ハースメルのレビュー・感想・評価
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『ママ退屈よ』
超人気女性パンクバンド「サムシング・シー」がGt.Voの主人公の迷走で壊れて行く話。
音楽映画の様ではあるけれど、まともに演奏するのは頭とラストにちょろっとだけで、楽屋やスタジオでの会話劇の様相。
怪しげな信仰にハマっている主人公の身勝手な主張と振る舞いで亀裂が生じて行ったり、慕ってくれている関係ない若手バンドを巻き込んだり。
大きな波がある訳でもなく、テンポも悪くまったりと同じ様なやりとりを繰り返すばかりで冗長。
それと、3ピース3コードで舌出してるけど、それだけでパンクですか?まあ、そんな定義を語ったらパンクじゃないと言われるかw
30分位のショートで作ってくれたらもう少し高評価に出来たかも。
観客を待たせすぎ!
音楽映画、バンド映画なのに、肝心のサムシング・シーが最初にちょこっと演奏して、リーダーのベッキー(エリザベス・モス)がギターを投げつけて楽屋に戻るだけ。ほとんど主役によるバンド演奏がないという変わった作品でもあった。
メインとなるのは楽屋。勝手にツアーをドタキャンしたり、バンドの方針などでぶつかり合う3人のメンバー。マネージャーも借金苦で頭を抱えてしまうほど。極めつけが怪しい呪術師に心酔してしまってるベッキーなのだ。
ライバルだったゼルダ(アンバー・ハード)も良かったし、妹分のバンド「エイカーガールズ」の女の子たちがとてもいい。特にギターの子。腋毛もフサフサでちょっとファンキー♪これがカーラ・デルビーニュなのかな?髪の色もカラフルだったし、彼女たちなら応援したくなってきます!
ミュージシャンが堕ちていくのはほぼアルコールやドラッグ、そしてリーダーは大概チコク魔だという事実・・・実話じゃないんだから、こんなステレオタイプはやめましょうよ。そんでもって、音楽好き、ロック好きの方にはむしろおススメできない作品ですが、ワキゲファンにはお勧めできます。ドイツ出身ロックシンガーのネーナを思い出した。ハースメルってこのことじゃないよね?
長さを感じた
人気パンクバンドメンバーが多忙から心身共に壊れて最後はかつて輝いた舞台に戻るよくある話。
この作品においては立ち直るきっかけが娘である。
ただただそれだけの為個人的にはそれで2時間超えは中々長さを感じ退屈に感じてしまった。
劇中で流れる音楽なんかが自分の感性と合えばまた楽しめたのかも知れないが、その辺りもとことん自分とは合わなかった。
パンクバンドにめちゃくちゃ詳しいわけではないが、エリザベス・モスの年齢やら容姿もまたメンバーとの何か違和感を覚えてしまい中々没入できなかった。
イオンエンターテイメント配給の作品の突然スケジュールに組み込まれる作品はあまりいい作品になかなか出会えないなぁ。
ゼルダ役のアンバー・ハードの美しさには相変わらず魅力された。
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