「あなたみたいな人?」パリのどこかで、あなたと マリエルさんの映画レビュー(感想・評価)
あなたみたいな人?
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なんというか、身近な感じ?の二人。
ふるさとは空気はきれいだけど(すぐ噂になったりするから)、都会のほうが息しやすい。みたいな事をレミーが言っていて。これ、わかります、私も同感。
ただ、そのぶん都会の人は、たとえ隣に住んでいても、距離があって孤独。
他人ゴトとしてちょっと引いて見ると、笑えるようでもあり。
いや、本人は切実にツライんでしょうけど。
メラニーは。
仕事の重圧が半端じゃないのよね。だからって大切な発表の前の日に、知らない人を部屋に呼んだりするんだ。これって今や普通の事なんですかね、おそらく。
父との別れが男性と付き合う時のトラウマになっていて。誰でもいいから側にいてほしくて、でも心は満たされない。
そして、レミー。
セラピーに通っても恋人をつくるように言われ続けるんじゃ、いつまでも誰とも出会えなかったり、人に声を掛けられないシャイな性格の人はどうすればいいの? 自信を持てって言われてもね。
レミーの場合は、妹の死が根っこにあると、後半でわかります。故郷に帰った時のあの苦しそうな表情は、そういうわけだったのね。
車内で少女と目があったあと倒れてしまったのも、妹のことを思い出したせい。
友人役でピエール・ニネが出てました。
中盤、ちょっと長いかな、と感じました。なかなか二人が出逢わないし。
メラニーとレミー、はたして上手くいくのでしょうか?それはまた別の話になるけれど。
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