「太っちょといえば三大寺一」ホワイト・ストーム Bacchusさんの映画レビュー(感想・評価)
太っちょといえば三大寺一
2004年、麻薬禁止の香港最大マフィアにいた2人の幹部の内の1人が掟を破り、もう1人が彼に制裁を行い、遺恨を残して共に組織から離れた15年後の話。
スジを通して組織を辞めて、表の世界で金融王と呼ばれるまでになったティン。
一方、破門され香港の麻薬四天王の一人とまで呼ばれるまでにになった地蔵。
麻薬で沢山のものを失い麻薬を撲滅させたいティンと、香港の麻薬を牛耳ろうとする地蔵という2人が絡んでいくストーリー。
登場人物が結構多く、丁寧に背景や展開を描きたいのだろうけど、詰め込んで詰め込んで詰め込んで、あっちこっちシーンが跳びまくり。
大して出番の無い刑事にフラグも回収も要らないし、弟分にしても、馬にしても、and more…。
展開は速いけど、テンポが良いというより慌ただしくて、連ドラを総集編にしたかの様だし、話自体は漢臭いのに、重さが感じられず漢臭さも薄れてしまっている印象。
派手な銃撃戦満載!転落死満載!?結構ぶっ飛んだカーチェイスもあってスリリングだし、話自体は非情に好みだし、面白かったけど、もうちょっと落ち着いてみせて欲しかった。
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