「ノルウェーの救急は113」MORTAL モータル kossyさんの映画レビュー(感想・評価)
ノルウェーの救急は113
MORTALとは人間の意味であるという前置き。そうなんだ・・・
エリックが起こした事件や数々の奇跡によって、ネット上でも彼が雷神トールではないかと話題を呼ぶ。彼が善人であると信じたクリスティーヌと、次第に二人を助けるようになる警察官ヘンリク。アメリカ政府はエリックの引き渡しを要求して強制送還させようとするが、ヘリコプターが突然の雷雲と稲妻によって墜落。
雷神トールとは、MCUでもお馴染みのマイティー・ソーの北欧読み。ラグナロクやアスガルドという言葉も飛び交うし、エリックがハンマーを持つところでマーベルファンなら「おおー!」ってなること間違いなし。過去における火災現場についても調査を始め、やがてエリックが本当にトールの末裔ではないかと信じるクリスティーヌとヘンリク。そして悲劇が彼らを襲う・・・
面白い!人間にとっては邪悪な存在になるかもしれないと疑心暗鬼を生じるアメリカ政府だが、やはり兵器利用できるだろうとか即刻抹殺しようとか、人間の心の醜さも見え隠れする。そこで意味を成してくるのが「MORTAL」の意味。かつて習った意味は「死すべき運命にあるもの」すなわち「神ではない、人間」とかだった気がします。反対語はIMMORTAL=GOD。ここでは、エリックがImmortalであり、彼を攻撃する軍や一般庶民がMortal。終盤の展開では人間の愚かさをも考えさせtくれた。
突然のエンディングは呆気にとられてしまい、若干評価は落ちたが、この世界観は最高。北欧神話の映画はどんどん増えてほしい。
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