劇場公開日 2020年11月6日

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「【自らの伴侶に対し、敬愛と感謝の念を持って、日々を生きる事の大切さを描いた作品。大丈夫かな、私・・(詠嘆)】」感謝離 ずっと一緒に NOBUさんの映画レビュー(感想・評価)

3.0【自らの伴侶に対し、敬愛と感謝の念を持って、日々を生きる事の大切さを描いた作品。大丈夫かな、私・・(詠嘆)】

2020年11月30日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

ー今作品のメインターゲットではない事は重々承知しつつ、劇場へ・・-

■今作の魅力

 1.笠井さん夫婦が、新婚当時からお互いを労わり、思い遣りながら二人で生きてきたと思われる描写の数々。
  ・新婚時、妻のために購入した当時の社宅には“大きすぎる”ピアノ
   - ”惚れた弱みかなあ・・”とサラっと、笑顔で言う笠井さん。ナカナカ言えないね・・。同性から見ても、素敵である。-

  ・朝食を妻の分も含めて、キチンと作る笠井さん。そして、朝食を食べながら何気ない会話を笑顔で交わす二人の姿。
   - 夫婦の会話って、大事だよなあ・・。普通に傍にいるからこそ・・。-

  ・夫の靴下に穴が開いているのを見て、”お世話になりました。有難う。ご栄転です・・。”と言ってからゴミ箱に捨てる和子さん。
   - ”いつも、明るい妻に助けられてきましたから・・”と笠井さんは、笑顔を浮かべながら、優しいナースさんに、話していたね。-

 2.和子さんが倒れた後も、健気に笑顔を浮かべて看病し、出来るだけ傍にいる笠井さんの姿。
  ・妻に笑顔が無くなっても、無理に笑顔を作って、傍に居てあげる姿。
  ・そして、笠井さんが無理をしている事を見抜き、優しい言葉を掛けるナースさんも良い。

 3.伴侶が亡くなってしまった後の、笠井さんが哀しみを堪えつつ、和子さんの遺品を整理する姿。和子さんお気に入りの赤いドレスを抱きしめる姿。
  ・キツイなあ・・。私には、無理だなあ・・。ずっと、取って置くだろうなあ・・。

<伴侶との関係性を、いつも良好に保つのは、とても難しい。(ここ、物凄く実感こもってます・・。)
 けれど、心の片隅にいつでも相手に対する思いやりや敬愛する気持ち、出来るだけ会話をする事の大切さを、今更ながら感じた作品。
 定年なんて、まだまだ先だと思っているが、時が過ぎるのは早い。
 ”その時になって”問われるのは、
 -夫婦で、どのように生きてきたかと言う事実だろうなあ、ー とも感じた作品。>

■感動に水を差す言葉
 ・今作では、奧さんが倒れてしまったが、
  当家では間違いなく私の方が先であろう・・。

  その時に、”氷の冷笑”を浮かべた家人が、動けない私に対して
  ”お世話になりました。有難う。ご栄転です・・。”
  と言って、ポイっと捨てられないように気を付けよう・・・・・・・・・(涙)
  と、激しく思った作品でもある・・。

NOBU