「彼こそが、天外者。」天外者(てんがらもん) HARUさんの映画レビュー(感想・評価)
彼こそが、天外者。
冒頭みて、『面白そう!』と感じました。
そしてまずやっぱり、春馬さんは上手。うまい役者さんだなぁと。春馬さんの演技で面白そうと感じられたので。
三浦翔平さんも今までの役風と違い、武骨さが感じられ素敵な演技でした。
内容は正直可もなく不可もなくでした。
五代友厚という人の偉業を描いた作品というだけ、というか。
ただ、朝ドラのスマートな雰囲気だけでなく意外なことも知れたのでそれは良かったです。
映画あるある、駆け足もあり。最後はタタダー!色々ギュ!という。
『あれ?この人もういない??』という。
また、主題歌がないのは何故なのかなぁと思いました。ピッタリなものがあればより感情移入できたのかなと。
冒頭、春馬さんが言う『命粗末にするな』の言葉。やはり、悲しくなりました。
どうしても1つ感情がのってしまった上での観賞でした。
どんなに汚い格好でもなぜか品のある、素敵な役者春馬さん。
春馬さんが演じたから数倍増しで良作になったのかなとも感じました。
貴重な役者さん。私は春馬さんも『天外者』だと思いました。
終盤、鼻をすする方が沢山。
そしてエンドロール後自然と拍手が。
それだけ愛され、惜しまれた方。
その光景に私は正直面食らってしまいましたが、ご本人は嬉しいだろうなぁと。
きっと全国で同じようなことがあったでしょうから。
この作品が最後っぽい雰囲気があるけれど、来年も出演作があります。まだまだ贈り物を残してくれています。楽しみです。
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