劇場公開日 2021年3月26日

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「絵本のような戦争ファンタジー」きまじめ楽隊のぼんやり戦争 涼介さんの映画レビュー(感想・評価)

3.0絵本のような戦争ファンタジー

2021年4月4日
iPhoneアプリから投稿

時代設定は昭和初期かな。主人公は川向こうの町と戦争をしている町の兵隊さん。ある日、音楽隊に配属になる。
コメディというよりパロディなのかな。意味のない戦いを揶揄してる感じ。戦闘は毎日9時から5時まで、両方ともきっちり守ります。敵の情報は入ってこないので、市民が知ってる敵の情報は、おろそしい人達らしいって事だけ。毎日繰り返される型にはまった様な日常と、変だと分かっているけれど同調圧力に逆らわない人々。同じセリフを何度も繰り返す演出に同じ音楽の繰り返し。戦争の残酷な面も当たり前に捉える人々。ある意味現代社会をカリカチュア化してんじないかな?と思ったりして。
なんだよこれ〜って思いながらも最後まで楽しめた。ほんと戦争って愚かだよね。

涼介