「何度見ても涙」天外者(てんがらもん) pieさんの映画レビュー(感想・評価)
何度見ても涙
天外者は三浦春馬さんの最後の主演作ということを抜きにしても、本当に多くの人に見てほしい映画でした。
今から150年ほど前の若者が未来に夢を持ち、自分の進むべき道を突き進んでいく様子を見て、今のこの世を彼らが見たらどう思うだろうか・・そんなことを感じてしまいました。
約2時間弱ですが、不思議ととても長く観ている感じがしました。きっとそれほどこの世界に引き込まれたのでしょう・・
三浦春馬さんの薩摩言葉、剣の扱い方、本当に心から感じて涙を流すシーン等、本当に見入ってしまいました。どれほどの努力をしたのか・・きっと五代友厚という人はこういう人だったんだろうな・・と思えてくる所作でした。
主演を支える3人の友もそれぞれ素晴らしく、翔平さんも今までたくさんの人が竜馬を演じてきましたが、五代さんとの関係でみるときっとこういう感じだったんだろうな・・と思うし、西川さんも最後の大阪商人相手に五代さんが演説するシーンでは友厚を後押ししていて素敵だし、森永くんの伊藤博文も今までとは違う伊藤博文像で、だけど4人といると「あーこんな感じかも・・」と思えました。
また、女性陣も素敵でした。
3回見ましたが毎回感情移入ポイントが変わり、昨日は髷を切る姿を見つめる母の姿に涙し、最後の豊子さんの表情にグッときました。
「俺にまかせろ! 俺についてこい !!」
今の日本にこんなリーダーが欲しいですね
まだまだこれからも見に行きたいです
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