「駆け足感が否めないが演技は必見」天外者(てんがらもん) シガツウマレさんの映画レビュー(感想・評価)
駆け足感が否めないが演技は必見
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歴史に疎いため五代友厚という人物がいて、今の日本の礎を築いた一人を知ることができたという点ではよかった。
ただ、彼がやってきた数々の偉業を描くには尺が短くどうしても駆け足感が否めず、展開が早く感情移入しにくい部分が多々あった。遊女はるとの関係は比較的丁寧に描かれていたが、イギリス留学、どうしてあれほどまでに疎まれているのか?、奥様となる豊子との出会いから結婚に至るまで、彼のやってきた事等、知りたい内容が描ききれずといった感じだった。(予算やスケジュールの関係上、難しかったのか…)
三浦春馬さんをはじめとするキャストの演技はとても素晴らしく、熱量を感じた。特に、イギリス軍に囚われた際の五代の見事な殺陣、はるとの出会い〜切ないシーンには魅せられた。
じっくり掘り下げた内容を大河で見てみたいと思った。
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