「戦争を題材にした脱力系コメディー映画」きまじめ楽隊のぼんやり戦争 野川新栄さんの映画レビュー(感想・評価)
戦争を題材にした脱力系コメディー映画
2021年映画館鑑賞44作品目
5月24日(月)一関シネプラザ
川を隔てて町と町が長いあいだ戦争状態の世界
主人公の露木は下流の河原で鉄砲撃ちをしていたが人事異動で楽隊のトランペット奏者になる話
役者の芝居が全て棒読み
喋り方がおかしい
歩き方もカクカクしていて変だ
『シャルウィーダンス?』の竹中直人の歩き方からシャープさを削ったような動き
ネットを観ると日本の役者はみんな下手クソだと主張する馬鹿がいるがきっとこの映画を観たんだろう
それ以外の邦画といったらアニメしか観ない人に違いない
面白い人が多い
石橋蓮司演じるなんでもすぐに忘れる町長
片桐はいり演じるご飯を増やしたり減らしたりする食堂屋のおばさん
きたろう演じる「盲腸」だの「親知らず」だの女性になぜか厳しい楽隊の隊長
そのほか受付のおばさんとかすぐに人を蹴る砲台の隊長さんなど愉快な人たちが目白押し
平日の日中のせいか僕一人だけだった
大々的に宣伝して全国のイオンシネマで上映してほしい優良コメディー作品
極右や極左の抗議を恐れたのか地味な興行
広く知れ渡っても右とか左の抗議は無さそうだが女性団体からは抗議がありそう
あと楽隊の兵舎狭すぎ
観てるだけでストレスになる
あれでは三密を防げない
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