劇場公開日 2020年12月11日

「五代友厚さんの通夜の場面、三浦春馬さんの通夜に参列させていただいたような気がしました。」天外者(てんがらもん) t24k26m23さんの映画レビュー(感想・評価)

5.0五代友厚さんの通夜の場面、三浦春馬さんの通夜に参列させていただいたような気がしました。

2020年12月13日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

多くの方々が書かれているように、
五代友厚さん=三浦春馬さんの生き様・言葉のように感じられました。

五代友厚さんの言う、年齢や性別、身分などに関係なく、
皆が夢が持て、夢のある未来を創るということ、
これは今の時代にも通じる課題であり、
三浦春馬さんも俳優という形で世に伝えたかったことなのかもしれません。

地位、名誉、金ではなく、大事なのは目的。
頭では理解できても、到底、自分にはできないと思ってしまいますが、
少しでも本作を観て、三浦春馬さんの鬼気迫る、五代友厚さんそのものであろう言霊を感じ、
私心を少しでも無くして周囲のために生きる瞬間を創れれればと強く感じました。

最後のシーンで、五代友厚さんの通夜/葬儀のシーンが描かれますが、
自分にとっては、三浦春馬さんの葬儀に参列させていただけたような、
そんな有難い・救われるような錯覚を覚え、自然と胸の前で合掌をいたしました。

地方の映画館で、朝一番の時間帯ですが、
それでも自然と拍手が起こり、誰もエンドロールの最後まで席を立ちませんでしたし、
映画館ですが、何かとても厳かで神聖な場に感じました。

私自身、もう1回・2回と映画館で拝見したいと思いますし、
本当に魂が振るえる作品だと思います。

三浦春馬さん、ありがとうございました。

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t24k26m23