が沸き起こるという映画は、本当に初めてです。それほどに、心に響いてくる素晴らしい映画で、今観るべき映画でしょう。
日本の未来を切り開いた男・五代友厚が三浦春馬さんと重なり、十分に代表作と言える作品になりました。
近年の映画の中では、映画史に残る名作であると言えます。

rei