「彼をマッドエンジニアととらえても過言ではないかもしれない。」AK-47 最強の銃 誕生の秘密 マサシさんの映画レビュー(感想・評価)
彼をマッドエンジニアととらえても過言ではないかもしれない。
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ソ連と言う国家には邪険にされたが、彼は本当は偉大な技術者であり、正当に評価されなければならない。彼は祖国を救ったんだから。
って言いたいんでしょう。
しかし、彼は白軍に属した「コサック出身階級」であり、この映画でも「兄との再開」で描かれていたように、若い頃は、ソ連当局から正当に評価を得られる立場ではありませんでした。また、西ウクライナで赤軍に入隊したとする情報も作られてた情報の可能性が高いようです。ウクライナ人ではありません。
要はパテントを彼は国家に奪われたといいたいのでしょうか?しかし、長生きして地位を得ているわけですから。
明らかで、間違いない事は彼はロシア人であり、ソ連共産党員であり、2013年に亡くなるまで、体制側に居座った「武器の技術者」だったと言うことです。最終階級は「中将」です。ソ連軍ではありません。ロシア軍です。
カラシニコフによる戦争犠牲者は一つの紛争だけでも、10万人を超えます。
さて
ロシアのウクライナ進行二年前。彼の話を扱ったこの映画をどう評価すべきでしょうか?
勿論、歴史にたらねばはありませんから、彼がいなければ、歴史が変わったとはいえませんが。
最後に彼は祖国を救うためにカラシニコフ銃を開発したと明言しますが、その祖国戦でロシアの若者は2000万人以上亡くなっています。「守る」と言う大義名分で2000万もの人間が亡くなっているのです。勿論、侵略者ナチスドイツの戦死者は除いての話です。
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