「【内部崩壊する戦争国家】」きまじめ楽隊のぼんやり戦争 ワンコさんの映画レビュー(感想・評価)
【内部崩壊する戦争国家】
戦争をプロットして、戦争の悲劇というより、バカバカしさをよく伝えている。
(以下ネタバレ)
戦う理由を皆、実はよく知らない。
戦いは仕事だと思い込んでいる。
適宜弾薬を消化しなくてはならない。
思考に応じて配給が異なる。
偉い奴はバカなことしか言わない…というか、繰り返し言う。
バカは自分のことをバカだと思っていない。
息子は輪をかけてバカだ。
盗みも平気だ。
でも、優遇されている。
組織の中身など知る必要はない。
マニュアル通りにやれば良い。
余計なことを考えるのは罪だ。
人は使い捨てだ。
怪我をしたら、お役御免になるだけだ。
自由恋愛などご法度だ。
女は子供を産めなければ役立たずだ。
離縁は当然だ。
国威発揚のために楽隊だって使う。
最新兵器も開発するし、使ってみる。
でも、事実を知ってる奴は必ず潜んでいる。
最後の川のこっち側の大爆発は、戦争国家が内部崩壊した様を象徴的に表しているのだ。
よくも、これだけ盛り込んだものだ。
今でも戦争を美化しようとする輩は沢山いる。
本人は謝ってもいないくせに、日本はどれだけ戦争の謝罪をしなくてはならないのだと疑問だけぶつける輩も沢山いる。
あのリコール軍団も是非、バカな頭で、この作品を観て、バカを自覚すれば良いと思う😁
あっ、あと、あの失言の止まらない人もね。
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