「長尺、音楽なし、そして結論もなし…。」由宇子の天秤 caduceusさんの映画レビュー(感想・評価)
長尺、音楽なし、そして結論もなし…。
残念ながら、尺はたっぷりあるが、引っぱって、引っぱって、結局、結論なく終わる。
社会の悪を追うドキュメンタリー監督が、自分の父親の犯罪的行為を隠蔽しようとする。
カメラは固定されず、終始揺れ動き、ストーリーも揺れ動く。
由宇子の天秤も揺れ動くが、最後に何らかの結論は必要だったのではないだろうか。
交通事故は便利だが、安易なストーリー展開だ。
そして、ラストシーンは意味不明。
三半規管が揺れ動き、気持ち悪い上に、ストーリーもはっきりしない、そんな、結論のない芸術作品に触れたい方は、ぜひご覧ください!
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kurakoさんのコメント
2021年9月19日
わかりやすい結論が正義に関してある方がご都合主義だし、本来は嘘ですね。
日本映画の多くややドラマのように嘘が多過ぎるより、心にわだかまりを残すのがリアルに個人的には思いました。