劇場公開日 2020年12月11日

「三浦春馬さん、躍動感でいっぱいでした!」天外者(てんがらもん) fu_さんの映画レビュー(感想・評価)

2.5三浦春馬さん、躍動感でいっぱいでした!

2020年12月12日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

泣ける

興奮

知的

春馬さんはこれまでの映像作品(テレビ、ドラマ)では、すっと画面に自然に馴染み、的確に役になりきる印象。

舞台では、瞬発力がありエネルギッシユで存在の確かさをしっかり表現。

媒体によって真逆ほどのアプローチができる役者さんだと感じていましたが、今回は、その
融合型(完成形?)に近いもので、表現にも緩急があり観ていて心が震えました。本当に日本だけでは収まらない演技力、表現力を身につけられていたと思います。

有志の方達が企画し立ち上げられた作品ですので、予算的にもかなり厳しく、様々な制約があったと思われます。

その条件下で、過剰な演出や主題歌など削ぎ落とし、役者自身の演技と心意気で、すとんと心に入ってくる、今までにない新鮮な時代劇を観せてもらいました。

役者さん同士やスタッフ関係者がよいものを
作ってやろう!という、各自の役目を切磋琢磨しながら取り組まれた感じが伝わってきます。
そして田中監督がそれぞれの才能を、「引き出す」ことができる実力と人間性、懐の深さをお持ちなのに救われました。
今観るべき映画。是非!

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fu_