「泣いて‥考えて‥模索する映画」天外者(てんがらもん) ぷうちゃんさんの映画レビュー(感想・評価)
泣いて‥考えて‥模索する映画
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映像が素晴らしかったです。
ネタバレになりますがハルを背負って岩壁に立つシーンでは引きの映像が絶景で心惹かれました。
西川貴教さんも歌手として拝見していましたが‥演技も意外とできるなって、個性的な表情で楽しませてもらいました。
森永悠希さんは彼らしい優しさが溢れた演技でした。
三浦翔平さんは役者として幅を広げたのではないでしょうか。
今までの坂本龍馬は格好良い竜馬でしたが翔平さんの竜馬は豪快で人間味ある坂本龍馬でした。
こちらの方がしっくりするような気がします。
三浦春馬さんは前評判通り全身全霊の五代友厚でした。
監督はじめ共演者さん達が言う様にスクリーンの中で三浦春馬ではなく五代友厚として彼は確かに生きていました。
驚いた事に泣くシーンでは声を出す泣き方、偲ぶ泣き方、表情で語る泣き方等場面により使い分けていました。
この作品は他の作品よりエンターテイメント性は低いかもしれませんね。
観て楽しむというより観て考えて模索する作品です。
未来をせおう若い世代や子供達に是非、観て欲しいと思いました。
ただ残念なのは…2時間という枠にはおさまらなかった。
もっと深く掘り下げ観たい場面が多々あり、できれば大河や長崎編、大阪編とシリーズ化で観たかった。
つまりそれ程ストーリーに引き込まれたという事です。
もし可能であるならばカットされ使われなかった映像も足して観てみたいと思いました。
群像劇としてはかなり高い評価ではないでしょうか。
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