「先ずは知って貰うこと」そこからの光 未来の私から私へ Bacchusさんの映画レビュー(感想・評価)
先ずは知って貰うこと
1993年、大学生の頃に多発性硬化症(MS)を発症した女性の話。
難病指定されている免疫不全の神経障害で症状は人それぞれ。
1万人に1人ぐらいの割合で発症し、寛解はあれど完治はないというこの病気。
なんとなくは聞いたことありましたが良く知らずに鑑賞。
そういえば林家こん平さんがこの病気だったっけ。
投薬とリハビリで寛解した主人公が、当時の日本ではMSの情報を得るのも難しかったことから、情報発信をするべくHPを解説し、法人を作り上げていくストーリー。
主人公の寛解までの奮闘記もあるけれど、法人運営の苦労話がメインという感じで、中でも新薬に関するエピソードのインパクトが強い。
ただ、この新薬に関しては、気持ちはわかるものの、副作用で問題が起きたら国が責任を問われる訳で、あまりにもそこに突っ走しる姿を強調されるのは如何なものかなと。
一応、彼女の意見の反駁もあるにはあるけれど、やっぱり弱いし。
映画としてはドラマが薄く、面白いとかつまらないというものでもなくて、MSという病気があるということや、支援をするグループがありますよというプロモーションという感じかな。
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